コールマンの安いクーラーボックスに、発泡ウレタン注入の改造(2)

しく

2016年08月03日 21:16



安物クーラーボックスのフタに、断熱材を注入すべく、思い腰を上げた放浪親子キャンパー。

発泡ウレタンのスプレー缶に、ノズルを取り付け、準備万端です。




↓前回からの続きです
2016/08/02



↓改造対象のクーラーボックスはこれです。











(1)でも書きましたが、マスクと保護メガネが必要です。

このスプレー缶には書いてありませんでしたが、硬化時になんらかのガスも出るような・・・?

って、どれだけ危ないんじゃ。。。


(写真のマスクでは役不足でしょう。ちゃんとした作業用を買った方がいいです。)









購入したのはBD発泡ウレタン。

再廉価ウレタンとして、業界では有名なようです。


ボンド商事 BD 発泡ウレタン 340ml











微妙に聞いたことあるような、無いような・・・ボンド商事株式会社

たぶん、無いな(汗)











使用方法です。

超要約すると、20回よく振ってから、缶を逆さま状態で注入します。



しかし、この作業は危険がいっぱい!

(1)でも書きましたが、安易な気持ちではやらない方がいいです。





以下、一度経験してわかったことを中心にポイントを整理しておきます。


■安全面■

・ウレタンが肌に付着すると、なかなか取れません。

 目に付着したら・・・考えただけでも恐ろしい。

 保護メガネは必須です。

・硬化時に何かしらのガスが発生しますので、

 屋外で作業し、マスクをしましょう。

 作業用マスクがベストです。



■服装・養生■

・ウレタンは服に付着すると、全くと言っていいほど取れません。(私の服にも付きました。)

 汚れてもいい服装でやりましょう。

・あなたが注意していても、ウレタンは、かならず地面に垂れることになります。

 作業スペースの下は、大きめのゴミ袋2枚並べて敷いて、テープで固定しましょう。



■テクニック■

・使用前に20回以上、缶をよく振ります。これは成分を混ぜるためです。

・缶は逆さま使用が基本です。

・水分と反応するので、霧吹きで湿らせると硬化が促進されるようです。

 ただし、フタの中にどうやって霧吹きすればいいかは謎です。

 夏なので湿度が高いと判断し、横着してこれは省略しました。

・ウレタンは、あなたが思ってる以上に膨らみます。

 溢れ出る前提で、心構えしておきましょう。(養生など)






はい、以上を踏まえて実践です。

ちなみに、以下は、上記をほとんど無視して作業した、哀れな素人の作業記録になります。(爆)

でも、保護メガネ(といっても水泳ゴーグル)とマスク(風邪用)はきちんと装着してましたけどね。





ウレタンの注入は、フタに空けた6箇所の穴から順番にやりました。

膨らむ、膨らむ、とわかっていても、やはり多めに入れたくなるのが人間の性。

充填直後の状態で、フタ内部に6〜7割ほど注入したと思います。



(↑充填後はあくまでこんな状態でした。写真撮らなかったのでイメージ画像。)









そして、2〜3分経過。

ここからが恐怖の始まりだった。。。










フタ内部に充填されたウレタンは、すぐに膨らみ始めたようでした。

注入した穴から、出るわ、出るわ。。。

みるみる膨らむウレタンは、養生不足の床に溢れ出んばかり。



これは、養生していない床が大ピンチ!(汗)









なんなんでしょうね〜、この発泡ウレタンというやつは。

穴からムクムクと成長を続け・・・











どんどん膨れ上がります。



・・・何か、フタの中でイヤなことでもあったのでしょうか?(爆)









急いで、フタの下に大きめのゴミ袋を敷く放浪親子キャンパー。

どんどん膨らむ発泡ウレタンは、容赦なくベランダの床へボトリ。

ちなみに床に付着して未だに少し残ってます(泣)











この改造をやるにあたり、ネットで事前調査をしていました。

画像検索でよく出てくる画像は、まさにこんな感じ。

それを見て、

「なんで、こんなに沢山注入するのかな?入れ過ぎでしょ〜。」

と、思っていた放浪親子キャンパー。

しかし、実際自分でやってみると、その理由がわかりました。



・・・発泡ウレタンは、思っていた以上に膨らむ!(爆)










作業後のノズルが無言で語ります。

だから言ったでしょう・・・安易な気持ちではやらない方がいいって。。。










溢れ出た発泡ウレタンの表面は、30分ほどで固まりました。

たぶん、内部は固まっていないだろうと、固まった部分をごそっと外してみます。










・・・すると、やっぱり穴から、新しいウレタン君が、、、

ボコボコと出てきました。

どんだけ膨らむ気じゃ〜。。。










8箇所全て、固まった部分を外して、穴の部分を開放します。










ちなみに固まった部分を割ってみると、こんな感じ。

安い発泡ウレタンですが、見事なまでの硬化ぶりです。

焼き立てパンのようにも見えますが、結構硬いです。



(つい「ホカホカ」と書いてしまいましたが、熱くはありません。(爆))









硬化した発泡ウレタン・・・

顔を書くと、ゴマちゃんに見えなくもありません。











外に膨らんだ部分は30分で容易に硬化しましたが、フタ内部はそう簡単にはいきません。

なかなか膨らんだ感触が得られず、失敗したかな?という不安に駆られました。



しかも、こんな汚くなってしまって・・・本当にキレイに清掃出来るのでしょうか?(大汗)

予想以上の無惨な見た目に、やっちまった感120%の放浪親子キャンパー。。。





絶体絶命の放浪親子キャンパー・・・その哀れな運命は如何に?

次回、最終回へと続きます。。。





※本改造は、様々なリスクが伴いますので、使用製品の注意書きをよく確認の上、自己責任でお願いします。





(つづく)

2016/08/04






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ボンド商事 BD 発泡ウレタン 340ml






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