スノーピークヘッドクォーターズ 〜 いつかはSPHQ!(後編)

しく

2023年07月27日 22:45

2023年7月21日(金)〜1泊 スノーピークヘッドクォーターズキャンプフィールド(新潟県三条市)


前日に急遽予約したSPHQ平日ソロキャン。

現地到着から設営〜昼食〜ミュージアム見学と怒涛の忙しさの前編でしたが、

残すは 2022年に開業したばかりのお風呂 への初潜入だ〜!


↓前編からの続きです
2023/07/23












君はスノピ沼を見たか?!



・・・ミュージアムでの見学を終えて外に出ました。











ヘッドクォーターズの向かい正面には、一番人気という噂のEサイトが見えています。

Eサイトからは逆の眺めですから、いわゆるヘッドクォーターズビューですねw










ヘッドクォーターズとEサイトの間は深い谷になっていて、

沼のような貯水池が見えています・・・これが本当のスノピ沼?(爆)










一方、こちらはヘッドクォーターズから眺めたAサイト方面。

平日で空いていることもありますが、最高に開放的な雰囲気です。










・・・というわけで、このふっかふかの芝生を通って、自サイトへと戻ります。

いや〜、気持ちいいです。










遂に潜入! FIELD SUITE SPA


15:14

初訪問のSPHQ

ミュージアムツアーも無事終了し、やりたいことリストは残り1つ?

滞在中入り放題の高級スパへと向かいます。

こちらの営業時間は10時〜21時(最終入場20:30)

2日目のチェックアウト後も15時まで入浴可能という親切設定です。

通常ですと、スノピ会員で1,400円

それがキャンプ場1,650円+追加料金2,200円で2日間の入り放題ですから、

2回入れば十分に元が取れます。










デ〜ン(爆)

これまでのキャンプ場併設の豪華な入浴施設としては、

旧エンゼルフォレスト那須白河を筆頭に、

大子グリンヴィラ、フォレストパークあだたら、などが思い付きますが、

その勢力図を完全に塗り替える、超ド級の大型新人の登場です。

普通に考えたら、これ以上のキャンプ場併設の入浴施設は今後も登場しないでしょう。

(冷鉱泉なので、温泉ではないようです(源泉は冷たい))










しかし、この隈研吾氏設計の万博パビリオンのような建造物は遠目に見ても度肝を抜かれますが、

ディテールを見ても更に驚きます。

軒下というのでしょうか?要は屋根の下側全面があろうことか「薪」で覆われているのです。

軒下建材といえばニチアスの耐火性能偽装問題が思い起こされますが、

耐火性能偽装どころか、最も燃えやすい薪を採用するという・・・これは逆転の発想というのでしょうかw

あ、でもよくよく見ると広葉樹薪なので、そんなに簡単には燃えなさそうですwww











施設内部の方も外見からの期待を裏切らない、超豪華&お洒落で新しく

キャンプをやっていてよかったと思えるような(←大袈裟かw)豪華な施設でした。

洗い場の数は15で、湯船とサウナも併せてキャパは40人くらいでしょうか。

サイト数で250を超えるキャンプ場ですからGWなどは500人くらいは居るかもしれません。

場内には無料シャワーもありますし、入浴するのは半数としても250人。

ということは、250人/40人=6.3回分の回転が必要になります。

1回転で30分とすると、

6.3回×30分=189分=3.2時間

つまり17時30分からひっきりなしに効率よく入浴できたとしたら、21時のCLOSEまでに

250人分くらいの入浴は捌けそうです(←ホントかw)


公式HPより

まあどちらにしても金土の今回の日程では、混んでいても15人くらいで、

洗い場に居るのは最多でも3〜4人程度でしたので余裕を持って利用できました。

(私は入っていませんが、サウナが人気そうでした)









お風呂上がりは、何やら素敵なテラスっぽい休憩所がガラガラだったので、










堪らず、併設のカフェでソフトクリームをお買い上げw

風呂上がりのソフトを堪能するという、まさに「やりたい放題のおじさんの夏休み(爆)」

ちなみにソフトのお味は普通でした(スウィートグラスの方が断然美味しいw)












年1キャンプの食材は、、、やっぱりアレ



お風呂から出てサイトに戻りましたが、西日が強烈ですぐに汗をかいてしまいました(爆)

いや〜、ちょうど景色の良い方が西なんですよね。。。

ひとまず、(買ったのが昔過ぎて)何ていう銘柄か忘れたけど、爽やかなビールで乾杯〜♪










そして、やおら取り出したのは1年前に使ったまま車のトランクで眠っていた「王様の炭」

いわゆる成型炭なのですが、これが前回火力がなかなか強くならずに苦労したんですよね〜。

・・・というわけで、今年は1時間の余裕を見て、先に火起こしを開始します。










・・・そして、年1キャンプの食材といえば ウナギで決まりでしょう(爆)

え〜と、去年からそう決まりましたw

ライスクッカーmini で、まじめにご飯も炊きますよ〜(年1なのでw)











ウナギの方は、昨年shinn.さんに教えてもらった「タレを水で洗い流す」という助言を忠実に実行w

これで万全!と思っていましたが、やはりそう簡単ではなかった。。。



まず、ウチワを忘れました。「ウナギ屋さんのウチワは四角い特注タイプ」とテレビで見た後だっただけに

ワシもパタパタやりたかった〜。

そして、やっぱり炭火が弱い。1時間経ってある程度白くなったにも関わらず、

まだ煙がもうもう出るほどの火力には到達せず・・・(来年は2時間前から火起こしだなw)

とどめに、刺した串が太すぎたのか、何度かひっくり返しているうちに

ウナギが破けそうな大ピンチ(爆)










・・・ということで、1年越しのリベンジも、中途半端な結果に終わりましたが、

まあウナギはしっかり温まりましたし、焦げ目も少しだけ付いたので、

ここで満足したことにして、うな丼(特上)の完成ですw

いや〜、この写真だけは家族に絶対見せられない(爆)

あ、お味の方は、もちろん最高に美味しかったです。

(タレは付属のだけでは足りないと思って、家から別途持ってきていましたw)












夕食後はもう1回お風呂や〜っ!


・・・と、サイトで炭火とうなぎと格闘している間に(←こういう必死な時間がいいんだよねw)

ようやく夕日が沈み始めました。

(来年も、もし来たらタープの向きは少し作戦考えないとなぁ)











通常ですと(スノピ会員価格でも)1,400円の高級スパですから、

ちょっと汗をかいたからといって、1日に2回も入るような暴挙はありえませんがw

既に2,200円の追加料金を支払って上級国民になった私には(←なってないわ)

1回いくらだろうと気にする必要もありません。

・・・というわけで、もう1回お風呂へw

このお風呂の何が素晴らしい って、行くたびに新しいタオルを貸してくれることです。



キャンプのお風呂で今まで当然のように受け入れていた状況・・・

つまり、2回目の入浴からは半乾きのタオルを否応なく使うという状況から、

初めて解き放たれたのです!

いや〜、これホントに革命的(爆)

サイトにタオルを干す必要もありませんし、快適以外の何者でもありませんでした。









・・・と、30分足らずで1,400円の高級スパをカラスの行水状態で使用して、

サイトに戻るといい感じの空の色に、、、











開放的な芝生のサイトの夕暮れ時は、数年前に訪れた戸隠キャンプ場のそれを思い起こしました。

どちらも素晴らしい環境で、まさにこの時間帯はキャンプの醍醐味と云えるでしょう。












急遽開催 天の川?!撮影大会



日が沈んだら、ひっさしぶりの焚き火大会。

次のキャンプはいつだかわかりませんから、

買った薪を全部燃やそうと多めにくべていたら、、、











(爆)











この日は、月齢的には星撮りの良コンディションでしたが、

夜空は生憎の曇り空。

まあ、天気予報でもそうなっていましたから、期待はしていませんでした。










とはいえ、せっかくですので伝家の宝刀(35mmフルサイズミラーレス+20mm-F1.8広角レンズ)

を取り出して、雲の合間の星空などを撮影してみます。










ここSPHQは、特に西側に市街地が多く、それほど星撮り好条件ではありませんが、

天の川の見えるはずの方向(南)の雲が切れたので、試しに撮ってみると、、、

何と、うっすら天の川が写っているではありませんか!



↓天の川の位置を調べるのはこの無料(神)アプリが便利です。
https://www.vixen.co.jp/app/interval-book/









そうこうするうちに、雲がどんどん無くなり、

肉眼でもモヤッと天の川が目視出来るコンディションになりました。

そして、その天の川は、先日、房総半島最南端の野島崎灯台で見たそれよりも、

左上の方へ長〜く伸びているのがわかりました。(写真ではわからんけどw)

というわけで、思わぬ星空撮影コンディションに恵まれて、

カメラ購入時の何となくの目標であった「マイテント+天の川」を、貴重なキャンプで達成です♪

(やった〜!)


ISO6400, 20mm, F2.0, 10sec











ぐっすり眠れたSPHQ



平日泊でお客さんが少なかったこともありますが、皆さんマナーもよく

昨夜はぐっすり眠ることが出来ました(私としては結構珍しい)


しかし、早朝4時過ぎから、カラスがギャーギャー(爆)

・・・これがホントのブラック会員?w










まだ涼しかったので2度寝して6時頃・・・

ようやく起き出して、この広大なフィールドを改めて見渡してみます。











GWや3連休時にはどの程度の密度で埋まるのかはわかりませんが、

平日の混み具合でいうと、ふもとっぱらよりは明らかにガラガラだと思います。

(↑ライブカメラからの推測w)










朝食には往路のウオロクで購入していた餡バター塩フランスパン(美味しかった)と

スノピ焚火台型ドリッパーで淹れたコーヒーを頂きます。










↑ホンモノはどれでしょう?(爆)








・・・徐々に日は昇り、また真夏日の始まりです。

SPHQは決して涼しいキャンプ場ではありませんが、地元埼玉に比べると

ほんの少し涼しいと思いますw

どちらにしても大汗撤収は必至ですが、撤収後には、またあの高級スパで新しいタオルが待っていますので

自ら選んだマッチポンプと思えなくもありません(爆)












しかしながら、ひとつ難を挙げるとすると、10時オープンまで待つのが辛かったw

もうひとつ難を挙げると、ロッカーの鍵を順番に渡すのをやめて欲しい。

(ガラガラの脱衣所の一角に、栄養のいい、裸のおっさんがひしめく地獄絵図に(爆))


公式HPより










道の駅 R290とちお



そんなこんなで、高級スパを朝から満喫した時点で時刻は11時半くらいだったかな?

帰路は、またまた関越道の小出IC経由で帰ることにしました。

そのちょうど中間地点にあるのが、この道の駅

「栃尾の油揚げ」で有名な「R290 とちお」です。












ちょうどお昼時ですので、有名な油揚げを昼食代わりにむしゃむしゃと、、、

初めて食べたけど結構美味しい。










流石に油揚げだけだと痩せそうだったので(←ちょうどいいよね!(爆))

栃尾のソウルフード?っぽい、見慣れないサンドパンなるものを買ってみました。

ふわっとしたクリームが挟んである、ものすご〜く素朴な生地のパンで、

これはこれで美味しかったです。(確か結構安かった)



・・・こうして、2023年夏

ブログ好きおじさんの年1夏休みキャンプは、静かに幕を閉じました。

今回は初訪問のSPHQということで、ひっさしぶりに初キャンプ地のドキドキを

これ以上無く感じたキャンプとなり、非常に楽しかったです。

また来年もここにしようかな〜(暑いけどw)










エピローグ やっぱりやられたブヨ被弾



さて、SPHQといえばブヨ被害が有名ですが、

迂闊な素人おじさんも、漏れなくその餌食となってしまいました。

キャンプ中は、刺されたことにはほとんど気付くこともありませんでしたが、

帰宅途中に何やらあちこちに赤い斑点が浮き出ていることに気付いた時には、

After Festival !



流石に少しは警戒して、夕方からずっと長ズボンと長いソックスで完全防備のつもりでしたが、

下がダメなら上だとばかりに、特に気付きにくい二の腕を左右で各4カ所ほど、

あとは気付くはずの手の甲までw

腕だけで合計10箇所強をやられてしまいました。

かゆみはともかく、腫れるし、いつ治るかわからないし(いちおうステロイドの軟膏を塗っている)

何より見た目が恥ずかしい!(爆)



SPHQのブヨは刺されても出血していなかった気がします(鈍感なだけか?)

対策は長袖長ズボンも有効ですが、手の甲までやられているところを見ると、

ハッカ油スプレーをこまめにやらないとダメそうですね〜・・・





(おしまい)





最後に恐縮ながら採点です。

料金  :★★★★★  ソロ+高級スパ入り放題で3,850円は安い!
写真映え:★★★★★  芝生の美しさはキャンプ界随一。
            視界に余計なものも入らず抜群の写真映え。
遊具  :★★★☆☆  そり滑りの貸し出しがあるようです。
炊事場 :★★★★★  夏なので使いませんでしたが、お湯も出るはず。
トイレ :★★★★☆  そこそこ綺麗ですが、清掃頻度は1日1回くらいかな?
薪   :★★★★☆  健太薪(ケンタ薪?)は、めちゃめちゃ乾燥していてよく燃えました。
            価格も昨今の事情を考えると良心的。
ゴミ  :★★★★★  ほぼ全部捨てることが可能です。
安心感 :★★★★★  端っこはわかりませんが、真ん中に張れば全然怖くないですw
風呂  :★★★★★+  説明不要の最強風呂
総合  :★★★★★+  国内最高のキャンプ用品メーカーがお贈りする
            国内最高レベルのキャンプフィールド
            新潟ナンバーの車が多かったのは意外だったが、
            こんなに良いところが近くにあれば、そりゃあ来ちゃうよねぇ





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