2016年10月9日（日）〜1泊　　オートキャンプ長又


道志のキャンプ場を訪れると、20年以上前にタイムスリップしたような感覚に陥ることがよくあります。

「おーときゃんぷ長又」も、間違いなくその類いのキャンプ場と言えるでしょう。



1990年代に全盛期を迎えたオートキャンプブーム・・・

まさにその時代を想い起こさせる場内は、

今も変わらず、多くのお客さんで賑わっているようです。。。

10月3連休の2日目、

土砂降り雨と入れ違いで到着したのは11時頃だったでしょうか。

出迎えてくれたのは、ちょっぴり雑然とした管理棟前。

・・・でも、いいんです。

これが長又の味でもあるんですよね〜。











料金体系はご覧のとおり。

道志は、親子2人だと安くで済むのが助かります。（ここでは、3,600円）

さらに、お風呂無料がなんともうれしい限りですね。











薪は400円で、一般的な量でした。

ここ１年ほどで、道志でも300円のキャンプ場は少なくなってしまったかな？











場内は大きく分けると３つのエリアになります。

■　清流沿いの「河畔サイト」

■　メインサイトの「林間サイト」

■　少し離れた場所にある「滝の下サイト」



前日に電話予約した放浪親子キャンパーは、14番に案内されました。

通路を挟んだ反対側「P14」に駐車するスタイルのサイトです。

ちなみに正規のチェックイン時刻は13時ですが、

前日予約時に早めのインもOKと確認済でした。









到着時、河畔サイトはほぼ満サイトでしたが、林間サイトは半分以上空いていました。

前日土曜日はかなりの悪天候でしたので、キャンセルも結構出たとのこと。











今のうちに、空いている林間サイト最上段10〜11あたりを偵察しておきましょうか。。。











ほほ〜、10〜11からの眺めは、ご覧のとおりで野趣たっぷり。

この沢の上流には、例の人気キャンプ場「とやの沢」があるわけですな。。。












・・・とかなんとか、無駄な動きも交えつつ（爆）

設営完了マイサイト。

やはり前評判通り、若干狭めのサイト構成ではありますが、

これで駐車スペースは別ですし、致命的ではないでしょう。

ちなみにこのテントのサイズは、2.7m×4.3m











平らなところを狙って張ったので、若干前方スペースが狭くなってしまいましたが、、、

今日の焚き火は後ろでやりましょう。











サイトの眼下には、河畔サイトの31番あたりでしょうか。

高低差もあるので、なかなかいい眺めです。











河畔サイトの30〜29あたりを見下ろしています。

やはり河畔は人気のようですね〜。












さて、設営も済んだので場内の探索へ。

やはり初めて来るキャンプ場は、新鮮な気分になれますね♪


こちらは、管理棟裏にあるメインの炊事場。











数は十分で、清掃もしっかりされています。

生ゴミ用のバケツも置いてあったようですね。











お次はトイレ。

こちらは男子用で、洋式２、和式１。











暖房便座は無しで、ちょっと臭うトイレでした。

とはいえ、キャンプ場としては、標準的なレベルでしょう。











こちらは反対面にある女子×３室です。












管理棟の前を通り過ぎ、坂道を下って行くと、滝の下サイトがあります。

こちらは結構孤立したスペースで、1組だけだと夜寂しいでしょう。

でも、この日は沢山のお客さんが居ました〜。











滝の下サイトからは、こんな道を登って行くと、管理棟前に戻れます。

夜は寂しいでしょうね・・・（お風呂に行く時に通ります。）











さて、賑やかなメインサイトに戻りましょう。

こちらは長又を象徴する”浅い”清流・・・沢の名前は、「とやの沢」なんですかね？












何やら人が集まり出しましたが、ニジマスのつかみどりをしているようです。

希望の匹数を申告すると、生け簀から青い網で区切られた範囲へニジマスが放流されます。

それをワーキャー言いながら捕まえる仕組みです。

2匹で500円だったかな？

その後の下処理も、管理人さんたちが手伝ってくれていましたよ。











川はとにかく浅くてキレイ♪

ここまで安心して遊べる清流も珍しいのではないでしょうか。












川の横にはバンガローも３棟だけあり、この後お客さんが来ていました。











そうこうするうちに、時刻は15時・・・楽しみにしていたお風呂の時間です。

お風呂は1時間の男女交代制でした。










中へ入ると・・・脱衣所のスペースは十分。

４人くらいで同時使用可能でしょう。











シャワーは４＋２＝６箇所あります。

シャンプー等の備え付けはありませんので、持参して下さい。











ご自慢の岩風呂は・・・ご覧のとおり、ハイレベルです。

深さもしっかり、お湯も熱めで申し分無し。

大人３人が入るとちょうどいい大きさでしょう。

つまり、山伏より広く、とやの沢よりは少し狭い。

（・・・って、キャンプ場データベースが充実し過ぎ（爆））











風呂から出たら、夕飯の準備に取り掛かります。

今夜のメニューは、市販のピザにトッピング追加で挑みます。

追加するのは、ブラウンマッシュルームとトマト、そして定番ウィンナー。











いつものカトラリーナイフで材料のカットを。

ホ〜、、、頑張っているようですね。











久しぶりのNO雨＆オートキャンプということで、ダッチオーブンを投入〜♪

今日は炭をフタに載せる作業も、娘に手伝ってもらいました。











「ダッチオーブンを使うとキャンプ気分120%増し」・・・というキャンプ格言があったか？無かったか？

とにもかくにも絵になりますな。

ちなみに帰宅してから洗浄＆乾燥＆オイル塗りをやると泣きたくなるので、

この日はキャンプ場で全部済ませました。











・・・案の定、なかなか焼けずに15分以上かかったかな？

上面はいい感じですが、底面が焦げてしまいました。

久々のダッチオーブンですっかりボケていましたが、

網の底上げをして、下火を弱く、上火を強く、が適切だったようです・・・次回にチャレンジ♪



ちなみに、ピザはダイエー津久井店で購入した「４種のチーズピザ」という商品。

ほんとにチーズしか載っていませんでした。

が、追加トッピングでいい感じの仕上がりに。

特にトマトが効果的でしたね。









19時頃だったでしょうか？

管理棟の前で、何やら音の無い打ち上げ花火のようなものが上がり始めました。

コ、コレは？！

長又新名物の「光るびゅんびゅん竹とんぼ」（1本100円）



パチンコ風に飛ばす竹とんぼ的なものの先端に、

青色ダイオードが仕込んであるわけですが・・・

まさか、ノーベル賞の中村教授も、こんなところで飛ばされているとは気付く由もなし！（爆）









ひととおり遊んだら、サイトに帰って、びゅんびゅん竹とんぼの２次利用を。

ふと思うと、我々キャンパーはLEDの恩恵を大きく受けていますよね。。。



（シャッター速度：2sec）









この日の気温は、それほど下がらず、朝の気温で10℃を少し上回っていたようです。

親：タスマンコンパクトX-18 ＋ ニトリ毛布

子：キッズマミーC4 ＋ ニトリ毛布












そして、翌朝・・・

昨日到着時には半分空きだった林間サイトも、

あれよあれよという間に、ほぼ満サイトになっていました。

前日に予約が増えたとのことで、皆さん臨機応変ですね。











人気の河畔サイトも、もちろんびっしり埋まってます。

しかし、この管理棟前は、常に子供の遊び場になってますので、

ボールやら、光る竹とんぼやらが、車に当たる可能性もあり。

新車のBMW等でお越しの方は、避けた方がいいでしょう。











常に湿度の高い道志の上（かみ）

至るところにコケが生えているのが印象的です。

（左：トイレへの通路前　右：管理棟の屋根）











この日の天気予報は晴れだと思っていましたが、

曇り空で急に冷え込んだ午前中となりました。

時間もあるので場内を散策し、20年前のキャンプシーンに想いを巡らせます。











長又のオープンは1993年・・・今から23年前です。

管理されているのは、HPにも出てくるおかみさんと、その娘さんと息子さんでしょうか？

キャンプ場の管理棟で若い方を見ると、なぜだかとてもホッとします。











その息子さんらしき方に、「チェックアウト12時くらいでもいいですか？」と確認したところ、

「今日は帰る方ばかりですので、全然いいですよ。」と、当然のごとくOKしてくれました。











キャンプ場経営も慈善事業ではありませんから、生活のためには利益の確保も重要でしょう。

それでも、空いていればアーリー＆レイト無料、お風呂無料、そして料金は全て税込み表示と、

利用者視点でうれしいサービスがごく当たり前に継続していること、

それがこのキャンプ場の人気の理由なのではないかと思うのです。











・・・ダラダラと撤収をしていると、時刻は11時過ぎ。

簡単に昼食を済ませてから、帰路に就くとしますか。。。



オートキャンプ長又・・・道志キャンプ クロニクル


20年前にタイムスリップしたかのようなキャンプ場には、

効率のみを追求し過ぎた現代社会とは、全く違う時間が流れていました。


ここに来るリピーターの方々は、そんな長又らしい時間の流れを楽しみ、

キャンプをしながら古き良き時代への時間旅行もしているのかもしれません。





貴方も、忙しい日常を離れて、長又のゆったりとした時間の流れに

身を委ねてみてはいかがでしょうか？





（おしまい）






最後に恐縮ながら採点です。

料金　　：★★★★☆　　人数制なので、少人数ファミリーにはgood
写真映え：★★★☆☆　　超絶ロケーションを求めるキャンプ場ではないでしょう。
　　　　　　　　　　　　ゆるい感じで楽しみましょう。
遊具　　：★★★☆☆　　ニジマスつかみどりがメインです。
　　　　　　　　　　　　川は浅く、小さな子供が遊ぶには最適。
　　　　　　　　　　　　バトミントンなんかも置いてありました。
炊事場　：★★★★☆　　キレイです。数も多い。
　　　　　　　　　　　　お湯は出ません。
トイレ　：★★★☆☆　　標準的なトイレです。
　　　　　　　　　　　　暖房便座は無し。
薪　　　：ーーーーー　　400円で標準量。
　　　　　　　　　　　　（買ってないので評価無し）
ゴミ　　：★★☆☆☆　　生ゴミ、PET、空き缶、炭は捨てれます。
　　　　　　　　　　　　燃えるゴミは、持ち帰りが道志標準です。
安心感　：★★★★☆　　滝の下サイト以外は、安心感が高いですね。
風呂　　：★★★★★　　2011年に改装したというキレイなお風呂。
　　　　　　　　　　　　無料でこれなら文句無しでしょう。
　　　　　　　　　　　　かなりポイント高いです。
総合　　：★★★★☆　　全体にゆるい印象を受ける、道志らしい好キャンプ場。
　　　　　　　　　　　　人気とはいえ、前日でも予約出来たことから、
　　　　　　　　　　　　夏の連休以外は、空いている可能性が高そう。
　　　　　　　　　　　　水捌け最高の風呂付きキャンプ、道志みちから一本入っていて
　　　　　　　　　　　　バイク音が小さめなのもポイント高し！



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