無印良品 カンパーニャ嬬恋キャンプ場 〜 ミスティック CAMP 2016夏(後編)

しく

2016年07月30日 14:20

2016年7月21日(木)〜2泊  無印良品 カンパーニャ嬬恋キャンプ場


夏のカンパーニャ、2日目。



・・・放浪親子キャンパーは、霧に包まれた林間サイトへ

吸い込まれるように消えて行きます。。。





↓前編はコチラです
2016/07/27








夏休みとはいえ、金曜日の午前中。

昨日から林間サイトに泊まっていたお客さんは、ほんの数組程度だったようです。

ガラガラのCサイトから、ぐるっと回ります。



こちらは、C6〜C8

うっそうとした森のサイトは、一般的なカンパーニャの印象とは全く異なるものでしょう。









カンパーニャの静かで深い森は、どこまで続くのでしょうか?

草原サイトが「陽」なら、林間サイトは「陰」の世界。

まさに二つの顔を持つキャンプ場です。










Bサイトを通り過ぎ、Aサイトに辿り着きました。

こちらは、A18

林間サイトは、土〜砂利の混ざった地面が標準のようです。










手前からA17,A16,A15と並びます。

余裕のあるサイト配置で、満サイト時も落ち着けそうです。

年に数回の連休に、遠路遥々来る甲斐はありますね。











逆に、あまり落ち着かなさそうなサイトもあります。

それは、林間サイトから草原サイトへ抜ける通路沿いのサイト。

B3〜8、C9〜10 あたりでしょうか。

この通路沿いは、人と車の往来が多いので、あまりお勧めは出来ません。











Aサイトを抜けると、イベントスペースのような場所に出てきました。

なぜだか、少しホッとします。










そのまま進むと、管理棟の裏へ出てきます。

敢えて載せるような景色ではありませんが、

カンパーニャに宿泊したことがある方なら、懐かしい眺めかもしれません。










散策を終え、草原サイトの我が家へと戻ります。

霧の高原に佇むそれは、「避暑地の別荘」と呼ぶにふさわしいでしょう。

その別荘の中では・・・











無印良品キャンプ場のガイドブックを、寝転びながら熟読する放浪親子キャンパー(子)

このガイドブックをこよなく愛する娘は、全てのアウトドア教室の対象年齢を正確に記憶しています。(爆)



各種アウトドア教室は、小学1年生から対象のものもありますが、

小学3年生から対象のものは、ぐっと数が増えます。

現在2年生の放浪親子キャンパー(子)

来年は、カンパーニャで大ブレイクするかもしれません。(爆)









2日目の昼食は、カップ麺が定番でしょうか。

去年のGWも同じものを食べていたような。。。










昼過ぎ、ようやく霧が消えてきました。

遠方の山々は、相変わらず姿を見せませんが、バラギ湖までは、かなりクリアに見渡せます。










2泊3日のなかで、青い空が見えたのは、このときだけでした。

雲に阻まれ狭い範囲ながら、カンパーニャの空の青さは、心打たれるものがあります。










そうこうするうちに、時刻は13:30

娘が楽しみにしていた「アイスクリーム作り」の時間です。

申し込み書類を片手に、軽快な足取りで指定の場所へと向かいます。



ちなみに無印キャンプ場のアウトドア教室は、子供を預けるスタイルで、

親がずっと見ていることは原則NGみたいです。









ということで、1時間半の自由時間を手に入れた放浪親子キャンパー(親)

今度こそバラギ湖方面への散策に向かいます。










バラギ湖の周囲には、遊歩道も整備されています。

しかし、キャンプ場と反対側の遊歩道ではクマも出るので、注意が必要です。

こちらは、キャンプ場側の遊歩道なので、大丈夫なはずですが、

誰も居ない道を歩いていると、サニタリー棟にあった貼り紙を思い出します。。。











「6月22日(水)10時頃 バラギ湖北側遊歩道(ボートハウスからえさ釣り池に向かう遊歩道付近)

 にてお客様がクマを目撃いたしました。」



カンパーニャでは、毎年1度くらいクマ出没情報が公式HPに出ているような気がします。

場所も大体決まっていて、バラギ湖北岸のえさ釣り池付近です。

サイトがあるのは、バラギ湖南岸、更に一般道を挟んだ反対側ですので、あまり恐怖は感じません。

むしろ、こうやってクマ情報を公式HPでオープンにしてくれるのは、非常にありがたいことです。

キャンプ場にとっては不利益な情報でしかありませんからね。









バラギ湖東岸まで、やって来ました。

この近くに排水路があり、バラギ湖はせき止め湖であることがわかります。










しかし、せき止め湖とはいえ、抜群の自然環境です。

周囲にはホテルなども見当たりませんし、この環境を満喫出来るのはキャンパーの特権でしょう。










入漁券を購入した釣り人は、こういった桟橋から釣りが出来るようになっています。

私の経験では、一般的な人の場合、下手にボートに乗るよりも、

しっかりと地に足を付けて釣った方が、釣果が期待出来る気がします。











ボートハウス脇まで来ました。

ここから先は、例のクマ出没スポットです。

今日のところは、ここで勘弁しておいてあげましょう。(爆)










ボートハウスの2Fデッキに上がると、公式HPライブカメラのアングルになります。

しかし、この日はどんより曇り空。

湖面もさざ波が立ち、平凡な印象は否めません。










去年のGWには、こんなミラクルな風景だっただけに、若干残念な気持ちになりました。










ボートハウスの2Fデッキから右手を見ると、例のえさ釣り池へ向かう道が見えます。

クマが出たのは、どこらへんなのでしょうね。。。










ボートハウスで引き返し、サイトに戻ってくる途中、

キャンプ場側(バラギ湖南岸側)では、カヌー教室をやっていました。

今日の生徒は2名のようです。











草原サイト横の広場を見上げます。

開放的なカンパーニャを代表する風景のひとつでしょう。

高原を駆け抜けたそよ風が、頬を軽く撫でた・・・かどうかは忘れましたが、

そんなことを書きたくなる風景です。










自サイトに戻り、アイスクリーム作り終了の時間までゆっくりします。



今回REVOメッシュの中にはインナーテントを吊るさなかったのですが、

amazonで買った1,000円程のハンギングチェーン、これはなかなか便利ですね。

LEDランタンとの相性も抜群です。

2016/07/06











そろそろ終了の時間ですので、Bサイトにある教室広場まで迎えに来ました。

何やら袋に氷と塩を入れて、一生懸命振っているようです。

こうしてアイスクリームは作られるのですね。










サイトに持ち帰り、1,620円の高級アイスを食しましょう。

放浪親子キャンパー(子)は、抹茶味をチョイスしたようです・・・渋いネ。



お味の方は・・・うん!美味しい。

でも、期待していた「手作り故の素材の贅沢感」が、それほどでもなかったような気も・・・

要は、レディボーデン(バニラ)を超えるような濃厚さは、ありませんでしたね。









さて、アイスクリームを食べたばっかり?ではなかったと思いますが、

夕食の時間となりました。

今日は、カルビとサンチュで焼き肉です。

焼き肉は、やはり炉端大将より炭火が適任でしょう。










夕方になって、ますます濃くなってきた場内の霧。

「ここはピーターラビットの故郷・湖水地方か?」

・・・そんな錯覚にすら陥ってしまいそうです。










7月ながら気温は20℃以下だったかもしれません。

あまりの肌寒さに、焚き火をしたくなりました。

持参したケンタ薪で焚き火を少々。。。










この日は金曜日。

昨日よりは、お客さんの数が増えたようです。

薄暗くなった霧の場内に、ランタンの灯りがぼんやりと浮かび上がります。

キャンプしてる感が強くなるこの時間帯、好きな人も多いのではないでしょうか?



昨日同様、21時過ぎにはすっかり静まり返った夜でした。

22時前に就寝し、珍しく数秒で爆睡。。。









・・・翌朝、今日も雨と霧の1日が始まりました。










私は、ここの炊事場からの眺めが好きです。

うっすらと霧がかかったバラギ湖とアースカラーのスノピ幕、

そして夏らしく生い茂った緑、、、

それらが組み合わさり、とても心地よい調和を生み出します。










最終日の朝食は、サーモンの西京漬とウィンナーの残り。

油ギトギトにはなりますが、やはり焼き魚は大将に限りますな。










さて、今日は最終日。

最後にサイト横の草原へ出て、自サイトを遠目で眺めたりしてみます。










去年のGW撤収日には、快晴でこんな絶景を見せてくれた場所ですが、

今回は結局、四阿山(あずまやさん)の姿は一度も見れずじまいでした。










それどころか、ぼんやりとバラギ湖を眺めていたら、右側からすごい勢いで「霧のかたまり」が迫ってきました。

・・・そう、今回は「ミスティックCAMP」だったのです。



ちなみに霧は英語で「mist」ではなく「fog」でした。(爆)

そして、mysticは「神秘的な」という意味で、「mist」とは関係ないようですね。スペルも違うし。

でも、この霧に包まれたキャンプを私はあえて「ミスティックCAMP」と呼びたかったのです。。。










無印良品キャンプ場、うれしいことにチェックアウト定刻は遅めの12時です。

ゆっくりだらだらと撤収を進め、11時半頃には、あらかた片付きました。

あまりお手伝いをする娘ではありませんが、ペグを集めるのだけは、いつも手伝ってくれます。



・・・こうして2泊3日の放浪親子キャンパーの夏休み、

「ミスティックCAMP 2016夏」は、静かに幕を閉じました。

この後、軽井沢おもちゃ王国でたっぷり遊んでから帰宅したのは、先日記事に書いた通りです。

2016/07/24





約1年ぶりの「カンパーニャ嬬恋」

夏の季節の特徴か?とにかく霧の印象が強いキャンプとなりましたが、

避暑地としてのポテンシャルは十二分。

これからも「キャンプ界の三冠王」は、季節に応じた様々な魅力を見せてくれそうです。





(おしまい)






※いつもの評価は前回と同じなので、割愛します。
 ひとつ追加すると、シャワーが無いのが至極残念。
 津南にはあるのにね〜。

↓前回の記事
2015/05/15






関連記事