標高の高い戸隠、日中の気温こそ30℃近くまで上がりますが、
陽が落ちた後の気温の下がり方は凄まじく、就寝中は20℃以下となります。
今回、寝袋はロゴスの封筒0℃を拡げて、掛け布団として使用しました。
ところで、今年新調した
コールマンのインフレータブルマットですが、
今のところ完全に自動で膨張してくれ、その膨らみ具合もさすがの5cm。
かなり寝心地良好で、膨らます手間が無い分、設営も楽になりました。
連泊キャンプの朝ですので、いつもよりゆっくりと、、、
朝食は、トーストとベーコン、オムレツを焼きました。
さあ、今日は1日何をしようか・・・?
何もしなくてもいいし、どこかへ出かけてもいい。
ソロキャンプは本当に自由です。
ただし、これは日頃の勤労生活があってこそ、楽しめるものですね。(笑)
このキャンプ場は、トンボが非常に多く、朝からタープのガイロープに
何匹ものトンボが遊びに来てくれました。
トンボはブヨや蚊を食べてくれる・・・と聞いてから、この来客は非常にwelcomeなのですが、
実際に、ブヨや蚊を捕まえたところは見たことがありません。
徐々に陽が昇ってくると、設営場所が木陰から外れてしまい、
メッシュ内の温度が上昇してきました。
・・・なので、自然とこうなります。(爆)
広大な芝生のフリーサイトですが、木陰が出来るところも多々あります。
そういったところを予測して設営するのも、快適な滞在を実現するテクニックのひとつでしょう。
11時になるのを見計らって、早めの昼食を食べに行きました。
昨日大混雑していた場内の蕎麦屋「岳」です。
この日は平日でしたので、まだ誰もお客さんはおらず、
ゆっくりと絶品の蕎麦を楽しめました。
蕎麦といい、ソフトといい、戸隠キャンプ場の場内グルメは、非常にハイレベルです。
こちらが、そのお蕎麦屋さん「岳」なのですが、
その対面にも、もうひとつお蕎麦屋さんがあります。
こちらの方が建物の見た目は古いのですが、食べ比べしてみるのも面白そうです。
さて、おいしいお昼を食べたら元気になったので、
秘かに、昨日からの懸案事項であった、サイトの引っ越しを実行することにしました。
引っ越しの理由としては、
1)場内が空いてきて、ベスポジっぽい場所が空いている。
2)翌日の朝に、タープとメッシュとテント、全部撤収するのが大変そう。
3)ひっそりした場所に設営した上、周りが全員帰ったので、今晩怖い(爆)
という、主に3)の理由で(爆)引っ越すことにしました。
いや、冗談です。
全部同じくらい重要なことだったんですよ〜。。。
というわけで、えっちらおっちら、、、
テントはこの形のまま、担ぎ上げてココまで持って来ました。(笑)
どうでしょうか?こちらの場所。
前も後ろも眺望が抜けていて、とても景色がいいんですよ〜。
ただ、全く木陰が無いので、昼間は灼熱ですが、
もう、今日の夕方〜明日の朝だけ楽しめればいいので、ここにしました。
とりあえずテントだけペグで固定したら、まだ日差しがキツいので
残りの設営は止めておいて、近くの日帰り温泉施設へ行きました。
キャンプ場から車で10分。
戸隠神社の近くにある「戸隠神告げ温泉」です。
なんだか、仲間由紀恵のTRICKに出てきそうな、怪しげな名前の温泉です。(爆)
料金は大人600円と安めでしたが、シャワーが半分壊れかけ?
お湯も、塩素っぽい感じの温泉でした。
温泉でさっぱり消毒されたら?
キャンプ場に戻って、プシュッとキリンレモン(爆)
前回の山伏だったか?出来心で買ってみたキリンレモンが思いの外、美味しくって・・・
スプライトじゃダメなんです。キリンレモンの方が甘さ控えめで美味しい。(個人の感想です(笑))
氷を入れて、キンキンに冷やすのもポイントです。
思いの外、強烈な西陽がマイサイトを直撃し続けていましたので、
しばらくテントとは離れた木陰でゆっくりしていました。
半ズボンで居たら、やはりブヨがときどきやって来たので、長ズボンに履き替えたりして。。。
17時半頃でしょうか。
ようやく太陽が戸隠連峰の向こう側へ沈み、
いよいよこのサイトの本領が発揮される時が来ました。
素晴らしく開放的なサイトで作る今日の夕飯メニューは、
ハンバーグカレーです。(笑)
どちらも兵式はんごうで同時に温め可能。
熱湯ですので、袋の取り出し時にはヤケドに注意です。(爆)
ごはんはいつもどおりライスクッカーで炊いて、、、
じゃ〜ん♪
出来上がり。
このレトルト、なかなか辛くて美味しいです。(子供には無理な辛さ)
カレーで火照った口内は、コーヒー牛乳でクールダウン(笑)
素晴らしいことに、キャンプ場の売店でコーヒー牛乳が売っていたので、
夜と、翌朝用に購入して、クーラーボックスでキンキンに冷やしておきました。
いや〜、うまいっす〜。
お腹も満足で、上を見上げると・・・この開放感。
場内も10組くらいは宿泊客が居ましたが、騒々しかった昨夜とは打って変わって、ものすごく静かです。
こうして、年に数回も無いであろう、
最高に気持ちよいキャンプの夕べを迎えました。。。
実はカレーを食していた18時頃、遅チェックイン?というか、17時で受付は閉まっているので
金払ってるのか?と疑いたくなるような車が何台か、
入れ替わり立ち替わりで、私の眼前のポジションを物色していて、
少し動揺しましたが(苦笑)
そこはオワタで鍛えた精神力で、景色を楽しむ謎のカレーおじさんを演じ切り(爆)
なんとか最悪の事態?は、避けられたのでありました。。。
というわけで、ここはそういう客層も居るようなので、区画の方が落ち着くかもですね。
(フリーサイトへの出入りは、実質フリー状態?)
さて、、、
先日、暖色化改造した
コールマンのLEDランタンですが、光量を一番弱い状態にしてやると
ほどほどの暖色で、まずまずの仕上がりでした。(光量を強くすると、白くなってくる。。。)
・・・そんなことをしていると、ふと、空が赤く染まり出していることに気付きます。
無風でも心地よい気温のなか、夕焼け空はどんどん赤くなり、
場内を美しいピンク色に染めました。
最近は、写真の色味などいくらでも画像処理で変えられるご時世ですが、、、
こちらの写真も暗部を少し明るくしただけで、色調の補正は一切無し。
恐ろしく美しい夕焼け空は、19時頃から20分ほど続き、
その間、私は夢中でシャッターを切り続けました。。。
そして、トワイライトタイムを堪能した後は、静かなキャンプナイトへ。。。
焚き火をするのも、きわめて自然なほどに気温は下がり、
私はこの地での最後のキャンプナイトを、静かにゆっくりと過ごします。
多少の雲はかかっていましたが、控えめながら星も見え、
爽やかな信州キャンプらしい一夜となりました。。。
・・・翌朝
テントのファスナーを開けると、この景色がお出迎え・・・最高のロケーションです。
背後の山は、中腹まで深い霧に覆われていました。
このキャンプ場も夜露が多かったのか、テントのフライはびしょびしょでした。
・・・と、最高の朝を迎えたはずですが、この日は朝から体調が悪く、
食欲が全然ありません。
あと、このフリーサイトのベスポジと思われた場所ですが、
近くのトイレ付近から浄化槽のポンプか何かでしょうか?
小さいながらも低音がずっと鳴り響いていたので、
それも気になり、あまり眠れませんでした。(汗)
というわけで、せめて朝のコーヒーだけでも。。。
眼前の戸隠連峰は、朝陽に照らし出され、その険しい岩肌を露にしていました。
せっかくですので、望遠レンズに付け替えて、、、
まだ、早朝5時頃でしたが、
既にキャンプ場から登山へ出発する人を、数人見かけました。
人それぞれ、色々な楽しみ方があるようです。
さて、サイトに陽が当たる前に、荷物をあらかた片付けなければ
灼熱撤収となってしまいます。
この素晴らしいロケーションを堪能しながらも、
体調不良の鈍い動きで、徐々に片付けを開始し、8時半にはキャンプ場を後にしました。
・・・こうして、幕を閉じた放浪親子キャンパー(親)の夏休みソロキャンプ。
信州らしいスケールの大きさを体感出来た戸隠キャンプ場は、
さすがその名声を関東圏まで轟かせるだけのことはありました。
ファミリーからソロキャンパーまで、懐深く受け入れてくれる信州キャンプの王者。
他の季節も、機会があれば訪れてみたい「唯一無二のキャンプ場」をまたひとつ知った、
2018年灼熱の7月でした。。。
(おしまい)
最後に恐縮ながら採点です
料金 :★★★★☆ フリーのソロキャンは3,000円でした。
区画の4,000円は割安感がありますね。
(季節によって変動します)
写真映え:★★★★★ 前を向いても、後ろを向いても景色がいいキャンプ場
というのは珍しいですね。
遊具 :★★★★★ 川遊びに、牧場に、最近流行りのトランポリンまで
ファミリーで楽しめるキャンプ場です。
炊事場 :★★★☆☆ 清掃頻度は1日1回?
使用者のマナー次第ですね。
トイレ :★★★★★ すごく新しいです。
建物内なので、虫も少なく使いやすい。
薪 :ーーーーー 600円と少し高め。買ってないので無評価です。
ゴミ :★★★★★ ほぼ全部捨てれます。
捨てれないのは乾電池くらいかな。
very good
安心感 :★★★★☆ 登山客は、全員熊鈴付けてました(汗)
場内は大丈夫だとは思いますが・・・
クマはともかく、人が17時以降にウロウロ入ってくるのを
何とかして欲しいですね
風呂 :ーーーーー お風呂はありませんが、コインシャワーはとても使いやすかったです。
総合 :★★★★★ 立地、スケール感、設備、併設の牧場など、
やはり関東圏までその名を轟かすだけのことはある充実のキャンプ場。
全てにおいて、同じ長野の公営・駒出池より一枚上ではないでしょうか?
(個人の感想です)
関東からは遠いですが、一度行ってみて損は無いと思います。
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