ネイチャーランドオム 〜 道志村の隠れ里

しく

2015年08月19日 23:02

2015年8月13日(木)〜2泊  ネイチャーランドオム


キャンプをしていなければ、出会えない風景があります。

キャンプをしていなければ、知らない場所があります。

ネイチャーランドオムは、特に、そのことを強く思い起こさせるキャンプ場です。



そう、ここは「道志村の隠れ里」

本日は、キャンプをしていない人が知らない世界へ、

キャンパーの皆様だけを特別にご案内いたします。。。







お盆休みに、予約無しで道志へ突撃

一見、無謀な放浪親子キャンパーでしたが、空きサイトは、意外と早く見つかりました。

ネイチャーランドオム・・・昨年5月以来の訪問です。

(なにやらキャンセルが相次いだとのことで、運良く2泊分をget!)











広大な場内に点在する各サイト。

総サイト数は、約40と敷地の広大さから考えるとかなり少ないと思われます。

つまり、繁忙期でもまったりキャンプが可能ということでしょう。

今回は、空いていた「欅通り」の1区画に張りました。(☆印)


(↑公式HPより引用)








本日は微妙な天気予報、また2泊ということで、

REVOタープLもしっかりと張って万全の体勢です。

さあ、2泊3日「道志村の隠れ里」でのひっそり生活が始まります。。。











「欅通り」から下へ降りて行くと、「集会場」(炊事場&トイレあり)と「松の木広場」が見えてきます。











「松の木広場」の向かいには、「唐松広場」











「唐松広場」から1段下がったところに、「マス池」

そして、その横に位置する「白樺広場」・・・恐らく一番人気の広場でしょう。

各広場とも、お盆ということでグルキャンの方々が入られていました。











「白樺広場」を抜けて、更に下へと行くと、ひっそりサイトが点在しています。

しかし、傾斜が急な場内。

前回見ているので、今回は、ここより下へは行きませんでした。











ここで設備の紹介をしておきましょう。

これは地図にはありませんが、「集会場」横のトイレ。

一番新しいと思われます。

外観はわざと古めかしく塗装されていますが、これはオムの流儀なのでしょう。

中は新しいです。











「中沢下」のトイレになります。

普通にキレイです。










同じく「中沢下」の炊事場です。

炊事場に生ゴミ捨て場がないのも原因でしょうか。

どの炊事場も、生ゴミが散らかり気味です。

お湯は出ません。



各洗い場には、ペットボトル製のスズメバチトラップがぶら下げられていて、

1日1匹くらいは捕まってました。

やっぱり、居るんですね〜。

これは非常に助かります。









オムの遊具といえば、場内あちこちにあるお手製ブランコ。

自サイト横にもあり、うちの子も相当楽しく遊んでいました。

手を離すと沢に転落しそうで、なかなかスリリング。











場内には4つの沢が、流れているようです。

心地よい水の音が、「隠れ里」に響きます。











ぐるっと回って、「欅通り」に戻ってきました。

勾配が気にならなければ、散策コースに困ることはありません。

至るところに、この風景。

これが、オムの実力です。











本日の区画、目の前のコテージが若干気にはなりますが、

外観を統一した和風の建物・・・これも「隠れ里」の雰囲気を盛り上げる要因でしょう。











さて、お盆休みに運良く滑り込んだまではよかったのですが、

1組30分の貸切家族風呂に、あぶれてしまいました。

しかも、これは完全に見落としていましたが、場内にシャワー無し。

仕方が無いので、車で5分の「紅椿の湯」へ。

(なんだか「道志の湯」に見た目がそっくりです。(爆))











行った時間が悪かったのか、結構な混雑ぶりだったので、貸切風呂へ。

1時間3,000円・・・た、高い。

痛い出費となりました。











ひとっぷろ浴びて、「隠れ里」へ戻ります。

オムの門番は、3〜4mくらいありそうな大きな木彫りのクマ。

このあたりが、なんとも「オム」らしい。。。










自サイトに戻り夕食の準備を。。。

初日の夕飯は、「冷凍チャーハン」が最近のブーム。

3分で出来るし、抜群に美味い♪

炭火で鶏もも肉を焼くのも、いつものパターンだが、今回は炭火が意気消沈し、

結局フライパンで焼くことに。。。(汗)











こうして1日目の夜は、更けていった。。。











2日目・・・

「欅通り」は、静かな朝を迎えました。











この日は朝から快晴。

夏なので、多少は暑いが、やはり下界の夏とは全くの別物。

道志村の下(しも)に位置するオムだが、それでも標高は700m。

森林に囲まれていることもあり、過ごしやすい気温です。











「欅通り」近くのサイトがいくつか空いたので、今のうちに写真を撮っておきましょう。











この坂の上は、「桧が丘」

この辺りでは一番人気のサイトでしょう。

プライベート感は抜群です。

ただし、夜は真っ暗。












「集会場」からの眺めも、ネイチャーランドに居ることを感じさせます。

「自然との共存」・・・オムのブレないコンセプトです。











ここにあるのは、「森」と「沢」、そして少しの人造物。

人の手が入ることで、里山は生きる・・・








などと、偉そうなことを言いつつ、翌日も同じ道志のセンタービレッジで予約が取れたので、

食材不足が深刻化した放浪親子キャンパー(爆)

3泊目は、富士五湖 or 西富士方面まで流れ着く予想だったので、

途中で買い物出来るだろうと、食材をあまり買っていませんでした。

途中、道の駅はあるけど10時にはもう長蛇の駐車待ち列だし、、、





ということで、食材を温存するために、横着して「紅椿の湯」で夕食を。

見本写真も何も無かったので、「店名が付いている定食にハズレ無し」という格言に従って、

「紅椿定食」を注文しましたが、、、



この格言は、あまり当てにならないことが証明されたような。。。









3日目・・・

昨夜は、昼間の晴天が嘘のように、土砂降り雨に見舞われました。











サイトの砂利、若干少なめだったので、寝ながら水はけを心配していたのですが、

・・・杞憂に終わったようです。











2泊3日の”ひっそり生活”も、今日で終わり。

この素晴らしい環境で、最後のコーヒーを頂きますか。。。











自サイトからの眺め・・・特に見上げる方向の雰囲気は抜群でした。

まさにネイチャーランド。

ちなみに「欅通り」の更なる上方に「すぎの森」というサイト群があるのですが、

車で登るのが厳しいので、最近はほとんど案内していないとのこと。

(稀にマニアな人が四駆で行くようです。)











ネイチャーランドオム・・・「道志村の隠れ里」

キャンプをしていなければ、この場所に、こんな森の奥深くに、

秘密の隠れ里があるとは、知る由もなかったでしょう。



まさに、キャンパーのみぞ知る、秘密のキャンプ場。

本記事をご覧のキャンパーの皆さんは、幸運にもその秘密の場所を知ってしまいましたね。

あとは、自分の目で確かめるかどうかは、あなた次第。

オムは、そのブレない姿で、今年も来年も、訪れるキャンパーを快く迎え入れてくれるでしょう。。。







(いつもの評価は、前回訪問時と変わらないので割愛します。)
2014/07/09








↑キャンプ場で至福の1杯をどうぞ。。。





関連記事