■オムの見どころ7 〜 建物外観の統一感■
「道志村の隠れ里」の異名を持つネイチャーランドオム。
隠れ里だけに、そこにあるのは手付かずの自然だけではなく、
適度に人の手が介在した里山のような趣も持ち合わせています。
それを象徴するのが、場内に点在する宿泊施設などですが、
その外観の統一感が素晴らしい。
よくある一昔前の観光地のような、自然環境は抜群ながら、
それをかなりスポイルしてしまうような観光施設・・・のようなことは一切無く、
オムの自然と融和した、違和感無い建物外観(「こげ茶」もしくは「漆喰」)で統一されているのです。
オムのオープンは1980年と、道志のキャンプ場の中ではかなり古い方ですが、
その当初からのぶれないスタイルなのでしょうかね。
トイレも比較的新しいものに関しては、この外観ルールが徹底されています。
新しいのに、敢えて古く見せる・・・これもオムのこだわりなのでしょう。
そして、こちらは本当に古そうな茅葺き屋根の古民家。
古いものから、新しいものまで、年代差を感じさせない統一感が生み出す雰囲気こそが、
訪れたキャンパーに、「オムらしい」と感じさせる秘密なのではないでしょうか。。。
■オムの見どころ8 〜 数えきれないほどの橋■
大小4つの沢が流れると言われる、オムの場内。
沢によって分断された地形は、オムの特徴であると共に、
そこへ架けられた橋と相まって、印象的な風景を作り出します。
もちろん、橋にも「こげ茶」の塗装が施され、オムワールドの創成に寄与しています。
橋は他にも、池に架かる丸太橋や、車で通るちょっぴり怖い橋など色々です。
全て数えると10個くらいはあるのかもしれませんが、全てを網羅するのはかなりの難題です。
というのも、こんなさりげない橋も、場内には隠されていますので。。。
橋を探すだけでもトレジャーハント気分を味わえそうなオム。
やはり、オムワールドの奥の深さは相当なものです。
■オムの見どころ9 〜 この風呂は何風呂ですか?と聞いてはいけない■
いきなり「見どころ」から、「ルール」っぽくなってしまいましたが、、、
オム名物の貸切○○風呂・・・
間違っても、「この風呂は何風呂ですか?」と聞いてはいけません。
なぜなら・・・
「岩風呂」と、
デカデカと書いてあるから!(爆)
しかも3箇所も!(爆々)
■オムの見どころ10 〜 木彫りクマが、すごくリアル■
岩風呂近くにある、通せんぼするような木彫りのクマ。
すごくリアルですよね〜
・・・え?あんまりリアルじゃない?
こんなに直立不動で、手がまっすぐなクマは居ない?
いやいや、すごいリアルでしょ〜
え?どこが?って・・・
手が!(爆)
肉球の質感を追求し、わざわざ別部品で構成する念の入れよう。
作者の執念を感じますね。
・・・それにしても、橋を渡ったところにある巨大なペンギン、ニュー田代の物と言われるパンダ
そして、このクマ、これらの作者は、どなたなのでしょうね〜?
(オムの7不思議のひとつです)
■オムの見どころ11 〜 看板s■
オムにはありとあらゆる様々な看板があります。
これらの看板s、どれをとってもオムっぽいと言いますか・・・
これもオムワールドのひとつですね。
さて、一般的にはオムと言えばコレ、という看板はこちらだと思いますが、
この看板に、ある秘密が隠されていました。
・・・手で持ってた!
これは神の手ならぬオムの手ですな。。。
場内には、オムの地名を表す看板もあちこちにあります。
こちらは「ふじみ台」の看板。
名前からして、眺望が期待出来そうですが、どんな場所なのでしょうか?
ちょっと坂を上って行きましょう。。。
■オムの見どころ12 〜 究極のポツーンサイト・ふじみ台■
場内案内図の左上端から更に先へ進んだ場所にあるとされる「ふじみ台」
ただでさえ、謎に満ちたオムの更にミステリーなスポットといえるでしょう。
先日のオムキャンプ2日目の早朝、ひとり探索をしてみました。
ふじみ台への道は、車の幅を確保した山道といった様相です。
ジムニーなら行けそうですが、私のランボルギーニでは到底無理です。(嘘爆)
ぜぇぜぇ言いながら(ぜぇぜぇ言うの、早っ!)登って行くと、
眼下に見えてきたのは集会場でしょうかね。
お〜い、放浪親子キャンパーはここに居るぞ〜
・・・シ〜ン
早朝の場内のはずれ・・・当然ながら怖がり放浪親子キャンパーは、
凶暴な野生動物を警戒しながら進みますが・・・ここはイマイチ、クマレーダーが反応しませんな。
でも、夜は絶対無理。
針葉樹の森の向こうから、朝陽が昇り始めました。
オムは結構な山間にあるので、朝陽が当たるのが遅いです。
100mほど進んだでしょうか?
少し開けた場所が見えてきましたよ。。。
お〜、ここは間違いなく 「ふじみ台」 いや 「富士見台」 のようです。
なぜ 「富士見台」 って、わかったかというと・・・
赤点線で囲ったところから、見紛うこと無き富士山が見えているからなのです〜。
・・・しかし、この写真ではわかりませんな。
仕方ないので、キットレンズ装着のミラーレスから、
高倍率ズームのコンデジに持ち替えまして・・・うぃ〜ん。。。
見えました〜っ!
皆様、お待たせ致しました。
これがオムの「ふじみ台」からの富士山です。
しっかりと整地され、お馴染みのU字溝も置いてあるところを見ると、
ここもオム公認のサイトのようですね〜。
見晴らしと孤立感は抜群ですが、最寄りのトイレは山道を徒歩10分?
いや〜、私にはとても無理ですが。。。
・・・ということで、オムのあまりの奥深さゆえ、
2回に分けてお送りした「ネイチャーランドオム外伝」
お楽しみ頂けたでしょうか?
今回は、オムの見どころをざっと紹介しましたが
謎多きオム、まだまだ秘密のスポットが隠されていそうです。
あなたも、新たな発見を求めて、
オムワールドの探索に出かけてみてはいかがでしょうか・・・?
(おしまい)
↑そろそろコレの出番かな?