ネイチャーランドオム外伝 〜 ふじみ台潜入レポ & オム見どころポイント(後編)

しく

2017年05月17日 21:32



道志の古豪・ネイチャーランドオム外伝・・・前編の続きになります。


前編に引き続きオムの見どころと、最後にオム最後の秘境?・・・ふじみ台への潜入レポをお送りします。


2017/05/15

↑前編はコチラ









■オムの見どころ7 〜 建物外観の統一感■



「道志村の隠れ里」の異名を持つネイチャーランドオム。


隠れ里だけに、そこにあるのは手付かずの自然だけではなく、

適度に人の手が介在した里山のような趣も持ち合わせています。


それを象徴するのが、場内に点在する宿泊施設などですが、

その外観の統一感が素晴らしい。



よくある一昔前の観光地のような、自然環境は抜群ながら、

それをかなりスポイルしてしまうような観光施設・・・のようなことは一切無く、

オムの自然と融和した、違和感無い建物外観(「こげ茶」もしくは「漆喰」)で統一されているのです。



オムのオープンは1980年と、道志のキャンプ場の中ではかなり古い方ですが、

その当初からのぶれないスタイルなのでしょうかね。











トイレも比較的新しいものに関しては、この外観ルールが徹底されています。

新しいのに、敢えて古く見せる・・・これもオムのこだわりなのでしょう。











そして、こちらは本当に古そうな茅葺き屋根の古民家。


古いものから、新しいものまで、年代差を感じさせない統一感が生み出す雰囲気こそが、

訪れたキャンパーに、「オムらしい」と感じさせる秘密なのではないでしょうか。。。












■オムの見どころ8 〜 数えきれないほどの橋■



大小4つの沢が流れると言われる、オムの場内。

沢によって分断された地形は、オムの特徴であると共に、

そこへ架けられた橋と相まって、印象的な風景を作り出します。










もちろん、橋にも「こげ茶」の塗装が施され、オムワールドの創成に寄与しています。

橋は他にも、池に架かる丸太橋や、車で通るちょっぴり怖い橋など色々です。

全て数えると10個くらいはあるのかもしれませんが、全てを網羅するのはかなりの難題です。











というのも、こんなさりげない橋も、場内には隠されていますので。。。


橋を探すだけでもトレジャーハント気分を味わえそうなオム。

やはり、オムワールドの奥の深さは相当なものです。













■オムの見どころ9 〜 この風呂は何風呂ですか?と聞いてはいけない■



いきなり「見どころ」から、「ルール」っぽくなってしまいましたが、、、



オム名物の貸切○○風呂・・・

間違っても、「この風呂は何風呂ですか?」と聞いてはいけません。



なぜなら・・・











「岩風呂」と、デカデカと書いてあるから!(爆)













しかも3箇所も!(爆々)













■オムの見どころ10 〜 木彫りクマが、すごくリアル■



岩風呂近くにある、通せんぼするような木彫りのクマ。

すごくリアルですよね〜



・・・え?あんまりリアルじゃない?

こんなに直立不動で、手がまっすぐなクマは居ない?



いやいや、すごいリアルでしょ〜

え?どこが?って・・・











手が!(爆)



肉球の質感を追求し、わざわざ別部品で構成する念の入れよう。

作者の執念を感じますね。


・・・それにしても、橋を渡ったところにある巨大なペンギン、ニュー田代の物と言われるパンダ

そして、このクマ、これらの作者は、どなたなのでしょうね〜?

(オムの7不思議のひとつです)











■オムの見どころ11 〜 看板s■



オムにはありとあらゆる様々な看板があります。

これらの看板s、どれをとってもオムっぽいと言いますか・・・

これもオムワールドのひとつですね。












さて、一般的にはオムと言えばコレ、という看板はこちらだと思いますが、

この看板に、ある秘密が隠されていました。











・・・手で持ってた!


これは神の手ならぬオムの手ですな。。。











場内には、オムの地名を表す看板もあちこちにあります。


こちらは「ふじみ台」の看板。

名前からして、眺望が期待出来そうですが、どんな場所なのでしょうか?

ちょっと坂を上って行きましょう。。。











■オムの見どころ12 〜 究極のポツーンサイト・ふじみ台■



場内案内図の左上端から更に先へ進んだ場所にあるとされる「ふじみ台」

ただでさえ、謎に満ちたオムの更にミステリーなスポットといえるでしょう。









先日のオムキャンプ2日目の早朝、ひとり探索をしてみました。

2017/05/01



ふじみ台への道は、車の幅を確保した山道といった様相です。

ジムニーなら行けそうですが、私のランボルギーニでは到底無理です。(嘘爆)











ぜぇぜぇ言いながら(ぜぇぜぇ言うの、早っ!)登って行くと、

眼下に見えてきたのは集会場でしょうかね。


お〜い、放浪親子キャンパーはここに居るぞ〜


・・・シ〜ン











早朝の場内のはずれ・・・当然ながら怖がり放浪親子キャンパーは、

凶暴な野生動物を警戒しながら進みますが・・・ここはイマイチ、クマレーダーが反応しませんな。


でも、夜は絶対無理。











針葉樹の森の向こうから、朝陽が昇り始めました。

オムは結構な山間にあるので、朝陽が当たるのが遅いです。











100mほど進んだでしょうか?

少し開けた場所が見えてきましたよ。。。











お〜、ここは間違いなく 「ふじみ台」 いや 「富士見台」 のようです。











なぜ 「富士見台」 って、わかったかというと・・・

赤点線で囲ったところから、見紛うこと無き富士山が見えているからなのです〜。


・・・しかし、この写真ではわかりませんな。

仕方ないので、キットレンズ装着のミラーレスから、

高倍率ズームのコンデジに持ち替えまして・・・うぃ〜ん。。。













見えました〜っ!

皆様、お待たせ致しました。

これがオムの「ふじみ台」からの富士山です。












しっかりと整地され、お馴染みのU字溝も置いてあるところを見ると、

ここもオム公認のサイトのようですね〜。


見晴らしと孤立感は抜群ですが、最寄りのトイレは山道を徒歩10分?

いや〜、私にはとても無理ですが。。。












・・・ということで、オムのあまりの奥深さゆえ、

2回に分けてお送りした「ネイチャーランドオム外伝」

お楽しみ頂けたでしょうか?



今回は、オムの見どころをざっと紹介しましたが

謎多きオム、まだまだ秘密のスポットが隠されていそうです。



あなたも、新たな発見を求めて、

オムワールドの探索に出かけてみてはいかがでしょうか・・・?





(おしまい)






↑そろそろコレの出番かな?





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