2020年12月・・・ということは今からちょうど１年前に初めて訪れてから

6回目の発光路釣行である。

この5回、毎回少なくとも午前中は大物専の3号池に入っているのだが、

お目当ての40cmオーバーを釣り上げたのはわずか2回（2匹）

毎度苦戦を強いられるのはわかっているのだが、

釣れればデカイという一攫千金的な釣り場はなかなか他に代わりが無いので、

また懲りずに来てしまったわけである。。。



＜過去戦歴＞

6:46

夏期の間は、早朝4時半オープンの料金1,000円増しという、

ありがた迷惑な営業時間であったが（爆）

11月は7時オープンという、まあ妥当な時間からの開始である。











場内の紅葉は、終わりかけの様相であったが、まだ部分的には色が残っているところもある。

そういえば春には道中の桜が大変見事であったが、この季節は行きも帰りも真っ暗で

道中の様子は知る由も無い（笑）



この日の往路で、暗闇の道路ど真ん中に シカ が立ち尽くしていたのには大変驚いた。

しばらく対峙したあとに、おとなしく立ち去ってくれたので実害は無くてよかったのだが。









7:09

チケット購入後にいつものように３号池に向かうが、今日は３号池狙いの人が意外に多く、

かなり端っこの方に陣取らざるを得なかった。

・・・が、これがこの日のラッキーな釣果につながるとは、私を含め誰も想像しなかっただろう。











3号池は、ご存知の通り「大物専」という絶対的な魅力がある反面、

大枚を叩いたのにボウズで終わる確率も非常に高く、

まさに「ハイリスクハイリターン」な釣り場なのである。

それはつまり「朝イチだからといって容易に釣れる」などということは決して無く、

私は過去の経験からスプーンのカラーチェンジなどで粘る意味はほぼ皆無と考えて、

早々に殿下の宝刀「セニョール」へとルアーチェンジした。

すると、、、




ZacT craft(ザクトクラフト) ルアー セニョールトルネード 100mm 1.7g








ブルブルッ！









7:18

デ〜ン（爆）



何と驚いたことに、開始10分足らずで、いきなりの大物がヒット！

そして過去何度となく、大物をヒットさせては、

単なるバラシやラインブレイクでそのチャンスをふいにしてきたが、

今日は全ての歯車がうまく噛み合ったのか、このワンチャンスを手中に収めることが出来たのだ。



ちなみにラインはPE0.3号+フロロ（リーダー）0.8号

ノットを、ライン間は「誠哉ノット」から「トリプルサージェンス」に、

スナップ部は「ユニノット」から「パロマーノット」にそれぞれ最近変更したのだが、

ラインブレイク（もしくは結び目のブレイク）が格段に減ったように感じる。




DUEL ( デュエル ) PEライン 釣り糸 アーマード F アジ・メバル



クレハ(KUREHA) ハリス シーガー エース 60m









9:08

既に目標の大物×１匹は獲っており、余裕の気持ちで管理棟脇へのトイレへと向かう。










場内の景色もやさぐれた心理状態で見るのとは雲泥の差である。

晩秋の場内を思わず写真に収めたくもなる（笑）











10:25

放流のトラックが到着。

その構造から察するに、水槽が４つに別れているのだろうか。

その１／４のエリアから魚が放出される訳だが、荷台のサイズからわかるように

それほど大量の大型魚が放流されているようには見えなかった。



ここ発光路3号池の放流は「放流後の沈黙」がもはやデフォルトで、

最初から大して期待はしていなかった。

ここでの最大のチャンスは、むしろ昼前と午後に各1回、突然おこなわれる「ペレット撒き」であり、

そのときにだけ、池の底から何百匹もの大型魚が水面直下に躍り出るのだ。








とはいえ、いちおう私もオレ金スプーンを投げてみるが、やはり釣れる気配は無い。

ならば、とセニョールを投げたり、ブルブル強めのクランクを投げたりしてみるが、

「梨のつぶて」である。

15分ほどして、ダメ元でまたスプーンに戻ってみる。

オレ金は流石にもう飽きられただろうと思い、赤金のMIU2.2gをチョイスし、

着水後すぐに、ややゆっくり目でリトリーブしていると、、、




フォレスト(FOREST) ルアー ミュースタンダード 2.2g新色 No.01









グイグイグイーン！











10:42

大型魚特有の「寄せては逃げる」の攻防を何度か繰り返したが、

まだ輸送から時間もそれほど経っておらず、魚の体調も本調子では無かったのか、

ほどほどでネットイン。

ここ3号池では、これまで何度もバラしているだけに、

今日の２ヒット２キャッチは本当に感慨深い。











サイズは自己最高の 61cm

赤いネット枠は41cmほどなので、魚体が完全にはみ出している。

このネットですくえるのは、これくらいのサイズが限界かもしれない。






プロックス(PROX) ラバーランディングネット
（15型を使用）









発光路の1日券は、40cmオーバーのキープは2匹までのため、

既に朝一からキープしていた51cmといっしょに捌き場へ直行する。

釣り場のおかみさん？の見立てによると、51cmの方はヤシオマスで、61cmは姫神サーモン。

合計で、8,000円くらいとのこと（爆）（仕入れ値？市価？）











もちろん、どちらも文句の付けようのない赤身であり、

お腹からは、イクラのような卵ではなく、フォアグラのような肝臓が大量に出てきた。

脂のノリもご覧の通りである。











11:23

もうこれ以上3号池の大物を釣り上げたところで、キープも出来ないので、

3号池を引き払って2号池に釣り座を構えることにした。










これまで2号池は大の苦手で、ただの一度も魚を釣り上げたことはなかったのだが、

この日は、あるルアーを多用することにより、一定の釣果を上げることが出来たのだ。

あるルアーとは、このルアー・・・そう、ペレットペレットSSである。




Bassday(バスデイ) ペレットペレット SS 20mm 1.9g ダークブラウンペレット #128








発光路の森のルールについては、こちらをご確認いただきたい → 公式HP

1.9cm以下のルアーは禁止されているので、ペレットペレットの 2cm はギリギリである（笑）

ちょうどペレット撒きが始まったので、そのまま使用していたのだが、

他のあらゆるルアーよりも明らかに反応が良い。

ペレット撒きが終わった後もしばらくはその余韻で釣れるようだ。



11:28（6匹目、3〜5匹目は写真なし）




11:34（7匹目）




11:43（8匹目）


7〜8匹目はサクラマス（もしくはヤマメ）が、連チャンしたが、

3倍体サクラマスという風貌ではないように感じた。

もっとも、40cmオーバーのサクラマスが釣れてもキープ出来ないのだが。。。





11:48（9匹目）




11:52（10匹目）


ペレットペレットというルアーは、その如何にも釣れそうな風貌とは裏腹に、

「激釣れルアー」として、大人気になるわけでもなく、品薄になるわけでも無い。

しかし、殊（こと）発光路においては、必携ルアーのひとつと云えるのでは無いだろうか。

もちろん、魚たちもそれをわかっていて、注意深く観察をしたり、浅く咥えたりして、

自衛策を練っているのだが、特にペレット撒き時には、その効果は明らかだ。

バスデイ ペレットペレット エリアトラウト ルアー

バスデイ ペレットペレット エリアトラウト ルアー









12:05

2号池で一通り釣った後に、余裕のランチタイムとする。









流石にそろそろペレットタイムの余韻も薄れてきたので、

セニョールも投入してみるが、反応はそれほど良くない。

13:29（11匹目）



13:35（12匹目）





ここで、まだ少し早いが恒例の？おやつタイムとする。

セブンイレブンの新商品で、フレンチクルーラー風の次は、

ポンデリング風の（要冷蔵）ドーナツが出ていたので、初めて買ってみた。

・・・結構美味しい（笑）

14:03






その後も、基本的にはペレットペレットSSのフォールが一番よく釣れた。

この釣りは、アタリが明確に手感に出ない場合も多そうなので、

ラインでアタリを取れる人は、もっとたくさん釣れそうだ。

14:20（13匹目）



14:45（14匹目）



14:52（15匹目）



15:01（16匹目）






最後はようやく空いてきた1号池で締めである。

というか、上の何匹かも1号池で釣った気がするのだが、

やはり釣り座を変えた時に写真を撮っておかないとわからなくなってしまう（苦笑）





16:09（17匹目）


1号池も終日人が多かったので、スプーンへの反応はかなり鈍くなっていた。

唯一結果を出したスプーンも、ペレットっぽいカラー（笑）

(1.6g) パル陽炎　＃09 陽炎オリーブペレット　KAGEROU PAL Spoon 1.6g　＜フォレスト＞

(1.6g) パル陽炎　＃09 陽炎オリーブペレット　KAGEROU PAL Spoon 1.6g　＜フォレスト＞




あとは、暗くなってからグローカラーのPAL3.8gで2匹ほど釣れた。

「xxグロー」というカラーは多いが、UVライトを照射しなくても

ここまで強烈に光るルアーは、あまり無いように思う。

16:19（18匹目）

(3.8g) パル スタンダード　＃25 グリーングロー　PAL Spoon 3.8g　［グローカラー］　＜フォレスト＞

(3.8g) パル スタンダード　＃25 グリーングロー　PAL Spoon 3.8g　［グローカラー］　＜フォレスト＞



16:28（19匹目）



16:39（20匹目）


結局暗くなった定刻17時少し前まで釣り続けて、何とか20匹。

1号池がいつもより渋いコンディションで、なかなか苦労した。









持ち帰った2匹のブランド鱒は、いつも通り奥様に捌いていただいた（笑）

で、早速、半匹くらいを翌日に、半分刺身、半分炙りの海鮮丼で食したのだが、、、





まあ、うまい！

やっぱり栃木の管釣りのブランド鱒のなんだろう、味の濃さというか、

旨味というか、やはり抜きん出ているのである。

ただの大型ドナルドソンとは明らかに旨味が違うのだ。



・・・というわけで、大満足の釣りと味覚を堪能した今回の発光路釣行。

まさに全6回の集大成とも云える結果で、出来過ぎの内容となった。



しかし、この釣果が次回も続くかと問われると、

その自信は全く無く、また釣れるか釣れないかわからないからこそ、

釣れた時のエキサイティングな気持ちが生まれるのだろう。





（おしまい）