雪中キャンプ備忘録 <その1>
車高の低い車は厳しいよ
まず、キャンプ場までは、どんな車だってスタッドレスさえ履いておけば、
まあ、時と場所によっては、オールシーズンタイヤだって、ノーマルタイヤだって、
到着できると思うのですがね。。。
問題は場内通路。
やはり、雪が積もるようなところの通路は、何かと轍(わだち)が掘られやすい。
我々が行った五光牧場では、例えて言うなら、
「ふもとっぱら」の酷いときの1.5倍くらいの轍が至る所にありました。
これ、最低地上高が130mmとかの最近の普通車じゃ、
よほどのテクニックがない限り、腹擦るよ。
最低地上高200mmの
EgnathさんOUTBACK、全く擦らなかったのは流石でしたな。。。
ただ、車高の高いSUVでも、こちらはFF+オールシーズンタイヤでしたかね?
雪原では、盛大にホイルスピンしていました(笑)
まあ、運転しているのが、雪道に慣れている
keiさんだったので、余裕で切り抜けていましたが。
一人で来ていて、スタックで動けなくなったら、ゲームオーバー?(汗)
というわけで、雪中キャンプで一番ハードル高いのは、やっぱり車ですかね〜。
そう簡単に買い換えるわけにもいかないし、これはなかなか根深い問題ですな。。。
雪中キャンプ備忘録 <その2>
雪の下は永久凍土か?パイルドライバー刺さらず
今回の設営早々に出鼻をくじかれたのが、このストーブの煙突支えで使用したスノピの
パイルドライバー。
これが地面に全く入らない!
最終的には、ソリステペグで下穴を空けてから、ようやく刺すことができましたが、
凍った地面は、ほんと脅威的に硬いですな・・・
雪中キャンプ備忘録 <その3>
コットを制するものが、雪中を制する(笑)
雪中キャンプ・・・誰だって、雪の上に直寝するのは、不安を感じるでしょう。
(私は今回、荷物を大量に持っていけなかったので、直寝しようかと思ってましたが(笑))
そこで、登場するのがコットですが、これがなかなか快適でした。
(コットの上にインフレータブルマットも使いました。たぶん無いとめちゃ寒い。)
使用したのは、
taku-cさんからお借りした
QUALZのロータイプコットでした。
ロータイプなので、地面からの高さはご覧の通り、低めですが、
コレ+インフレータブルマットで、
地面からの冷気を全く感じることはありませんでした。
(厳密に言うと、上記+アルミシートみたいなのも敷いたが、ほとんど関係ないでしょう(笑))
このタイプのコットは、脚を入れるのがめちゃくちゃ大変・・・ということを、
まことしやかに噂されていますが、この商品に関しては何の苦も無く組み立てることが出来ました。
また、主要部に「樹脂部品」を使っていないため、
低温による樹脂部品破損の心配もありません。
今回、対照的だったのは、keiさんの高級コット・・・
本物ヘリノックスの
コットワンです。
あろうことか、就寝直前に樹脂部品が脆くも折れてしまったそうです。
就寝前の気温は、せいぜいマイナス5℃程度だったと思いますし、
keiさんが多少太っていたとしても(笑)このコットの耐荷重145kgを超えているとも思えませんが、
事実は事実です。
受け入れるしかありません(爆)
しかし、雪中キャンプでコット壊れは致命的ですので、安物?は心配ですな〜。
keiさん、、、次は10万円くらいのコットにしましょうか(笑)
一方。本家ヘリノックスの樹脂部品破損をあざ笑うかのように、
氷点下でも遺憾無くその性能を発揮したコットもありました。
それがこちら・・・その名も
Hawk Zing です(←誰?(爆))
この中華製パチノックスとも呼ぶべき、廉価版(劣化版ではないよ)コットは、
何の問題もなく同条件で一夜を過ごし、その圧倒的コスパを我々に知らしめたのでした(笑)
驚くべきは、この晩のkeiさんヘリノックスコット崩壊を1年前に予言していたかのような
Egnathさんの記事タイトル(笑)
ヘリノックスコット危うし!!中華製パチノックスコットワンの実力。
(2019年1月)
まあ、廉価版も1年後に同じ場所が壊れるかもしれませんが(笑)
とにかく雪中キャンプでコットの耐久性は重要です
雪中キャンプ備忘録 <その4>
足が濡れるよ。靴下の替えは多めに!
雪中キャンプということで、足元は当然ながら・・・雪。
雪の上を歩いていると、靴の中の足先あたりが濡れてくるというのは、
誰しも経験あると思います。
今回、私もそれを想定して、史上最強のスノーブーツ・・・の呼び声高い?
超高級HAWKINS(Hawk Zingじゃないよ(爆))で挑みましたが・・・結果は惨敗。
(↓まだ平気だった頃)
さすがに25年もののブーツに、連続雪攻めは荷が重かったのか、
初日の夜あたりには、しっかりと内部まで濡れておりました(泣)
いちおう「WATRE なんちゃら OIL TANNED LEATHER」と誇らしげな刻印がある皮革でしたが、
縫い目だけで無く、革面全体に酷い水染み発生。
帰宅後乾燥させると、すっかりその「染み跡」が残っていました。
ラナパーで復活を試みるも、、、
う〜ん、いまいち(左だけ塗った後)
まあ、どっちにしても
1泊2日で替えの靴下1足は完全に失敗でした。
最低でも2足は持っていきましょう。
雪中キャンプ備忘録 <その5>
急速に冷える白米。そう、ココは自然の急速冷凍庫(爆)
今回、氷点下の脅威を感じたのは、まだポカポカ?だった昼食時。
気温はわずかに氷点下だった程度だと思いますが、熱容量が極大の、自然の冷凍庫パワーは強烈。
このおいしそうな熱々白米+鹿肉ジンギスカンも、次の肉を焼いている5分くらいの間に
一気に冷凍ご飯に(爆)
真空ダブルステンレスのお椀とかあるといいかもですね。
雪中キャンプ備忘録 <その6>
水は凍るが、プリンは凍らず。プリンは屈指の耐寒デザート?
氷点下の夜が明け、翌日の朝、、、
当然ながら、水は凍っていましたが、
プリンは凍らず(爆)
若干、プリンプリン感が硬くなったような気もしましたが(笑)
ちなみに、プリンはこんな感じで、テント内の雪の上に置いてました。
この写真のとは違いますが、意外にこうやって置いておいた
2Lのペットボトル(水)も凍っていなかったので、
雪の上においた方が、地面から熱をもらって凍りにくいのかもしれませんね。
お皿を洗う人は、そんなほとんど凍りかけの水で洗うことになりますので、
防水手袋的なもの(これはワークマンで300円くらいで購入)があると、洗い物も少し楽になります。
ただ、水が冷たいので、油汚れは全く落ちた気がしませんでしたけどね(苦笑)
さあ、行こう!みんなでプリン片手に雪中キャンプへ(爆)
・・・ということで、色々思いつくままに書いてきましたが、
要は、
プリン持って行ってこいや〜(爆)
まあ、それは冗談で、
皆さん、くれぐれも無理のない範囲でお楽しみください。。。
(おしまい)