奥道志オートキャンプ場 〜 紅葉道志 ぴかぴかキャンプ

しく

2015年11月04日 21:50

2015年10月31日〜1泊  奥道志オートキャンプ場


R413・道志みち

10月下旬ともなると、その山梨県側の至るところで、

道沿いの紅葉が視界に入ってきます。



数あるキャンプ場の中から今回訪問したのは、

最上流から数えて2番目の奥道志AC。



2015年10月最終日

道志紅葉前線は、どこまで降りて来ていたのでしょうか・・・?






同じキャンプ場でも、違う季節に訪れるとまるで違う表情を見せてくれる。

特に広葉樹の多いキャンプ場では、それが顕著だろう。


前回訪問は今年の6月。

広葉樹が多く、近隣の「山伏」と同様、秋には素晴らしい紅葉を見せてくれるだろうと

入念な計画を立てて望んだ、10月最終週の「奥道志AC」

果たして、場内の紅葉具合は・・・?




今年6月(上の写真)には、美しい新緑を見せてくれたメインサイトの広葉樹。

10月最終日(下の写真)では・・・

う〜ん、大方散ってしまったか。

先週末の木枯らし1号の影響もあるのでしょう。









6月訪問時のイメージを蘇らせながら、場内を散策します。

こちらは、前回張った37〜38サイト。




もはや「冬木立」の様相ですが、中央に1本だけ青々とした木が。

この木、確か「モミジ」のような葉を付けていたのですが、まだ全く紅くならず。。。

これから紅くなるのでしょうが、これが紅葉キャンプを難しくする理由のひとつ。


「黄」が先に落葉し、「紅」は、その後。


といったパターンがよく見受けられます。






先週末のジュウシンさんの記事からも、道志最上流部の紅葉はピークを過ぎたのでは?

と、ある程度予測はしていましたが、

敢えて「紅」に賭けた紅葉キャンプは、裏目に出たか。。。






しかし、場内をよく見回してみると、あながち完敗というわけでもなさそうです。

控えめながらも、美しき橙色に染まった木々が、ところどころに見られます。











「爆発的な紅葉」というわけではありませんが、

いかにも「奥道志AC」らしい、

控えめだが実力を感じさせる秋の景色を楽しめます。











さて、こぢんまりとした場内を一周してから、ようやく設営へと取り掛かります。

本日の幕は、NORDISK Utgard(ウトガルド)

本格的に冷え込むこの季節、やはり選択肢はポリコットン一択。

石油ストーブで幕内を適度に温めても、「結露無し」というのが、快適な冬幕の条件。











幕内は、最近流行りの「グランピング」を意識し、敢えて毛足の長いラグを贅沢に敷き詰めた。

中央には、トヨトミ・レインボーを配置し、夜間の冷え込みに備える。



この空間に置くファニチャーは、やはり「天然木」系がしっくりとくる。









・・・?









ゴリァ━━ヽ(o`Д´o)ノ━━ァァ!!

「なんで人様のテントに勝手に入ってるんだ〜!」




こんなオシャレな空間を演出できる訳無いだろ〜!



「放・浪・親・子・キャンパー」が!(汗)









・・・失礼いたしました。

今回は、珍しくブログつながりの皆様とご一緒させていただきました。

上のオシャレテントは、ご一緒させていただいた「いずみ111さん」のものです。

不法侵入しているのは、放浪親子キャンパー(子)と「神奈川県家族さん(以下、神族さん)」のお子様でした。



左のロゴスは、自称ロゴサー「marmi-akさん」

白い焚き火タープとアメドは、「神族さん」の幕になります。

アメドの前の黒い大型犬2匹(クマではありません)は、いずみ111さんの愛犬です。









今回のサイトは、離れ小島「26」を絡めての4区画+α。

空いていたので、かなり広く使わせて頂きました。











放浪親子キャンパーは、わがままを言って、憧れの「26」へ設営。

小さな橋を渡った先にあるサイトです。

丁度、目の前が紅葉していて、なかなかgood♪

(テントは、いつものアルマディ4です。。。)











一段上がった場内奥から見下ろすと、こんな感じになってます。

荷物の運び込みは若干面倒ですが、

グランピングとか、グルーミングとか、グルコサミン(世田谷自然食品)とか、

一切関係ない放浪親子キャンパーは、荷物少なめで、膝の状態も良好(爆)なので問題無し!











今回、予約の相談を受けた時に、自分が「26」に張りたいだけの理由で、

ここを絡めた区画をお勧めしていたのですが、、、


なんと!場内に2箇所しか無い電源ポストの1つがここにあったという「ミラクル」発生!(爆)



まだ10月末だというのに、意表を突いて翌朝の最低気温は約0℃だったので、

これは我ながらファインプレーでしたね〜。(たまたま、、、)









さて、奥道志ACといえば、「関東キャンプ場・トイレがきれい選手権」で、優勝10回を誇る強豪校。

当然ながら、全トイレ、清掃は完璧&暖房便座完備!











炊事場も、お湯こそ出ませんが、常に清潔に保たれています。











いつもは「キャンプ場依存型」のキャンプをしている放浪親子キャンパーですが、

今回は皆さんに色々と楽しませて頂きました。

まずは、いずみ111さんが、子供たちといっしょにシュークリームタワー・ハロウィンVerを完成〜♪

食いしん坊な放浪親子キャンパー(子)は、欲張ってこのプチシューを4個も食べるという暴挙に出ました。(汗)











この後は、神族さんの奥様が仕込んで来たパンプキンパイの中身と

冷凍パイシートを使って、パンプキンパイ作りをしてくださいました。

これも子供と一緒ということで、必然的に難易度は上がります。(汗)



神族さん曰く「しくさんのアップルパイ風に作る」とのことでしたが、

肝心のパイ皿が見当たりません。。。

↓過去記事です。
2014/09/19


ここで、何故か1年以上出番無しだったのに、キャンプ道具一式に紛れ込んでいた

「しくさんのアップルパイ」を作った時のパイ皿を、荷物の中から発見♪

急遽登板です。









この後は、人生で一度しかアップルパイを作った事がない私に、

神族さんの奥様が、作りながら色々質問されてくるので、

「にわかアップルパイの巨匠」となった私の適当な助言のもと、

パンプキンパイが作られていきました。









そして、神族さんがダッチオーブンで焼く事30分くらいだったか?

見事に完成〜♪



普段は、恥ずかしがりで消極的な子なのですが、食い意地の方が勝るようです。

等分に切り分ける神族さんに忍び寄る、食欲の権化(爆)

・・・切るのを邪魔してすいませんでした。


パンプキンパイ、焼き立てで頂けて、最高に美味しかったです。

やっぱり冷凍パイシートは、ダッチオーブンと相性がいいですね。

自らの記事が発端で、役得を得る・・・ブログ冥利に尽きますね。









夕食はグルキャンらしく、美味しい料理が並びました。

神族さんのおでんと、marmi-akさんの唐揚げ&マカロニサラダ。

写真はありませんが、いずみ111さんからは、煮込みハンバーグとポトフ、

何か他にもあった気がしますが、いっぱい食べ過ぎて忘れてしまいました。(汗)

どれもとても美味しかったです。











皆様の絶品料理が並ぶ中、手抜き料理キャンプを繰り返していた私は、

非常にピンチな状況となりました。(爆)

キャンプ界の格言に

「ダッチオーブンを使っていると、玄人っぽく見える。」

というものがあります。


ということで、ダッチオーブンの威力を借りての熱薫にチャレンジしました。










本当は、「豚バラ肉」でやりたかったのですが、ダイエー津久井店で売っていなかったので

「豚肩ロース肉」での熱薫。

味付けは、塩とブラックペッパーのみです。



上の写真は切る前ですが、いつものカトラリーナイフで乱切りにしてから、お出ししました。

若干固かったですが、皆さん「美味しい美味しい」と言って、食べて下さいました。









そのまま、ホタテの熱薫も作ってみました。

冷凍のボイルホタテを解凍してから使用しました。

こちらは、味付けに塩・コショウを使いましたが、コショウは要らなかったかな〜。



こちらは、加熱し過ぎたのか、サイズが加熱前の半分くらいに縮みましたが、

パックされている薫製みたいな食感で、こちらも意外と好評でした。

どちらも無事出来てよかったです。。。(ホッ)









食後は、流行りの「くるくる棒」で焼きマシュマロやら、

夕食の残りやらを、焚き火で炙って楽しみました。











20時過ぎに、子供を寝かせた後は、皆で焚き火を囲みます。

Bar 神族さんもオープンしました。

焚き火台、手前が私のスノピM、奥がmarmi-akさんのロゴスLだったかな?

期せずして、焚き火台対決となりましたが、結果はロゴスLの圧勝。

やはり焚き火台はサイズが大きい方がよく燃えるのでしょうかね。。。



焚き火中、いずみ111さんの旦那様「会長さん」が、不思議な動作をしているのに気付きました。

ある程度燃えて小康状態となった薪を、まるで餅でも焼いているかのように、

ヒョイとトングでつかみ、ひっくり返します。

・・・すると、あら不思議。

また、勢い良く炎を上げて燃え出したのです。

会長さんは、この餅焼き動作を定期的に繰り返し、焚き火を完全燃焼へと導かれたのでありました。。。









今回、いわゆる「グルキャン」に参加するにあたり、心配事がひとつありました。

それは、特に夜間、「周りの方の迷惑にならないか?」ということ。

単独ファミリーで数多くのキャンプを繰り返してきた私には、

騒々しいグルキャンや、日付が変わる頃まで永遠と続くだらだらトーク

(たとえ大騒ぎしていなくても、就寝したい人には、うるさいものです。)

と遭遇してしまったときの残念さは、痛い程よくわかります。









そんな想いもあり、夜、焚き火を囲んでの皆様とのキャンプ談義はなんとも楽しいものでしたが、

22時に「お開き」とさせてもらいました。



この日は、日中の気温も10℃程度で、夜間の冷えも厳しいものでした。

電気「敷き」毛布を寝袋の中に入れていましたが、「掛け」の方を油断していたため、

明け方の冷えに耐えきれず、途中でフリースを着込んで再び寝袋に入りました。









翌朝。。。

前室からの紅葉を眺め、朝食を頂きます。

皆さん既に起きて来て、共同リビングに集まりつつありましたが、

ボケボケしたかったのと、ひとりでコーヒーを飲みたかったので、

前室に籠っていました。。。



コーヒーは、前日皆さんに振るまい、翌朝も振る舞いたかったのですが、

朝から7人分のコーヒー豆をゴリゴリする気力が湧かず、1人で飲んでしまいました。(汗)

その後、marmi-akさんから「神族さん誕生日お祝い」のロールケーキをもらいました。

そういえば、前日には子供にお菓子の詰め合わせまでもらいました。。。

ほんと、みなさんには色々もらいっぱなしで、恐縮です。

ありがとうございました。









この日の天気は快晴。

そして昨日から冷え込みが厳しかったためか、心配していたバイク軍団もほとんど通らず、

道志みち沿いのキャンプとしては、非常に静かな1泊2日でした。











朝食を食べて一段落すると、皆さん撤収作業にとりかかります。

marmi-akさんちのわんちゃんも、おとなしく撤収作業を待っています。











神族さんのお子様たちと、うちの子は、初日からすっかり仲良くなって

終始いっしょに遊んでいました。

キャンプでこれだけお友達と遊んだのは初めてのことだったと思います。











だらだらと撤収をするうちに、人気の21番サイトが空いたので、

川の様子を見に行きました。

6月に新緑が美しかった道志川の風景は、、、




すっかり黄金色へと変わっていました。












川原を大量の落ち葉が覆います。

本来は、サイトにも同じ量の落ち葉があるはずですが、

そこは、ぴかぴかキャンプ場。

落ち葉の清掃にも妥協はありません。流石です。。。





・・・6月から11月へ。

眩しい新緑の季節から、紅葉、そして落葉の季節へ。

いま、奥道志ACの1年が幕を閉じようとしています。


そしてまた来年4月、我々キャンパーは、

ぴかぴかに清掃されたキャンプ場で、

美しい自然を安心して楽しむ事が出来るでしょう。



道志キャンプ数え歌・第四十七番 奥道志オートキャンプ場

2016年のキャンプ予定カレンダーが、早速1マス埋まりそうですね。。。





(おしまい)




いつもの評価は前回と変わらないので割愛します。
2015/06/10






↓華麗な薪裏返しは、この火バサミでされていました。・・・確かに使いやすかったです。






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