とやの沢オートキャンプ場 〜 道志王国・ファミキャンの殿堂でソロキャンプ

しく

2017年06月25日 23:18

2017年6月23日(金)〜1泊 とやの沢オートキャンプ場


突如訪れた平日ソロ出撃のチャンス



既に木陰が無ければ厳しい季節のため、道志キャンプは確定だが

問題は数あるキャンプ場の中からどこを選ぶか?



道志でソロの定番といえば、いくつか思い浮かぶのだが、

金曜泊ということで、出入りのルーズなキャンプ場では

深夜〜翌日早朝のチェックイン客が相次ぐ可能性が高く、

「音」に敏感な放浪親子キャンパーでは、落ち着いて過ごせそうもない。



・・・さあ、困りました。

こんなとき、あなたならどのキャンプ場を選びますか?








時刻はちょうど正午頃。

ノコノコとやって来ました・・・道志王国・ファミキャンの殿堂

道志で最も予約困難なキャンプ場ですが、さすがに平日ですので

当日予約でOKでした。


近隣、山伏とも迷いましたが、せっかくのチャンスですので

滅多に行けない「とやの」をチョイス。



ソロ料金は3,000円ちょうど。

ソロ2,000円以内で泊まれるキャンプ場もいくつかありますが、

毎週来る訳ではありませんので、+1,000円は安心代+お風呂代ですな。。。









指定されたサイトは、下段のサイト(ひっそりゾーン)の37か38、お好きな方へどうぞ

とのことで、少しだけトイレに近い37をチョイスです。(★の場所)



ちなみに「ファミキャンゾーン」と「ひっそりゾーン」は、当ブログで勝手に命名していますので

予約時に電話で指定しても「?」となりますので、ご注意を。。。










管理棟で、ふかし芋とお菓子をもらい、ひっそりゾーンへと向かいます。


天気は快晴、新緑も全開ということで、気分は早くも最高潮

この場内雰囲気・・・堪りません♪











・・・ということで、意気揚々と作業もはかどり、

「とやの沢」を望むサイトに設営完了です。











この時点で、ひっそりゾーンに他のお客さんはゼロ。

耳に入ってくる音は、眼前を流れる沢のせせらぎのみです。


なんという贅沢なロケーション・・・ここはソロキャンの穴場ですな。











さて、一段落したところで、ようやく昼食を頂きます。

本日のメニューは、毎度お馴染みダイエー津久井店で購入した600円ほどのお鮨です。


ランチ価格だったのでしょうか?

なんだか割安な値段に釣られて思わず手に取りましたが、なんと驚愕のボタン海老入り!(爆)

若干ごはんがもちゃもちゃしていたけど、安いのでOKです。











昼食を終えたら、空いているうちに場内の徘徊へ。。。

(趣味はキャンプとブログですので(汗汗))


こちらは最寄りの炊事場。

お湯は出ませんが大変清潔で、生ゴミと消し炭もここで捨てることが出来ます。











こちらが、ひっそりゾーンのトイレになります。

和式1、洋式1ですが、個室同士が上でつながってるのが、ちょっとイマイチ。

確か、他の場所のトイレも同じような作りでしたね。

洋式の便座は、暖房便座でした。












キャンプサイトだけでなく、バンガローも5棟あります。











とはいえ、やはりメインは沢沿いに展開するキャンプサイトの方でしょう。

自サイトに居ながら、この景色を誰にも邪魔されずに楽しめるのですから。。。

(ここは26番だったかな?)











「道志王国・ファミキャンの殿堂」の異名を持つ、とやのさわ。(勝手に私が呼んでいるだけですが)

その名に恥じぬ、ファミリーでも楽しめるスポーツ施設の数々は、

このキャンプ場の大きな特徴でしょう。











そんなスポーツ広場の横に目をやると、ちょうど2年前に泊まった20番がありました。

・・・また、娘と来たいなぁ。。。(ボソリ)

2015/07/08












そのお隣、21番はサイトマップには2台用と書いてありますが、

確かにかなり広いサイトですね〜。


今回、下段側(ひっそりゾーン)の川沿いサイトを利用して気付きましたが、

上段側(ファミキャンゾーン)の方が、サイト間の植栽がもっさりしていて

プライバシー感では上のように感じました。












・・・さて、こちらは名物のヒノキ風呂。

宿泊者なら、無料で利用出来るキャンプ場のお風呂・・・最高です。











本日の宿泊客は、ほんの5組程度だったと思います。

しかし、土日より短縮版ながら、しっかりとお風呂を沸かしてくれました。

このあたりが人気キャンプ場の懐の深さでしょうか。











・・・新緑眩しい場内の偵察を終えて、自サイトへと戻ります。












下界より遥かに涼しい道志の上(かみ)ですが、

さすがに快晴の6月下旬、初夏の陽気となってきました。


ちょうど自サイト眼前に気持ち良さそうな沢がありますので、

誰も居ないのをいいことに、おっさん1人で水遊びを敢行です。

ハ〜、冷たくてキモチイイ〜♪











とやの沢、すぐ下流にはオートキャンプ長又がありますが、

上流には何も無いと思われます。

・・・ということで、当然ながら沢の透明度は抜群です。

(長又も十分キレイですが。)











冷たい沢に足を浸けながら、自サイト方面を見上げると、、、

ちらっと見えるマイテント・ミッドナイトドリーマーを見つけて、悦に浸ります。

・・・そう、今日はこういうロケーションに、テントを張りたい気分だったのです。











まだまだ時間はありますので、ゆっくりと、普段はあまりやらない

キャンプギアのメンテなどをしてみます。


・・・といっても、当分出番がなさそうな508Aの燃料を286Aに移しているだけですが、

ロケーションが最高ですので、とてもいい絵になります。











頭上には、新緑のモミジが覆い被さり、天然のタープとして機能してくれます。

沢は絶えず爽やかなそよ風と心地よいBGMを届けてくれます。

・・・新緑の道志キャンプに求める「全て」が、ここにはありました。











先日購入したばかりのフュアーハンドランタンをおもむろに取り出します。

最近使っていなかったスノピの小型ガスランタンも並べてみました。

特に意味はありませんが、自己満足度は無限大です。











そんなこんなしているうちに、平日ながら、さすが超絶人気のキャンプ場。

ひっそりゾーンのサイトにも、2組のお客さんが現れました。

うち1組のご夫婦?カップル?が、2017新色のタフドームを張られていたので、

挨拶がてらに少々キャンプ談義を。。。


最近ソロキャンプに来ると、ついつい周りのフレッシュキャンパーに声をかけたくなるんです。











・・・気付けば、いつしか天気は曇りに。

あまりの快晴だと、砂利サイトが眩し過ぎて写真がうまく撮れないので(腕の問題?)

再度場内を少々徘徊。。。











こちらはグループサイトの27番

こちらのキャンプ場、ものすごい山奥にあるにも関わらず

サイトは真っ平らで、砂利もキレイに敷かれています。

このサイトコンディションをキープ出来ていることも、人気の理由のひとつでしょう。













時刻はようやく18時になり、お待ちかねのお風呂の時間です。

女湯からの入れ替わり直後に行きましたが、管理人のおじさんが

ちょうどバスマットを替えてくれていました。

このあたりの心配りがうれしいですね。











お風呂の方は・・・ジャ〜ン♪

大人4人でもゆったり入れそうな、バブルジェット付きの快適仕様です。

このクラスのお風呂に無料で入れるのですから、道志の上は最高です


ちなみに、風呂レベルでは・・・

No.1 とやの=長又

No.3 山伏

といった感じでしょうか。山伏は個性ある釜風呂ですが、ちょっと湯舟が狭いですね。











お風呂から上がると、フュアーハンドランタンを灯して夕食の準備を始めます。

今日のメニューは、焼き肉(サンチュ付き)

これらの食材、タレも含めて全てダイエー津久井店で調達してきましたが、

フュアーハンドランタン効果で、クイーンズ伊勢丹で買ったように見えますね・・・?











ソロとはいえ、後片付けを含めると炉端大将を使うより

圧倒的に楽なので、炭火を熾します。

・・・だが、しかし

炭が湿気っていたのか?

よくわかりませんが、火の粉が飛びまくってへりさんのホタル撮影みたいに

なってしまいました。(汗)











炭を熾している間に、珍しく持参したビールをマグカップに注ぎます。


放浪親子キャンパー、日常生活でアルコールを飲むことは、ほぼ皆無ですが、

夏期のキャンプで夕飯前の空腹時、さらには風呂上がりということで、

さすがにこれだけの条件が揃うと、空きっ腹の一杯をゴクゴクと喉に流し込んで

人並みに「プハ〜ッ」と言いたくなります。











酔いも回ったところで・・・(酔い回るの早っ!(爆))

せせらぎを聞きながら、一人、炭火で肉を焼き始めます。


一番近くのお客さんでも、1サイト挟んだ向こう側でしたので、

誰の視線も気になりません。

ソロキャンプを心から楽しむうえで、誰の視線も気にならない場所選びは

非常に重要なポイントでしょう。











ごはんも炊いたので、厚切りの牛タンといっしょに頂きます。

う〜ん、ちょっと固いけどウマイ♪











満腹になった後は、フュアーハンドランタンを傍らに

ひっそりと焚き火を楽しんだのでした。。。



この日のひっそりゾーンは全部で3組

私だけ少し離れたサイトでしたので、夜更かし焚き火もOKそうでしたが、

ロケーションが良過ぎて、夜1人で起きているのが怖く思えたので

22時に速攻寝袋に潜り込みました(爆)










そして、翌朝・・・朝から焚き火を楽しみます。


昨夜は対岸の森からだと思われますが、

少なくとも2種類の野生動物が何やら頻繁に鳴いておりました。











ところで・・・

今回準備した薪は、久保のつりばし直売所で購入したコチラ

広葉樹〜焚き付け用の細切れまでを詰め合わせで500円でした。


コンセプトは面白いのですが、よく見ると釘が混ざってたり(2本、見える?)

合板が混じってたりと(接着剤入りだから焚き火には使いたくない)

ちょっとイマイチでしたな〜。

広葉樹も白煙モウモウで、燃やすのに難儀しました。

(普通の束の薪も売ってました)











ちなみに昨晩使用した寝袋は、コールマンのC5封筒型。

ただ、これだと若干寒くなって、夜中にトレーナーを着込みました。

やはり道志の上の夜は、涼しい〜寒いですな〜。











さて、今朝の朝食は、先日ドンキで発見して衝動買いした

スキレットを有効活用してみます。











まずは、温めて一度火を止めたスキレットにバターロールを並べて

上下面を軽く焼きます。

スキレットは熱容量が大きいので、火を止めてもしばらく熱々ですね〜。











次に、バジルウィンナーという、普段は絶対に買わなそうな

高級ウィンナー(もちろんダイエー津久井店で購入(爆))を

弱火で焦がさないように焼いていきます。



スキレットは下への輻射熱も大きそうなので、シングルバーナーで使うと

OD缶が過熱されて、爆発するかも・・・というリスクを感じながらの初使用でした。

終始、OD缶の温度チェックは怠りませんでしたが、この程度の使用なら問題無さそうでしたね。

ただし・・・強火で長時間使用とかは、ほんと気を付けた方がいいですよ。

とにかく頻繁にOD缶を触って、熱くなってないか要チェックです。









・・・で、昨夜残しておいたサンチュも挟んで

ホットドッグの出来上がり〜♪

見た目もお味もgoodでした。











出発日の天気予報では、この日は曇りのはずでしたが・・・朝から快晴。

今朝もとやの沢の美しい新緑が、まばゆいばかりに輝き出しました。











燃えない焚き火の白煙モウモウも、新緑の森&陽光と組合わさることにより

幻想的な雰囲気を作り上げてくれます。











とやのさわのチェックアウト時刻は遅めの12時で、ゆっくりまったりが可能ですが・・・

そこは身軽なソロキャンプ。

昨日から十二分にこのロケーションを満喫しましたので、もう思い残すことはありません。

10時には撤収完了し、キャンプ場を後にしました。



・・・平日の金曜出撃ソロキャンプ

悩んだ末での、「ファミキャンの殿堂」でしたが、このチョイスは大正解。


心からソロキャンプを楽しめた、このロケーション、このタイミングでの出撃は、

今後癖になるかもしれません。。。





(おしまい)





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