無印良品カンパーニャ嬬恋 〜 釣りと薪ストーブと私(前編)

しく

2020年10月27日 12:39

2020年10月24日(土)〜1泊 無印良品キャンプ場カンパーニャ嬬恋


世の中には、一人でやった方が楽しいものと、仲間とやった方が楽しいものがある。

釣りと薪ストーブ・・・これらは一人でやった方が断然楽しめるものだろう(個人差があります(爆))



というわけで、遠路遥々嬬恋村にて、おじさん一人の欲張りキャンプ珍道中。

お時間あれば、お付き合いください・・・










第1章 出でよハコスチ





ハコスチとは群馬県産の改良品種ニジマスで、

遊魚用に箱島系とスチールヘッド系を掛け合わせた一代交配種(F1)である。

釣り味を求めて生み出された、そのハコスチが、

10月には、このバラギ湖に、毎週100kg放流されている。

(普通のニジマスも混じってるかも)

その最終放流(推定)が10月23日(金)・・・つまりこの日の前日にあったのだ。。。




ハコスチ(群馬県HP)








早朝6:30

黄金色に輝くバラギ湖畔に到着










・・・圧倒的だ

圧倒的な美しさ。

この静寂のフィールドに一番乗りし、午前7時の釣り券発売を静かに待ちます。。。











一番手でチケット(午前券3,300円)を購入し、湖畔の遊歩道を足早に進みます。。。



このシチューエーションで一番乗り。

最近、栃木の管釣りに連続で行っていたので、

当然、朝一に釣れる感覚でいましたが、、、





全然釣れん(爆)





周りも同様で、魚がこの辺りに居ないんじゃないか疑惑が勃発。

しばらくしたら、ようやく近くの人が1匹釣って、

その疑惑も解消されまして、、、
















ブルブルッ!

ファーストヒットは、釣り開始から実に1時間後の午前8時。

最初は根掛かりかと思うようなアタリでしたが、近くまで寄って来てから、

魚らしい動きに変わりました(笑)

ネットに収まったその姿は、異様な体高と秋らしい褐色が目立つ35cmほどのニジマスです。

・・・ハッ!

これがハコスチかっ!
(たぶん)











スタートフィッシングから、栃木管釣り仕込みのルアーをあれこれ使っていましたが(笑)

頼みの綱がことごとく不発・・・

そんな状況下でのヒットルアーは、裏に Daiwa 4g と買いてある20年戦士の赤金スプーンでした。

恐らく前日金曜に放流された魚だと思いますが、

やはりトラディショナルな定番色は、ウブな魚に強いですな〜。

(この後、根掛かりで失くしましたが、、、)











1匹しか釣り上げていないのに、陽が随分高くまで昇ってしまいました。。。

鏡面湖上の向こうに浮かぶ丘は、カンパーニャの草原サイト。

これほどまでに完璧なロケーションのキャンプ場と釣り場のセットが、他にあっただろうか・・・











湖畔の森も、陽光に照らされると、かなり色付いているのがわかります。

最高のロケーションでの最高の釣り・・・といきたいところですが、、、釣れん(汗)

ファーストフィッシュから1時間以上、、、一度アタリはありましたが、すぐに針が外れて魚影も見れず。

岸釣りのフライの人だけ断続的に釣れていましたが、今日はかなり渋いようで、

ほぼ全員沈黙の時間が続きましたが、、、











ブルブルッ!






と、ようやく2匹目。

横の人が諦めて帰ったので、空いた場所に投げたら釣れました(爆)

これも体高の立派な30cmほどのニジマス(推定ハコスチ)です。










ヒットルアーは、FOREST PAL3.8g のペレット(養魚場の餌)カラー。

元来ニジマスは金色が好きですが、ペレットで育ったニジマスは、ペレット色も大好きなはず(爆)

こちらは、昨冬に管理釣り場へ行き始めた頃に買ったルアー & 管釣りでの実績ありで、

やはりバラギ湖は、管釣り色が濃い釣り場と思われます(個人の感想です)




フォレスト(FOREST) ルアー パル3.8g 20 ライトペレット スプーン








2匹とも結構なサイズでしたので、1人で食べるには1匹で十分でしたが、

昨晩急遽、ナチュログ仲間の某P氏もカンパーニャへ来るかも?と連絡が来ていたので、

1匹進呈しようと思い、2匹をキープして持ち帰ることにしました。



ちなみに魚のサイズが大きめなので、今回はズックビクではなく、

ストリンガーという器具で、魚の下顎を貫通して捕われの身にしています(←ちょっと残酷(汗))




プロマリン(PRO MARINE) ストリンガーセット ATE200










タイムリミットまであと1時間ちょっとのところで、朝一から入っていたポジションを諦め、

管理棟前の桟橋へ・・・でも、全く釣れず(誰も釣れてない)

ほとんど誰も見向きもしない小さな桟橋へ、、、







ほとんど誰も見向きもしない小さな桟橋で、

ほとんど誰も見向きもしない岸際にダメ元でルアーを投げてみると、、、









ブルブルッ!









ここに居たのかっ?!

これも35cmほどの立派なハコスチ(推定(笑))

いや〜、噂通りなかなか引きましたよ、ヤッホ〜イ♪










ヒットルアーは、得意のZANMU IDO(FULLオリオリグロー)

ほどほどのゆっくりただ巻きで釣れる、このルアーはホントに優秀。

7月にもここで釣れたし、管釣りでも釣れたこのカラーは、万能色なのかも?




ムカイ(Mukai) ルアー ZANMU-IDO 定番15 FULLオリオリグロー.









しかし、こんな岸際の水が淀んだ場所に居るとは、誰も思わなかっただろうな〜・・・

と、ニンマリしながら同じような場所を探ると、、、






ブルブルッ!





誰も釣れていないタフコンディションで、まさかの連チャン♪

この魚を釣った時点で時刻は11:30

そのあと、12時ギリギリまで粘りましたが、流石にこの後は釣れませんでした。

・・・というわけで、4匹釣り上げ2匹キープ(最後の2匹はリリースしました)

思った以上に釣れませんでしたが、周りも釣れていなかったので上出来でしょう。











釣り券を管理棟に返して、無事納竿。

昼食は湖畔にイスを出して、定番のチキンカツサンド(笑)



・・・ところで、引きが強烈だと噂のハコスチ

恐らくこの日の4匹ともハコスチだったと思いますが、

引きは”強烈”というよりも”鈍重”といった感じでしょうか。

特にヒット直後は、ひたすら重く、根掛かりと区別が付かないケースが2度ほどありました。

ニジマス特有の素早い「走り」がちょっと影を潜め、鯉やバスに近いような印象。

ただ、ここバラギ湖は正直なところ・・・水があまり良くないので、

100%の能力を出し切れていなかったのかもしれません。





バラギ湖の水があまり良くない、というのは、

流れ込みの水源の水質という点では文句無しだと思いますが、

如何せん、湖の貯水量に対しての流れ込み量が少なすぎる。

結果、水の循環率というか入れ替え率というか、

とにかく、水が長時間滞留するので、あまり水質が良くないのでしょう。

湖底の地質的な影響もあるのかもしれません。。。





・・・ということで、午前中の「釣り」を終え、午後からは「薪ストーブ」モードへ。

「第2章 不朽の名作 ホンマ時計型」へ、続きます。





(後編へつづく)





↓後編upしました
2020/10/29






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