高ボッチ高原キャンプ場 〜 天空の写欲キャンプ

しく

2022年06月01日 22:06

2022年5月28日(土)〜1泊 高ボッチ高原キャンプ場(長野県塩尻市)


人間の三大欲求である・・・「食欲」「性欲」「睡眠欲」

しかし、時としてそれを超える「欲」が生じるのが、趣味の世界でしょう。



写真を写したいと思う「写欲」

その欲が最大限に高まる絶景スポット・・・それが「高ボッチ高原」です。

元はと言えば、陣馬形山と双璧を為す絶景キャンプの雄でありましたが、

「キャンプ場では無い」という、絶対的なディスアドバンテージがあり、

個人的には、これまでキャンプ候補地となることはありませんでした。



しかし、時は2022年

キャンプを忘れたキャンプブログに、そのチャンスは訪れたのです。



新生・高ボッチ高原キャンプ場



この北アルプスを望む天空の地で、

今、ひっさびさの野営録が始まろうとしていますw









標高1,600m ・・・の駐車場(爆)

高ボッチ山の山頂付近へ到着すると、予想通りの絶景が出迎えてくれます。











八ヶ岳中信高原国定公園 高ボッチ高原

何とも大そうな地名の付いた高原ですが、その起源は神話の世界に通じるのですから、

スケールの大きさは計り知れません。

私の記憶の範囲では、戸隠キャンプ場以来の「神話」が登場するキャンプ場ですw










ここからの景色は、ご覧の通り。

到着早々、高ぶる写欲を抑えきれません(爆)










驚いたのは、この超絶クラスの絶景を眺める場所に、堂々とキャンプサイトが鎮座していたこと!

総数わずか「3」のオートサイトですが、此処は

「わざわざ遠路遥々やって来て、キャンプをする価値があるか?」

という個人的なキャンプ遂行条件を軽くクリアしています。










一方、こちらが本日宿泊する方のフリーサイト(非オート)











ちょっと、絶景のあっちと比べるとあれですがw

1泊1人1,000円(15時〜10時)、10時からのアーリー相当のデイキャン追加でも+500円

の格安料金ですから、一切の文句はありません(笑)

ちなみに設備は右奥に見えているトイレ棟のみ。










「でいたらボッチトイレ」と命名された標準的な人間サイズのトイレですが、

異常に新しいところを見ると新築でしょうか?

ペーパーが無いとか、ボットンとか、あらぬ憶測が飛び交ってますが?

完璧な水洗トイレで、ペーパーもしっかりあったようです。










というわけで、手運びでえっちらおっちら、

といっても駐車場は目と鼻の先ですが、久しぶりのテント設営に四苦八苦して

ようやく「設営完了」という、キャンプブログワードが半年以上ぶりに登場(爆)



ちなみにテントは何年か前に購入したローベンス/ミッドナイトドリーマー

って、もう売ってないのかしら?

もう何でもいいので、類似品のリンクを貼っておきましょうw



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10時にアーリーチェックイン、11時に設営完了した後は、

本日ご一緒するナチュログ写真部の長老こと Egnath さんと、

高ボッチ山の山頂踏破を目指します。










標高1,664mの山頂へは、わずか5分ほどの道のり。

しかし長老Eg爺は、その昔ゴルフで痛めたという両膝の爆弾を抱えているために

どうやらギリギリだった模様 www

一方私の方は、、、もちろん余裕です(ぜえぜえ(爆))










山頂からの眺望は、誰もが知っている諏訪湖と運が良ければ富士山をも望む

「あの」絶景。











う〜ん、若干雲がかかって富士山はチラ見えですが、まだ試合は序盤戦。

まだまだクライマックスはこれからです。










しかし、高ボッチ高原の絶景は、何も諏訪湖と富士山だけではありません。

とにかく山頂だけあって、ぐるりと360度・・・まではいきませんが、

270度くらいは視界が開けています。










そして、抜群の自然環境と整備され過ぎていない国定公園。

これで写欲を抑えろと言われると、もうそれは一種の禁欲生活(爆)

時間はいくらでもある気楽なおじさんソロキャンプですから、

思う存分にシャッターを切ります。













13時過ぎだったでしょうか。

前日夕方に大阪を出発し、色々寄り道をしてきたであろう edi さんも合流し、

今回のナチュログ写真部合宿・番外編も全員集合。










ediさんのテントは、最近のトレンド? one tigris の変形ソロ幕。

スカートが内折りだったりと、なかなか使い勝手の良さそうな幕でした。





OneTigris SOLO HOMESTEAD キャンプテント 1-2人用
↑え?結構高いのねw









一方こちらは両膝に爆弾を抱える Egnath さんのコンパクトサイトw

最近ハマっているというハンモック寝で一晩過ごす魂胆のようです。





↑何かこんなのw









・・・で、そこからだらだらダベって、時刻は17:50w

そろそろ夕方のシャッターチャンス到来ということで、満を持して諏訪湖を望む展望台へ向かいます。

ちなみに諏訪湖が見える展望台は、少なくとも3箇所はありそうでした。










高地なので、あまり木が育たないのでしょうか?

熊笹の背丈も低く、クマ度はかなり低めw



そんな風景を眺めながら歩くこと約3分・・・

さて、富士山はどうかな〜?








?!


















う〜ん、うっすら(笑)

まあ、前後を雨予報に挟まれていながらも、奇跡的に晴天に恵まれたこの土日。

富士山が見えただけでも、良しとしましょう。










しかし、諏訪湖と富士山だけで終わらないのが、この場所の忙しいところw

黄色いジャケットのEg爺は、何やらこちらにカメラを向けています。











背後には、北アルプスに沈みゆく夕陽、、、










目の前には、既に日が陰った諏訪湖と富士山、、、

こちらはマジックアワーを迎えています。










夕焼けに浮かび上がるトンガリは槍ヶ岳でしょうか。

いつかは、私の華麗な3点支持を披露したいものですが、

今は、両手とおでこの3点支持でカメラを固定するのが精一杯です(爆)











いや、三脚使用だったかな?www













諏訪湖の夕景は徐々に夜景へと移り行き、

街の明かりが灯る頃には、富士山は雲の中へと消えていきました。。。










こちら側でのクライマックスは終了したようなので、キャンプ場側、

つまり下の地図で左上向きの矢印で示した

「松本市」側の夜景が見えるポイントに移動することにします。

(ポイントといっても難しいことはなく、到着場所の駐車場です)










夕焼けに浮かぶ北アルプスのシルエットと、松本市の夜景・・・

普通になかなかの絶景ですが、やはり「諏訪湖+富士山」の強力タッグの後では

少し物足りませんw











大阪から遠路遥々やってきた機動戦士ediさんw

絶景ハンターでもある彼のブログに、また新たな1ページが加えられることでしょう。










・・・と、18時前から夢中で写真を撮り続けて、サイトに戻ると時刻は既に19:30過ぎ(爆)

ファミキャンでは絶対に許されない暴挙ですが、今日は無礼講?のおっさんソロキャン。

己の膝が悲鳴を上げるまで、好きなだけ写真を撮ってOK牧場です(←古い(爆))










夕飯は、GWに福島で釣って冷凍していた赤身のトラウトを、炙りにして皆さんにもお裾分け。

誰もお腹を壊さなかったので大丈夫だったのでしょうw

他にも冷凍ラーメンを茹でて食べましたが、

麺が伸びてしまい、あまり美味しくありませんでした。











食事スタイルは、ご覧の通りのキープディスタンス方式w

このくらいの人数でのソログルキャンがちょうどいいかもしれませんね。










我々が簡単飯で手っ取り早く済ませていたところ、

「ひとり出遅れましたわ〜」

と、焦りを見せて、何故か焚き火の直火で生の焼き鳥を焼こうとする

キャンプ歴がぶっちぎりで長いはずのediさん(爆)

絶対表面黒焦げ&中は半ナマになるから!と二人に制されて、

なんとかフライパン調理に切り替えましたw











食後はほどほどに星が見えていたので、一応証拠写真撮影w

実はこの晩のクライマックスは午前2時の天の川撮影・・・ということでしたが、

流石に撮れるか撮れないかわからないもののために、夜中に起きるのはキツ過ぎるので

ワタクシだけは、睡眠欲を優先させていただきました(笑)

ちなみにこの写真↓は、あえて空の暗さの再現を重視www











翌朝4時・・・

いよいよ最後の諏訪湖&富士山撮影のために、4時半の日の出、30分前に起床です。










夜通し起きてた?お二人を少し待たせてしまいましたが、出発進行!











3分でキャンプ場最寄りの展望台に到着です。










さて、今朝の富士山は・・・?










う〜ん、うっすらw

しかし、これはこれで幻想的・・・と思い込みましょう(笑)

奥に行くほど山のシルエットが薄くなるのは、絵画でよく見られる技法ですが、

実物も本当にそっくりですねwww










しかし、前方だけに気を取られているわけにはいきません。

背後の3,000m級の山々に朝陽が当たり、いわゆるモルゲンロート状態に・・・

あんまりなっていませんでした(笑)













仕方ないので、富士山抜きの諏訪湖や、、、










外国人っぽい?写真を撮って楽しみますw

え?!

手前の柵から視線を奥へと移すと、その先の湖と山々、そしてうっすら富士山まで!

この写真は、過去最高に外国人っぽく撮れたかも?(爆)










日も昇り、撮影タイムはココで終了〜。

キャンプサイトへと戻ります。












やはりキャンプの朝の雰囲気は、独特ですね。










愛用のプリムス2243でお湯を沸かし、











キャンプの朝食といえば、もちろんコレw

チキンラーメン(卵なし)です。

お湯をかけて3分待つのが、放浪親子キャンパー流。










しかし、最近、本当にキャンプに行かなくなりましたね〜。

(↑釣りばっかり行ってるからだろ(爆))

このイグルーのクーラーボックスも買ったはいいけど、まだ数回しか使用していません。

今回は1kgのロックアイスが1泊帰宅後で3割くらい残っていましたので、、、なかなか優秀?





Igloo BMX
↑色違いです








久しぶりにキャンプに来て思うのは、、、やっぱり荷物が多いね(笑)

装備が大袈裟な遊びは色々とありますが、キャンプはそれの筆頭ですなw










ココは手運びのサイトゆえ、こういったカートを使用している人も多かったです。

これは Egnath さんのamazon限定カラー品。

【Amazon.co.jp限定】 コールマン(Coleman) アウトドアワゴン

しかし、コールマンって頑なに赤のカートで押し通していたのに、時代は変わりましたねぇ。











、、、というわけで、朝食後はえっちらおっちら。

久しぶりの撤収を何とか終えたのは、、、まだ8時だったかな?

4時間以上のロングドライブが控えていますので、この日は早めに帰ることにしました。

大阪のediさんに至っては8時間以上ですがね(爆)










こうして文字通り幕を閉じたw

ナチュログ写真部合宿・番外編

ただひたすらに写欲を満たしたオッサンたちの一泊二日は

翌日からの仕事の活力になった、、、のだと思います(笑)


(↑ediさんが撮影してくれた写真です)




おしまい





ediさんのレポ→




最後に恐縮ながら採点です。

料金  :★★★★★  アーリー入れてもソロで1,500円
            新規オープンのキャンプ場ぼったくり価格に風穴を開ける!w
写真映え:★★★★★+ 寧ろ写真メインのキャンプ場です。ここでカメラ壊れたら地獄行き(爆)
遊具  :☆☆☆☆☆  多分無かったと思います
炊事場 :☆☆☆☆☆  炊事場というより洗面兼用かな?水は飲用不可
トイレ :★★★★☆  清潔水洗ですが、ちょっと狭め
薪   :ーーーーー  売っているか確認するのを忘れていました
            久しぶりのキャンプだったものでねぇ、、、
ゴミ  :☆☆☆☆☆  全て持ち帰りです
安心感 :★★★★☆  見通しがよく、クマ度は低め
            荒天時は、かなりの強風を覚悟した方がいいかも
風呂  :ーーーーー  何にも無いですね
総合  :★★★★★  写真メインでキャンプはサブ?w
            とにかく写欲が異常に高まるキャンプ場です
            カメラの予備は必須でしょうwww
            写真好きのお父さんがファミで行ったら不協和音必至(爆)





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