ダイワ 21カルディアのベアリング追加

しく

2024年04月16日 21:26



今更次郎w 的なネタですが、

21カルディアLT2000S-H を購入して(たぶん)フルベアリング化してみたので、

その備忘録ネタを記録しておきます。











何故、今カルディアなのか?




まだ実釣には使っていないのですが、先日ニューロッド・プレッソST 61L を長考の末にw 購入しました。

そうすると、それ用のリールも欲しくなり、、、

このロッドの用途は、マジックジャークとボトムを考えているので

ハイギアの方がいいかなぁと、なりまして、、、

とはいえ、今使っている ルビアスFC LT2000Sのハイギヤは値上げしたのか30,000円くらいする。

ちょっと前まで25,000円で売ってたのに、そのときに買っておけばよかった(爆)



ルビアスの下といえば、、、このカルディアと思ったが、

3,000〜5,000円くらい差の 23月下美人 とすごい迷った。



何しろ10g軽いし(175gと165g)ラインローラーにベアリングが最初から2個入っている。

そしてローターの形状が、どう見てもダイワの最新形状のそれだ。



しかし、アジング専用という文言がちょっと気になるのと(私はエリアトラウト専用)

何より、今持っている替えスプール(SLPW LT タイプ-αスプール タイプ1

と互換性が無いことが仇となり、

ちょっと型遅れのカルディアを今更購入するに至った。



amazon販売品で、17,060円・・・たぶん現時点では最安じゃなかろうか?

「amazon販売 amazon発送」は、不良があったら返品出来るので、まあ悪くないとは思う。

(「謎店販売 amazon発送」は、怖くて買えないわ・・・)

21カルディアLT2000S-H(amazon)











で、いっしょに購入したのがこれらのベアリング。

カルディアは元々「ベアリング(ボール/ローラー):6/1」で、合計7ベアリングなのだが、

プラス5で、12ベアリングとなり、(たぶん)フルベアリングとなる。

しかし、だからといってカルディアがルビアスになるかというと、やっぱりちょっと違う。

まず25g重いし(150gと175g)、その重さがローターにも配分されている。

つまりは回転体が重いわけで、これは結構致命傷であるw

実店舗で回して気付いてはいたのだが、まあ鈍感なおじさんがちょっと遊びで使うくらいだから、

普通に考えたら、差し障り無いレベルだろう(爆)



(各購入品の詳細型番は、ページ最下部を参照ください)










(1)ハンドルノブ のベアリング交換



では、早速実作業に取り掛かろう。

まずは、20ルビアスでも交換して慣れている?箇所から着手する。



今回購入した カルディアLT2000S-H はハイギヤのため、付属のハンドル長さが50mmと

ノーマルギヤの45mmよりも5mm長い。

試しに、ルビアスLT2000Sの45mmハンドルと並べてみたが、

カルディア(黒い方)が5mm長いかどうかは、見た目でほぼ判別不可能だ。

回したら 違いがわかる かと思ったが・・・正直よくわからなかったw




↑違いがわかる男といえば外尾悦郎さんやw








まずは、ハンドルのエンドキャップを外す。

これにはこのような専用ツールがあるとスマートだ。

以前、ザイオンノブを買ったら付いてきた。












無ければ、事務用品のクリップをペンチでこんな風に曲げてやれば

十分に事足りる。









次はハンドルノブを固定しているプラスネジを外す。

なめやすいらしいが、私はなめたことが無い。

ネジ溝がマイナスにも対応しているので、ちょうどよいマイナスドライバーがあれば、

そっちの方が失敗しなさそうだが、たぶんちょうどよいマイナスドライバーはなかなか無い(爆)










ハンドルノブには、あっちとこっちに、プラスチックのカラーが合計2ヶ入っている。

これをボールベアリングに変更する。

型番は DDL-740ZZ これはミネベアの型番だ。

ZZは両シールド付きの意味で、外からボールが見えないタイプとなっている。

つまり異物の侵入に多少強い。










せっかくなので、ダイワのリールグリススプレーもしておく。

このスプレーはよく振らないとグリス成分が出てこないので要注意だ。

ダイワ(DAIWA) リールガードスプレーセット(amazon)










ベアリングを嵌めたら、元に戻して完成だ。

ネジを締めてスムースに回らない場合は、十中八九ベアリングが最後まで嵌ってない、

と思っていたが(ザイオンノブはそうだった)

今回は根本に1枚入っていたシムが少し厚いタイプで、これが原因だった。

手持ちの薄いのと交換したらスムースに回ったが、

ちょっとガタがある・・・どっちを取るのか悩ましいw

ちなみにルビアスの場合は、ここが1個だけボールベアリングになっている。

しかし2個にした方が断然よく回るので、1個だけの恩恵はあまり無いw











(2)ラインローラーのベアリング交換



次は、初めての経験で、なかなか難易度が高そうなラインローラー部に着手する。

ラインローラーのベアリングは何がややこしいかと言うと、

ベアリング以外のパーツが3つもある。

購入したのはダイワ純正だが、何故かサードパーティ品の方がネットで目に付きやすくて、

それしか無いのかと思っていたが、何と、ほとんど同じ値段で純正品が売っているではないか!

これは純正品を買わない理由は何一つ無い。

ダイワslpワークス(Daiwa Slp Works) SLPW BBラインローラーキットシリーズ










純正品なので、もちろん説明書も付いている(サードパーティ品も多分付いているがw )










まずは、このラインローラー部の+ネジを緊張しながら外す。

緊張したが、馬鹿みたいに固くないので、簡単に外れた。










そうすると、このように隙間が出来る。










ここからベイルを起こす動作で片割れの向きを変えれば、

ラインローラー部を引き抜くスペースが生まれた。










抜き取るとこんな風になっていた。軸側が残っている。










ラインローラー部は、片側は元々ベアリング仕様だが、こっち側が非ボールベアリングだ。

出てきた部品は、この2点。










ここに購入したキットの部品を嵌めていく。










まずは、白いカラーを嵌める。










上で嵌めたのが③だ。










次にボールベアリングを嵌める。










その上にゴムのパッキンを被せる。

ラインローラーは水に濡れやすいので、ベアリングが剥き出しにならない設計のようだ。










最後にベアリングの内輪側にのみ接触する小さなリングを嵌め込み(置いてるだけ)

終了だ。

ふむふむ、やはり一度はやってみないと構造がわかりにくいが、

一度やってしまえば何てことはない。

これで、ルビアスのラインローラーもメンテでバラすことが出来そうだ。










こうして組んだラインローラー部を元に戻す。

ここで見えているのは上で組んだのと反対面だが、見た目は同じだ。

(元からベアリングが入っている側)










最後にネジを締めて無事完了。

百聞は一見に如かず、、、といった感想だろうかw












(3)スプール軸のベアリング交換



次は、ルビアスでも交換を経験済みのスプールを支えるベアリングに取り掛かる。

しかし、固定されているはずのスプールをボールベアリングで支えるとは、

どんだけドラグ使う気やねん・・・とツッコミたくなるw










これには0.89mmの六角棒レンチが必要になる。

折れそうな細さだ。










横からイモネジで留まっているので、それを緩めるのだが、

「イモネジは押しネジ」という固定概念があると、うまく取れないw

このネジは完全に抜かないと取れないのだ。










この白いカラーを、贅沢にもボールベアリングに交換する。

まあ贅沢とは言っても、せいぜい200円くらいだから安いものである。










戻すときにまたイモネジを締めるのだが、ワッシャが邪魔でこんな風にレンチを突っ込んだ。

このワッシャが簡単には外れなかったのだが、もう少し引っ張れば外れたのかな・・・?










まあ、何はともあれ、ココは簡単に交換完了である。











(4)スプール内のベアリング交換



最後にスプール内のベアリング交換に着手する。

ここもドラグ作動時に機能するベアリングとなる。

安いリールだと、スプールを支えるカラー自体無かったと思うが、

高いリールだと、スプールですら「両軸受け」されているのである。










まずは、上の変形止め輪を小さいマイナスドライバーで外した。

久しぶりなので、工具は適当であるw










今度は、真ん中の小さく細い止め輪を精密マイナスドライバーで外した。

これが外した瞬間にめっちゃ飛んでくるので要注意である。

前回は初めてだったので、そういう点もどこかのページで予習していたのだが、

2回目ともなると油断していたw










真ん中に見えているのが、交換対象の金属カラーだ。

結構立派。










こちらをこのベアリングと交換する。

ZZが付いていない型番はこのように、中のボールが見えている。

別にZZでもいいのだが、ハンドルノブ以外はZZ無しを使うのが定番のようだ。










止め輪を元に戻すときは、手で押し込めば戻った。










最後の止め輪も手で戻して終了。

これで、もう交換する場所は無い・・・はずだ。











こうして、定番のベアリングチューンを終えたカルディアLT2000S-H

早くロッド2本を携えて管釣りに行きたいものだ。

(これまで1本だったw)



ボールベアリングはamazonが高かったので、楽天でまとめて買ったのだが、

このショップは梱包も丁寧で非常によかったことを最後に書き足しておこう。





(おしまい)





ダイワ(DAIWA) スピニングリール 21 カルディアLT (2021年モデル)(amazon)
↑購入時点で17,060円(amazon販売&amazon発送以外は、販売会社をよく調べた方がいいです)


ダイワslpワークス(Daiwa Slp Works) SLPW BBラインローラーキットシリーズ(amazon)
↑カルディアは、M2タイプになります!


ミニチュアベアリング ミネベア ベアリング DDL-740ZZ NMB ステンレス 内径4mm外形7mm幅2.5mm ddl740zz DDL740ZZ<楽天>
↑ハンドルノブ用です。2個必要です。


7-11-2.5 DDL1170 ミネベア オープン DDL1170 NMBステンレス1個<楽天>
↑スプール軸(メインシャフト)用です。1個使います。


6-10-2.5 DDL1060 ミネベア ミニチュアベアリング DDL-1060 オープン NMBステンレス1個<楽天>
↑スプール内です。こちらも1個。





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