■ 炉端大将って、何?
(出典:少人数ファミリーキャンプ入門)
カセットフーでお馴染みの岩谷産業から発売されている「卓上型カセットグリル」
それが「炉端大将」(商品名:炉ばた大将 炙家(あぶりや)W)です。
決して、炉端焼き店の店主(大将)では、ありません。(爆)
キャンプ=炭火BBQが定番ですが、必要以上の回数、キャンプに行く人が増え、
「もう、炭火熾すのめんどくさいよね〜」
という自堕落キャンパーのニーズにうまくハマり、空前の大ヒットとなっています。
■ 炙家(あぶりや)Wの「W」って、どういう意味?
「網焼きと串焼き」「インドアとアウトドア」・・・Wで楽しめる
という意味が込められています。
よくよく調べてみると、大した意味はありませんでしたね(爆)
自宅でも屋外でも、網焼きと串焼きを楽しみたいという、
欲張りなキャンパーにぴったりの製品です。
■ 買う前に知っておきたい3つのこと
そんな、キャンパーなら誰しも欲しくなりそうな「炉端大将」ですが、
買ってから、「あれ?こんなはずじゃ。。。」ということも、あるようです。
今日は、その実態をご紹介しましょう。
■ 魚はOK 焼き肉はイマイチ
(出典:少人数ファミリーキャンプ入門)
キャンプと言えば、BBQ。
炭火で焼いた焼き肉は、まさにキャンプの醍醐味です。
しかしながら、これを炉端大将でやってみると、どうでしょうか・・・?
う〜ん、残念ながら、炭火のあの強烈な火力・熱量には遠く及ばないのが実態。
絶好調時の炭火のように「一瞬で肉が焦げる」という状況までは、至らないようです。
これは、ガス火で輻射板を熱して、その輻射板からの輻射熱で食材を加熱する、
という、
まどろっこしい方式のためかと思われます。
(出典:少人数ファミリーキャンプ入門)
しかしながら、魚を焼いた時には、その実力を如何なく発揮します。
微妙な火力調整が出来る炉端大将では、表面黒こげ、中は半生、
という炭火でありがちな状況を避けることができ、
時間をかけて、じっくりと火を通すことにより、
ふっくらと美味しく魚を焼くことができるのです。
裏を返せば、焼き上がるまでに時間がかかるということですが!
■ 水の後処理はキッチンペーパーがお勧め
(出典:少人数ファミリーキャンプ入門)
炉端大将は、底面に水受けトレーが装備されていて、
ここに水を張って使うことが、安全上の理由で必須となっています。
しかし、自宅ならともかく、キャンプ場での水の後処理が大問題。
炊事場まで持って行く途中に、誤って自分の脚にでもこぼしたりしたら・・・
お気に入りのシューズは、ギトギトベタベタの水まみれ、
楽しいキャンプが台無しです。
そこでお勧めなのが、キッチンペーパーで全部吸い取ってしまう方法。
キッチンペーパー10枚くらいを使う必要があるので、少々もったいない気もしますが、
安価なキッチンペーパーを準備すれば問題無し!
そのままキッチンペーパーで全部拭くだけで済ませてしまう
ズボラキャンパーも、なかには居るようです。
■ 輻射板でカバーしきれない部分が汚れる
(出典:少人数ファミリーキャンプ入門)
炉端大将、何度か使っていると、汚れる場所にある傾向があることがわかります。
上の写真をご覧下さい。
食材からの油は、一見、最上部の輻射板か最下部の水受け皿(この写真ではありませんが)
に落ちるかと思われます。
・・・しかし、実際にはそれ以外のところにも、油汚れが溜まっていくのです。
これは、輻射板を外した状態です。
輻射板で覆われていない場所を重点的に、油汚れが見られます。
(出典:少人数ファミリーキャンプ入門)
例えば、このあたりとか、、、
■輻射板あり
(出典:少人数ファミリーキャンプ入門)
■輻射板なし
(出典:少人数ファミリーキャンプ入門)
このあたり。
■輻射板あり
(出典:少人数ファミリーキャンプ入門)
■輻射板なし
(出典:少人数ファミリーキャンプ入門)
輻射板から外れた部分は、見事に汚れが溜まってます。
さらにこの部分は、取り外し出来ないので、水洗いも出来ません。
たまに、何らかの方法で大掃除してやる必要がありそうですね。
更に、水受けトレーの横も汚れています。
その汚れを拭いていると、このネジにキッチンペーパーがひっかかって、邪魔をします。
以前、Namiheiさんが指摘していたのは、このネジのことでしょう。
これはまさに、おジャマネジですな。。。
(出典:少人数ファミリーキャンプ入門)
■ トレーだけは、全く汚れない
(出典:少人数ファミリーキャンプ入門)
炉端大将、洗いにくいとか、汚れが溜まるといった声がよく聞かれますが、
不思議なことに、水受けトレーだけは、いつまで経っても新品同様にきれいです。
これは、このトレーには「ホーロー加工」がされているからです。
どうせなら、全部品ホーロ加工してくれればよかったのにね!
■ なんだかんだで使っちゃう
(出典:少人数ファミリーキャンプ入門)
ということで、色々不満もありますが、
なんだかんだで使っちゃうのが「炉端大将」
やはり炭熾しの時間を丸っと、すっ飛ばして、
ワープ出来るのが、最大の魅力でしょう。
貴方も、炉端大将を買って、「あ〜、ここがイマイチだな。」とか、
言いながら、楽しんでみてはいかがでしょうか?
(おしまい)
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↑炉端大将でなくとも、カセットフー純正で色々オプションがあることに気付いた今日この頃