CB缶のシングルバーナー・・・といっても、カセットコンロしか使ったことが無いのですが、
まずは、キャンプにおけるカセットコンロのメリットを考えてみましょう。
メリットその1:鬼のような安定感
最近は、ダッチオーブンが置けるという売り文句の「
タフまる」も発売されましたが、
ごく普通のこちらのカセットフー(
達人スリム)だって、ダッチオーブンくらい余裕で置けます。
そりゃあ、冬場のデカイ土鍋を置くのが標準的な使い方ですから、
ダッチオーブンだって、空焚きしなけりゃ余裕ですよね。
そして、キャンプで、ダッチで、揚げ物!というのは、
ほんとカセットコンロの真骨頂。
さすがにコレは、他のCB缶シングルバーナーでは怖くて出来ないでしょう。
逆に言うと、揚げ物縛りで私のバーナー選択肢は、随分狭くなってしまいました。。。
メリットその2:ヒートパネル
CB缶でも冬場はプロパン入り使えや〜、っていう先入観もあるかもしれませんが、
それは使っているバーナーによると思います。
少なくとも、ヒートパネル付きのカセットコンロでは、その必要性は全く感じたことがありません。
これはカセットコンロの大きな武器ですな・・・(たまに付いていないものもありますが)
メリット?デメリット?:輻射熱耐性
CB缶に限らず、ガス缶を使用する上で気を付けなければならないのは、
ボンベの過熱によるガス缶爆発。
輻射熱の大きい調理器具使用時には、十分な注意が必要です。
まずは、ユニフレームの
fanマルチロースター
気持ち左に寄って置いているのが、恐怖心の現れですが(笑)
あまり火を強くせず、長時間使わなければ、大丈夫そうでしたね。。。
まあ、結構おっかなびっくりやってます。
この点は、ボンベ分離型のバーナーに分があります。
お次は、コールマンの
コンパクトスモーカー
この類いは、完全な空焚き使用になりますので、同じく要注意。
こちらは、商品のパッケージにもカセットコンロの写真があったので、
かなりセーフよりだとは思いますが・・・油断は禁物です。
といったところが、カセットコンロのメリット〜△なところ
続いて、デメリットについて考えてみます。
デメリット:ゴトク中央の空白地帯
これは、カセットコンロがキャンプ道具で無いことを痛感させられる弱点です。
つまり、コンパクトなキャンプ用調理器具を置こうとすると・・・
ゴトクから完全に落ちてしまう点です。
これを防ぐには、もう一つ大きい網的なものを置くとか、
一手間必要になってしまいますね。
これはカセットフー永遠の課題といっても過言ではありません。
イワタニさんには、もう少しこの問題と真正面から向き合って欲しいものです(笑)
ちなみに、コールマンの
パックアウェイケトルは・・・
ギリギリセーフ(ほぼアウト(爆))
丸形はんごう(4合炊き)は・・・セーフ
ユニフレームの
fanライスクッカーミニdxも、セーフでした。
・・・と、キャンプにおけるカセットコンロ(カセットフー)の特性をよく理解出来たところで、
いよいよCB缶使用のシングルバーナーを物色していきたいと思います。
エントリーNo.1:SOTO ST-301
まずは、amazon限定?のブラックカラーもそそる、SOTOの分離型バーナー
ST-301から。
やはり、これの最大のメリットは、カセットコンロとは比較にならない、
コンパクトな収納サイズでしょう。実物を見ると驚く程に小さかったです。
輻射熱からのCB缶過熱を防ぐ「安心の分離型」、大きめの200mmゴトク
を兼ね備えたCB缶シングルバーナーということで、非常に貴重な存在です。
しかし、分離型は同時にCB缶の冷却によるドロップダウンという弱点も産み出してしまいます。
そして、ダッチはなんとか置けたとしても、流石にここで揚げ物をするのは危ないかな?
ということで、こちらは候補から外れました。。。
エントリーNo.2:ユニフレーム US-D
上記ST-301と異なり、ゴトクを非組立式とし、
ダッチオーブンの使用もメーカで認めているのが、ユニフレームの名器
US-D です。
収納サイズは随分大きくなりますが、それでもカセットコンロと比べれば、半分程度の大きさでしょう。
これも安心のCB缶分離型ですが、表裏一体のドロップダウンは避けて通れないないようです。
US-Dがドロップダウンの問題をクリア出来れば、
究極のオートキャンプ用シングルバーナーとなり得るのですが。。。
(実はここ数年ずっと欲しかった。)
エントリーNo.3:イワタニ カセットフー風まる
キャンプ用で、ある程度ゴトクサイズが確保されたシングルバーナーは
上記2つがめぼしいところでしょうか。
しかし、ドロップダウンがネックで、やはり積載性では劣るものの、
コスパにも優れたカセットフーシリーズに目移りしてしまいます(笑)
そんななかで、まず目に付くのはケース付きの「
風まる」
実物を見ると、ドン引きするぐらいの存在感がありますが(苦笑)
それは同時に安定感があることの証。
5,000円程度で購入出来るコスパの良さも魅力です。
私は結局「タフまる」に落ち着きましたが、改めて見ても、この選択肢はありですね。
エントリーNo.4:イワタニ カセットフー BO EX
やはりアウトドアに持ち出す際に、ケース付きであることは非常に重要な要素です。
その点、カセットフーシリーズには、ケース付きの選択肢がいくつかあり、
さすが king of カセットコンロの名を欲しいままにするイワタニのラインナップには感心させられます。
そのケース付きの選択肢のひとつ・・・
カセットフー BO EX
こちらの売りは強火力ですが、私が着目したのは火力ではありません。
風まる、タフまる、の「まる」ブラザーズよりも、完全に薄い、その「薄さ」です。
これは実物を見れば明らかで、うれしいことにケースの外観でも、そのサイズ差は歴然です。
しかし、滑りやすそうなゴトク、火口外周が結構大きめ、など
キャンプ用途ではちょっとイマイチなポイントもあり、こちらも決め手に欠けました。
プラスチックの脚が溶ける・・・なんていう口コミも気になりましたね。
エントリーNo.5:イワタニ カセットフー マーベラス
キャンプ用途のカセットフーという視点で見ると、
この
マーベラスはまさに王様と考えて間違いないでしょう。
特筆すべきは、カセットフーシリーズ唯一無二のバーナー直上ゴトク!
これで、小さなキャンプ用調理器具でも難なく使える利点は、マーベラスの大きな特徴のひとつです。
しかし、王様ゆえ、その価格もハンパ無い。
どこをどうしたら5,000円の風まるとここまでの価格差がついてしまうのか?
イワタニには説明責任があります(爆)
・・・というわけで、これは機能的には申し分無いのですが、あまりの高額ゆえ手が出ませんでした(汗)
エントリーNo.6:イワタニ カセットフー タフまる
そんなこんなの紆余曲折があり、最後に辿り着いたのが2018新商品の
タフまる
今年の前半は6,500円程で売っていた記憶がありますが、
キャンプブームのあおりで大人気となったのでしょう。
現状の実売価格は8,000円オーバー・・・完全に買うタイミングを誤りました(爆)
とはいえ、やはり後発の最新型ということで、過去機種のいいとこどり?と思えるような仕様です。
ダッチオーブンの使用を明記しているのも、嬉しいポイント。
正直、積載性は最悪ですが(汗)安定感との引き替えで仕方ないと割り切りました。
さて、、、悩むの大好きおじさん?の元へようやく到着した
「タフまる」君
いきなり塗装が
「ハゲまる」君からの
「サビまる」君になっていたので、
さすがにテンションダダ下がりで、返品交換してもらいました。
交換した物も、やはり同じ場所(ゴトクと本体がはまっている全周)の塗装が
若干
「ハゲまる」気味でしたが、キリが無いのでこれで妥協。
しかし、交換したことによって、
ケースは完全に
ハズレ側へとシフトしてしまった。(汗)
隙間が
「デカまる」(爆)・・・(もう面倒なので交換はしませんが)
長年愛用のカセットフー達人スリムと並べてみますと・・・
上からでは、大きさの差はわかりません。
しかし、厚みは倍くらい?違うかな。
まあ、塗装は非常に弱いですが、タフそうでいいんじゃないでしょうか(笑)
ところで、本日の天気予報によると年末は大寒波到来とか?
いやはや、初使用はいつになるやら・・・
(長文にお付き合いいただき、ありがとうございました)
(おしまい)
↑風まるのコスパの良さが光りますな(笑)