2017年6月3日（土）〜1泊　　大渡キャンプ場


外界から隔離されたガラパゴス諸島の生態系が、独自の進化を遂げたように、

外界から隔離された立地環境ゆえ、音楽キャンプ場として独自の進化を遂げたキャンプ場があります。



その名も・・・道志キャンプ・ガラパゴス The オワタ



ここでは外来生物の放浪親子キャンパー

道志最高ロケーションの大渡キャンプ場へ、1年ぶりの潜入です。。。

2016年、衝撃のリニューアルを果たした看板を目印に

道志みちを左折します。


ここは津久井湖側から来ると近いですね〜。

実は放浪親子キャンパー（子）もお気に入りのキャンプ場。

理由は・・・「近いから」（爆）











恐怖のグネグネ道を100mほど下ったところに管理棟があります。

さて、今日の料金はいくらかな〜？











大人：1,000円
子供：600円
車：1,000円
テント：1,000円
管理費：500円
合計：4,100円でした〜（チ〜ン）


ちなみに、前回は車が2,000円、子供（小学2年）はサービス（0円）

管理費は3家族で分割ということで、結局4,000円程度と大して変わりませんが、

料金計算方法の不安定さは噂どおりですな。












時刻は既に14時過ぎ。

先に到着しているさーちゃんママさんを探し、場内奥へと車を走らせると

思わぬ方にお会いして、爆笑しました。











なんと偶然登場されたのは、リアルジャンボキャンプ・酩酊ブロガーのジュウシンさんではないですか〜。

期せずしての１年ぶりの再会＠１年前と同じキャンプ場ということで、

お互いニヤニヤが止まりません。



最近釣りを始めたジュウシンさん・・・

過去に熱狂的釣りキチだったワタクシが、先輩面して仕掛けの結び方を教えたまではよかったのですが、

クロカワムシをワイルドに捕まえて、華麗にヤマメを釣り上げる作戦は敢えなく失敗。


・・・なぜって、この辺りクロカワムシが全然居ないっすよ〜










そんなこんなで、ジュウシンさんの釣りを見ながら適当に設営しているうちに、

子供たちが場内探検だ〜♪と遊びに行ったので、私も付いて行くことに。。。

（このキャンプ場で、子供から目を離すのは危険です。川に落ちたら大人でも溺れそうです。）











新緑眩しい場内を、上流側へと向かいます。











到着したのは、前回設営した中州っぽいサイト。

車の乗り入れは出来ませんが、圧倒的なロケーション。











サイトからの眺めは、ご覧の通り。

巨石ゴロゴロの野趣溢れる The オワタのロケーションは

やはり「道志最高」と言っても、過言では無いでしょう。











・・・ようやく設営も終わり、午後のまったりとした時間を過ごします。


昨年11月・山伏以来の再会となった、さーちゃんママさんと旦那様のyoichiさん、

今回は新アイテム・話題のDODチーズタープを初投入♪

一部、私のギアが混在しておしゃれ感が薄れてしまいましたが（汗）

色々おしゃれギアも増えたようで、今年も仲良し夫婦のキャンプ熱が盛り上がってますね〜♪











一方・・・

元祖物欲王のジュウシンさんも負けてはいません。（←何の勝ち負け？）

こちらは高級新幕・夜バーグのスタタコだったか？（←明らかに違う）

やはり高級幕の質感は違いますな〜。











夕暮れが迫り、各自おもむろに夕食の準備に取り掛かりました。


グルキャンだとおしゃべりが楽しくて、なかなかキャンプ場そのものへ目が行かなくなりますが、

ふとした瞬間に感じる、このキャンプ場の野営感は堪りません。











さて、今日は豚バラブロックで熱薫を作ります。

実は放浪親子キャンパーの数少ない得意料理。














調理を開始した矢先だったでしょうか？

管理人のおじいちゃんが「19時半くらいまでには風呂に入って〜」

とおっしゃるので、ダッチオーブンに炭を載せたまま親子で風呂へ向かいます。


お風呂は別料金で、大人500円、子供300円

入浴時に支払うシステムです。











前回訪問時は、警戒して誰も入らなかったこちらのお風呂

いよいよ、The オワタの風呂のベールがはがされます！











ガラガラ・・・と引き戸を開けると、中はちょっとした旅館のような雰囲気。

なぜだかムーディな灯りが出迎えてくれます。


ここで靴を脱いで建物内へ上がるわけですが、

特筆すべきは廊下のツルピカ具合。


裸足＋板の間ということで、少しの砂埃でも検知可能な臨戦態勢で臨んだわけですが、

砂の一粒、ホコリのひとかけら、髪の毛一本も落ちていません。

とにかく素晴らしい清掃具合でした。











風呂はてっきり貸切家族風呂かと思いましたが、この日は男女別方式。

恐らく日によって臨機応変なのでしょう。











さあ、いよいよ脱衣所〜浴室へと向かいます。











お〜！　わた（爆）


そこに現れたのは、不人気老舗キャンプ場のそれとは思えない、超マトモなお風呂！

ちょっとした旅館クラスのお風呂です。











しかしながら、シャワーの水圧は激弱・・・

まあ、キレイなお風呂ですので、それくらい我慢しましょう。


それにしても、このお風呂は期待？を完全に裏切られました〜。

とても気持ちよかったです。












・・・ひとっ風呂浴びて、サイトへと戻ります。

放置プレイの豚バラ熱薫も、いい感じの色になってきましたな〜。











この日の夕食は、自称ずぼらママのさーちゃんママさんが、

手際良くたくさんのお料理を作って下さいました。

全然ずぼらじゃないですよ〜。












ピザオーブンでピザを焼き、、、










自宅で漬け込んで来たスペアリブを炭火で焼いてくれます。

GWの放浪親子キャンパーに触発されてのメニュー選定だったようですが、

さーちゃんママさんのスペアリブの方が断然美味しかったです。

・・・なんでもプルコギのタレを足したとか？



他にもスパゲティまで茹でてくださって、子供たちの食事は結局全部さーちゃんママさんに

作ってもらいました。

・・・ごちそうさまでした。









こうして、The オワタの夜は、道志川の轟音と共に更けていきました。。。













食事の後は、ジュウシンさんの息子さん・レン君が花火をお勧めしてくるので、

大人全員＋レン君で花火をたっぷり楽しみました。（女の子二人は花火に興味無し）


この花火を誘う時、レン君がさーちゃんママさんに

「ねぇ〜、そこの女の子〜」

と話しかけたのがすごく可笑しかった〜。

さーちゃんママさんは、めっちゃ喜んでました。（爆）

（まあ、実際とてもお若いのですけどね。）











子供を寝かせた後は、周りを気にすることも無く、焚き火トークを楽しみました。

この日の宿泊客は、我々以外は１組だけ。

しかも距離にして80mほど離れていることと、川の轟音でトイレに行くとき以外は

その気配すら感じませんでした。



キャンプに、必要以上にのめり込んだメンバーで話す内容といったら、キャンプとブログのことばかり（爆）

さーちゃんママさんがあの巨匠の動画のモノマネやら、管理人さんのモノマネを披露し、

ジュウシンさんは生ジュウシン節で語ります。（←つまり酔ってる（爆））





話が道志の各キャンプ場の管理人さんの話になったとき

ジュウシンさんが急に冷静になり

「何？この、ものすごく限定的な、ここでしか通じないような会話は！」

と言ったのが、とても可笑しかったです。





そんな、ほぼ貸切の夜をエンジョイしていたのですが、

The オワタの夜に戦慄が走りました。



時刻は23時ちょうど・・・なんと2台の車が結構なスピードで我々のテントの横をすり抜けて、

50mほど離れた場内最奥で設営を始めたのです。



さすがにこれには焦りましたが、よくよく思い出してみると

夕方に管理人のおじいちゃんが電話をしながら、そっちの方を確認していたので

どうやら常連さんが事前に行くことを伝えていたようです。



・・・にしても、23時にチェックインで、日付も変わって0時に設営完了！って、、、

新手のデイキャンプか！（爆）





さすが、キャンプガラパゴス The オワタ

我々、外来生物レベルでは到底予測出来ないようなことが起こります。



というわけで、このキャンプ場で、特に迷彩柄のテントを張る人は

夜中に轢かれないように気を付けて下さい。。。









そして、翌朝・・・











今朝も清流・道志川は、轟音と共に流れています。


キャンプ場で迎える朝は、いつも気持ちの良いものですが、

このロケーションで迎える朝は、更に格別です。











深い谷に位置する The オワタに、遅い朝陽が差し込みました。

陽光に照らされた新緑が、オワタの谷に清々しい朝の到来を告げます、











高級新幕でぐっすり熟睡出来たこの方も、ようやく起き出したようですね〜。

釣果はイマイチでしたが、ロケーションは最高です。

（私も竿を借りて少しやってみましたが、釣れませんでした（汗））











朝食後、子供たちは浅瀬で水鉄砲をして楽しんでいました。

任天堂DSの充電が切れて、ようやくキャンプっぽい遊びになりましたな。。。











さて、この後、まさかのNamiheiさんご一家登場で盛り上がったのは先日記事に書いた通り。

釣りに夢中なジュウシンさんを除いて（爆）、

せっかくですので、大渡名物・三段の滝へと向かいます。


もちろん気分は水曜スペシャル！（爆）・・・って、さーちゃんママさん世代だと知らないよね〜？











「Nami・しく・さー」こと、川口浩庵探検隊（←重度のキャンプ脳（爆））は、

前人未踏のジャングルへと分け入ります。。。



「隊長！面白いクモ見つけました！」

そう言って、隊員が差し出したクモを持っている手を、

隊長がバシッ！と払いのけます。

「バカヤロー！毒グモじゃねぇか！」



・・・っていう、くだりが小学校のときに流行って、

「バカヤロー！ただの消しゴムじゃねぇか！」

とかって、遊んでました（爆）










探検隊は、道無き道を進みます。

ちなみに、所要時間は片道10分・・・みじかっ！











そして、遂に到着した大渡三段の滝・・・

やはりオワタでこの散策は外せませんね♪










・・・で、結局「幻の猿人」は、どうなったのかわかりませんが（汗）

一行は満足気に来た道を戻りましたとさ。。。











そして、最後に橋の上からは、この景色。

実は、私が最初にこのキャンプ場に興味を持ったのは、画像検索で出てきたこのアングルの写真でした。

こんなロケーションのキャンプ場、そうそうお目にかかれないでしょう〜？



数ある道志の怪しい雰囲気のキャンプ場のなかでも、

異色の進化を遂げた「道志キャンプ・ガラパゴス The オワタ」

またの名を「道志最高ロケーション」



おじいちゃんの管理人さんが、お一人で管理されているように見受けられるコチラのキャンプ場

果たして10年後はどうなっているのだろうか・・・



外来生物レベルの放浪親子キャンパーには、10年後の姿など到底想像も付きませんが、

この時代にキャンプをしていた証として、The オワタの素晴らしいロケーションを

このブログに残しておきたいと思います。





最後に、ご一緒して下さったさーちゃんママさんとyoichiさん、そしてジャンボジュウシンさんとNamiheiさん

ありがとうございました。





（おしまい）