大きな長野県の中でも、ほぼ最北端に位置する戸隠キャンプ場。
前泊者のチェックアウト時刻である10時過ぎを目標に、
早朝から関越道と上信越道をひた走ります。
キャンプ場最寄りの信濃町ICで高速を降り、まずはスーパーへ買い出しに。
こちらは「第一スーパー古間店」というスーパーですが、
田舎のスーパーながら、思っていたより品揃えは豊富で、
ソロキャンプには十分な買い出しが出来ました。
このあたりには、セブンイレブン、コメリ、あと写真には写っていませんが
ドラッグストアなど、一通りの店舗が揃ってますので、
買い出しには便利そうです。(ただしキャンプ場からは車で25分)
ということで、スーパーから25分。
それほど険しくはない山道を登り、到着したのは「戸隠高原ウェルカムハウス」
こちらでキャンプ場の受付をします。
(この真向かいには戸隠イースタンキャンプ場の入口がありました。)
本当は景色の良さそうな区画サイトに泊まりたかったのですが、
高校生キャンプの準備があって、1泊は出来るけど、2泊は出来ないとのことでしたので
フリーサイト2泊分の手続きをして、場内へと車を走らせます。
本日は3連休の最終日。
恐らく、多くのお客さんがチェックアウトして、これでも閑散としたのでしょうが、
意外とデイキャン客が多いのか?
それほどガラガラというわけでもなく、人目が気になるソロキャンの立場としては、
若干動揺を隠せません。(爆)
一見、良さそうだな〜と思っても、頭上に電線があるなど、
やはり初訪問のフリーサイトは、勝手が解らず、場所探しに難儀しますね。。。
あっちをウロウロ、こっちをウロウロ。
このとき、時刻は既に11時過ぎ。
キャンプ場のチェックアウト定刻は10時ですので、
前泊者はとっくにチェックアウトしているはずですが、
どうも様子を見ていると、一概にそうとは言えない様子。
特に監視もないので、1時間くらいのオーバーは当たり前?
みたいな風潮もあるようです。(ごく一部の人だとは思いますが)
というわけで、チェックアウト定刻を1時間以上たっぷり過ぎて、ようやく空いた場所に(苦笑)
今日から2泊する避暑地の別荘を竣工です。
今回は、平日泊で、少ないキャンパーに虫が集中することを警戒して
revoメッシュにグランドハット2をインした、過保護柔肌ソロキャン仕様。
・・・おじさんだって、アブもブヨも怖いんです。(爆)
メッシュの中にはコットも配して、避暑地での優雅なお昼寝タイムを満喫しようという魂胆です。(笑)
(昼寝自撮りもしてみましたが、あまりに見苦しかったのでブログには載せません(爆))
さて、今回設営したのは、フリーサイトの一番左端あたり
★
フリーサイト中央が「華やかファミキャンゾーン」だとしたら、
こちらは「ひっそりソロキャンゾーン」と言ったところでしょうか。
自サイトからの眺めはこのとおり。
眼前には戸隠連峰も少し見え、このキャンプ場内でも、そこそこの場所かと思います。
何より背後の樹木で、日陰の出来る時間が多いのが、この季節にはありがたい。
ちょっと足場は悪いですが、こんな近道を通って、炊事場やトイレへ行くことが出来ます。
こちらが最寄りの炊事場。
お湯は出ませんが、場内あちこちに炊事場はあり、清掃状態はそこそこ。
この立派な建物はシャワー室です。
裏表で8室くらいあったかな?
料金は8分300円ということで、かなり安い部類でしょう。
ドアを開けると、十分な脱衣スペースがあり、
その奥に、シャワー室があります。
水圧は強めで、さすが公営という感じです。(ボイラーもいいものを買っている(笑))
時間表示も「8→7.5→7→6.5→・・・」と非常にわかりやすく、動作も明瞭。
私も、これまで数多くのコインシャワーを使用してきましたが、
ここのコインシャワーの完成度が、一番高かったです。(笑)
(連続2分以内ですが、途中ストップも可能でした。)
シャワーの横には自販機と、コインランドリー300円(洗剤は出ない)があり、
連泊キャンプにも十分対応可能です。
お次は、トイレへ。。。
トイレは他にも何箇所かあり、私が行った範囲では、どこもキレイで新しく
キャンプ場のトイレとしては、十二分過ぎるほどのものでした。
そして、なんだか便器のグレードがとても良さそうに感じました。(←公営の余裕です(笑))
設営も一段落したので、お昼ご飯に有名な蕎麦でも食べようかと、
フリーサイトと区画サイトの間にある蕎麦屋まで行きましたが、行列で断念。
(3連休最終日なので混んでました)
そのまま、区画サイトのある「戸隠牧場」の中を散策してみることにしました。
ちなみにここから先はひとり200円の入場料がかかるのですが、
キャンプ場の清算証を見せればタダで入れます。
入場許可をもらい先へ進むと・・・お〜、戸隠連峰を望む区画サイトが見えてきました〜。
・・・どうでしょうか?このロケーション。
広くてフラットな区画で、景色も抜群。
木陰が無いので夏場の日中は辛いですが、
とにかく唯一無二のキャンプが出来ることは間違いありません。
やっぱり1泊でもこっちにすれば良かったな〜・・・と若干後悔。。。
・・・と、区画サイトの眼前には、牧場の飲食店がありましたので、
「牛乳香るソフトクリーム」とやらを・・・
風が語りかけます・・・
う・うまい、うますぎる(爆)
もともと長野県はソフトクリーム偏差値が高いことで有名ですが(←個人的に)
ここのソフトは格別でしたな〜。
何か不満な点を指摘してみなさい・・・と言われても、何も思い付けない。。。
それくらいの完成度の高さでした。
<追記>↓埼玉以外の方へ・・・元ネタはコチラです(爆)
牧場には馬もいて、文字通り牧歌的な雰囲気です。
トラックの模様は牛仕様(笑)
乗馬体験も出来るようですね。
顔出しパネルなんかもあったりして・・・
子供と来ると楽しめそうな場所でしたね〜(・・・しみじみ)
今度は一転、キャンプ場最下段入口付近へ向かいますと、
川遊びに興じるファミリーの姿がたくさん見られました。
戸隠キャンプ場・・・実に、遊びのバリエーションが豊富なキャンプ場です。
ただ、川の水の方は・・・ん?なんかイマイチ?
フリーサイトに戻り、戸隠連峰を望みます。。。
すぐ近くには、戸隠神社という有名な神社があり、なかなかに歴史あるこの地。
「戸隠」の地名の由来を調べてみると、「天の岩戸」を力持ちが放り投げて落ちたのがこの地
すなわち戸隠山とのことで、今眼前にそびえる岩山は神話の世界から繋がっている・・・
と、考えると実に感慨深いものがあります。
しかし、一方ヘヴィキャンパーの皆様なら、よくご存知かと思いますが、
「天の岩戸」は
ACN西○士オートキャンプ場の敷地内にあったというのが、
キャンプ界の常識ですよね(笑)
・・・なにはともあれ、霧がかかった戸隠連峰は、とても神秘的で
神話の世界へ導いてくれそうな雰囲気を感じました。。。
さて、サイトへ戻りそろそろ夕食の支度を始めますか。
実は場内をウロウロしていたのには訳があり、デイキャンで音楽をかけている人が近くに来てしまったので
夕方までの辛抱と思い、あまり自サイトに留まらなかったのです。
場内には、もっと盛大に音楽をかけているグループも居ましたから、
どうやらここはそういうキャンプ場のようですね。。。
夕食のメニューは、信濃町IC近くのスーパーで購入したジンギスカン。
どうも、信州はジンギスカン文化が根付いているようで、様々な種類を見かけます。
たまねぎと一緒にスキレットで炒めます。
ごはんも炊いて・・・
on the ライス!
って、懐かしのデブやを彷彿とさせますが、ごはんは少量の0.5合です。(笑)
18時で気温は27℃
ここからぐんぐん気温は下がり、20℃を切るまでになります。
まだ明るいので、食後の散歩をぶらぶらと。
デイキャン組もようやく帰宅し、昼間よりは落ち着いた雰囲気になりました。
こちらは場内売店(キャンプセンター)の前にあるトランポリン。
30分500円と書いてありました。
場内の売店には、珍しい瓶コーラの自販機も置いてありました。
瓶の保冷力(熱容量)は相当なものですから、これは夏期にぴったりです。
売店の営業時間は、通常時は17時まで。
閉店前に買い込んでおく必要はありますが、ビールの種類は相当なもので、
これにはちょっとびっくりしました。
薪は600円で販売されています。
本日の宿泊客は思ったより多く、フリーサイトだけで15組くらいは居たでしょうか。
局所的にはかなり賑やかなグループも居ましたが(苦笑)
ひっそりゾーンは、文字通り静かな夕べとなりました。
こうして避暑地キャンプの1日目
放浪親子キャンパーの過保護メッシュ生活は、ひっそりと更けていったのでした。。。
(つづく)
後編upしました!