発光路の森フィッシングエリア 〜 遂に!釣れない?3号池を攻略なるか?!

しく

2022年03月10日 22:16



発光路3号池・・・管釣り界でこの言葉の持つ意味を知らない者は居ないだろう。

モンスタートラウトが蠢く、魔の3号池。

当たればデカイが、世の中そう甘くはない。

大枚を叩いてボウズの危機と常に隣り合わせの「ハイリスクハイリターン」のギャンブルフィッシング

それが発光路3号池の釣りなのだ。









・・・長い冬の終わりが見えてきた3月初旬、

ようやく今年初の発光路へ来ることが出来た。

やはり2月中は山道ならではの道路事情と、開始時間が遅い8時ということもあり、

なかなか足が向かなかった。



午前7時、10番目ほどで受付を済ませ、いつも通り3号池へと向かう。

今日は珍しく2号池からのインレット横が空いていたので、そこへ釣り座を構えた。

そして、スプーンもそこそこに、早くもセニョールへと手を伸ばす。



セニョールは元々飛ばないルアーだが、ただでさえ下手なキャストが朝一は更に調子が出ないうえに、

多少の風も相まって、なかなか思うようにキャスト出来ない。

それにもめげずに池中央へ向かってキャストを繰り返していると、、、




ZacT craft(ザクトクラフト) ルアー セニョールトルネード 100mm 1.7g






モゾモゾッ

なんとも微妙なアタリである。

私は咄嗟にリールを早巻きし、巻き合わせをする。

この瞬間に竿をあおるか、巻き合わせをするかが運命の分かれ道なのだ。

やはり、こういったところで、今は亡き「上尾プール」での練習が生きてくる。





ジリジリジリジリ!

リールを巻く手に大きな手応えを感じ、うまくフッキング出来たことを確信する。

しかし、掛けた場所が10m以上離れている上に、魚のサイズもそこそこなので、

リールを巻けども巻けども、なかなかドラグが空回りして寄ってこない。



ラインは、PE0.3号 + フロロ1号。

私のドラグ設定は、栃木管釣り人の中ではかなり硬めだとは思うのだが、

それでも、この巨大マスは、頭を向こう側に向けた瞬間に、

鬼のような瞬発力を出して深い方へ潜り、ラインを岩に当てて切ろうとする。




DUEL ( デュエル ) PEライン 釣り糸 アーマード F アジ・メバル
↑トラウトでも普通に使えますw


クレハ(KUREHA) シーガー エース 60m





・・・寄せては、走られ、寄せては、走られ

という攻防を5回以上繰り返し、ようやく近付いてきたデカニジマス。

バラさないか、冷や冷やものではあるが、セニョールというのは

Top of バレにくいルアー でもあるので、何とかネット付近まで寄せてくる。











7:21

ドイ〜ン(爆)



開始から10分そこそこで、本日の目標は7割達成(笑)

ラッキーにも釣れてくれたのは、55cmのヤシオマスだろう。

この1本が釣れるのと釣れないのでは、まさに天と地の差であり、

この瞬間、釣行開始前の期待と不安は、120%の安堵とニンマリへと変わるのだ(爆)






・・・そしてそのまま3時間経過(苦笑)

ここ発光路3号池で強く思うのは、ワンチャンスを逃さないこと。

誰でも1日居れば、1度や2度のアタリやヒットは生まれると思うのだが、

それを逃すと(バラすと)まず釣れない・・・

私も過去に何度となく苦渋をなめてきたが、ここ2回はうまく歯車が噛み合っているようだ。






10:20

悶絶の3号池に放流車が登場した。

しかし、放流後の沈黙はもはやデフォルトであり、そう急いでオレ金スプーンを投げる必要も無い。



実は少し前にさいたま水上公園の twitter を見ていて、発光路の放流直後に釣れない理由を、

今更気付いてしまったのだ。



本日の放流は予定通り完了しました!
小型変形は少し多めに計120~130kg入れました。
大型変形のキロ物は意外と大きいですよ!良いサイズ多いです。

プールの水温が高くなり、搬送トラック内の水温と近くなっているので放流後の反応が早いです…



なるほど、トラックの水温とプールの水温が近いと、放流魚の反応が早いのである。

となると、その逆では反応は遅くなる。

発光路の場合は、水源が山の渓流であるから、どう考えてもトラックの水温より圧倒的に低いだろう。

更に小型魚よりも大型魚の方が、なんとなく水温の変化にシビアそうである。

職場でも急激な変化を嫌うのは、ジジイである(爆)





・・・といった理由で、ここ発光路3号池では、放流直後はガツガツせずに、

むしろ全員竿を置いて30分のクワイエットタイムを推奨したいと思う。

その方が結果的に放流魚の獲得率は劇的に向上するのではないだろうか。





・・・と戯言を言ったところで、王様でもない私には何の影響力も無いので、

周囲に負けじと、一心不乱にオレ金スプーンを投げまくる(爆)

この行為によって、イマイチやる気の出ないデカマスは、

やたらと飛んでくるオレンジ色の物体を警戒するようになり、

全く釣れないという負の循環が生まれてしまう。

完全な推測だが、こうして元気になる前に警戒モードに入ったデカマスが、

翌朝、釣れているのではなかろうか?



こうして「負の循環モード」に陥ってしまった3号池。

しかし悠々と泳ぐ放流魚らしき魚影も見え、もう少しの工夫で釣れそうでもある。

ここで無い知恵を絞ってチョイスしたルアーがコチラ。

スプーンよりも強めのブルブルに淡い期待を抱いてのチョイスであったが、

2投目か3投目で、その効果は驚くほど早く現れた。


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10:57

グイグイグイーン



まさかの上尾神殿のシークレットルアーとして畏れられた「あのルアー」の派手色で、

難敵・放流後のヤシオマス(推定)をゲットである。

しかも、このルアーは乗りの悪さが尋常ではなく、アタリの半分はハズレなのだが(爆)

発光路3号池の奇跡が起きたのか(笑)珍しく一発で乗ったものだから非常に驚きであった。

この魚もサイズは55cmであったが、朝一の魚ほどの抵抗は見せずに、

割とあっさりとランディング出来たのは、輸送と水温変化で疲れ気味の放流魚だったからであろう。


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・・・既に40cm以上2匹のリミットは達成していたが、

今後のためにもリリース前提でもう少し3号池で粘ってみた。

お昼前にはペレットタイムもあったのだが、ペレットペレットを投げてもアタリのひとつも無いのは

完全に見切られているのだろうか。

毎度、デカマスの頭の良さには驚かされるばかりである。











仕方ないので、捕獲済みのデカマス2匹をよっこいしょと持ち上げて、1号池に移動する。

2匹で4kg以上はあると思うのだが、このネットも安いのになかなか丈夫である(笑)




プロックス ラバーランディングネット (ネットクリア)








この日は日曜日にも関わらず、何とも雪が降りそうな微妙な天気予報だったためか、

比較的空いており、1号池でもインレット横に陣取ることが出来た。








12:10

ここで落ち着いた気持ちで昼食とする。

ヤシオマスを2匹釣った後に、綺麗な景色を見ながら食べるサンドウィッチは格別であるw

しかも驚いたことに、300円をオーバーしていたハムカツサンドが、ハムが薄くはなったが、

270円で新登場していた。

しかしよくよく考えてみたら、以前はタマゴ入りでこの値段だったのだが(爆)








捌き場の空いている隙を狙って、デカマス2匹を捌いておく。

ここ発光路は持ち帰り率が高いので、捌き場は混雑しがちである。

早い時間での捌きが吉だ。







午後は1号池で、主にダブルクラッチで遊んでみた。

3号池では不発だったダブルクラッチも、1号池では実によく釣れる。

しかも、小型だがサクラマス率が5割を超える勢いであった。









山の向こうの奥日光からだろうか?

花びらのように雪がひらひらと風に乗ってよく飛んで来ていた。







午後はもう全ての魚を写真には撮っていなかったが、ペレットタイム後に

ペレットペレットで、ニジマスがめちゃくちゃ釣れるので撮ってみた。

3号池では不発だった作戦だが、小型マスにはかなり効果的なようだ。




Bassday(バスデイ) ルアー ペレットペレット SS 117 ダークオリーブペレット





結局ダブルクラッチで都合7匹のサクラマスを釣り上げたので、これらはキープした。



ビクに入れてキープしていたら、何だか渓流釣りに来たような見た目になってしまった(笑)

これだけ釣れたら、もう今年は渓流釣りに行かなくてもいいかな?という気分になる。







15:22

本当は17時までがっつりと釣りに没頭したかったのだが、

15時過ぎに遠くの空がかなり白くなっているのに気付いた。



そして、到頭雪が降り出してしまった。

昼間のひらひらと舞っていた雪とは明らかに異なり、ガンガン上空から降ってくる。

視界もままならないほどの雪に、流石に帰路の運転が心配になり、ここで納竿とした。



雪は案の定、山道を30分ほど下ると晴天へと変わったが、

それでもヤシオマス2匹+サクラマス7匹と釣果は十分。

これまで散々釣れないとか、放流魚が教育済みであるとか(爆)

八つ当たりをしていたが、このギリギリ釣れるか釣れないかの、発光路のバランスは絶妙で

また冷凍庫の赤身フィレが無くなる頃に再訪したいと思う。





(おしまい)






ダイワ(DAIWA) エリア トラウト プレッソ ダブルクラッチ 60F1 tuned by HMKL





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