G-SHOCK 〜 17年目の更新

しく

2022年09月11日 18:41



今日は長年連れ添った、私の相棒の話をしよう・・・









その相棒とは、このG-SHOCKなのだが、

その驚くべき高性能について、今日は書かずにはいられなかった。



というのも、この腕時計を購入したのが2005年・・・

自身の結婚直前に「お金を使っておこう」と思って買ったのでよく覚えているのだが(爆)



それから、実に17年



私の所持する腕時計はこれひとつだったこともあり、毎日使用、毎日着用、

月〜金の、朝の目覚ましもこれひとつ、

そして金曜の起床時ないしは出勤時に、アラームをオフするのがひとつの楽しみでもあったのだがw

まあ、とにかく17年間使用しまくっていたわけである。









型番は MTG-910DJ

購入時の価格は2万円ちょっとだっただろうか。

樹脂ベルトのG-SHOCKと比べると多少高かった記憶はあるが、

何より黒の金属ベルトで当時の最先端?「電波・ソーラー」時計であったので、

割安感すらあったのだと思う(じゃなきゃ自分が買ってないw)












余談だが、このモデルは、2006年公開のミッションインポッシブル3で、

トムクルーズが着用していたモデルとしても有名だ。

(私が買ったのは2005年なので、ミーハーで買ったわけではない(爆))











ベルト材質はステンレスで、このモデルの特徴である黒い色は、

スパッタリングだがイオンプレーティングだか忘れたが、

とにかく耐摩耗性が非常に高い表面処理で着色されており、

17年間フル使用したことを考えると、十分な耐久性能であったと云えるだろう。










17年前の購入時「電波・ソーラー」というのは、

「究極の腕時計」ではないのか?と、思ったわけであるが、

その考えはあながち間違いではなかったことが、17年経って証明された。



何しろ、この17年間、時刻合わせ・バッテリー交換を1度もすることなく、

今日でも1秒と狂わない時間を示すのであるから、

17年前のカシオは、既に「究極の腕時計」を完成させていたのである。



逆にいうと、今現在のG-SHOCKのラインナップを見てみると、

性能的にはほぼ進歩があるようには思えなかった。

まあ、素人目線なので細かいところでは変わっているのかもしれないが、

この17年で携帯がスマホに変わったようなドラスティックな変革は起きなかったようだ。



・・・で、今回何が壊れたかというと、このMODEボタンである。

グレーの樹脂のボタンが割れて、真ん中から丸い金属棒が露出してしまったのだ。

露出するだけならまだ使えると思うのだが、如何せんボタンが非常に押しにくくなってしまい、

毎週のアラーム解除・再開動作がストレスになってしまった。









反対側のボタンはまだ健在だが、どうやら、私の、爪でボタンを押す習性が災いし、

MODEボタンが破損に至ったようである。

(こっちのボタンにも爪痕が残っているw)










というわけで、いよいよ年貢の納めどき。

17年ぶりに腕時計を更新することになったのだが、この選定が困窮を極めた。

なぜなら、現行のG-SHOCKの金属ベルトタイプは、

ほぼ全ての型番が、アナログ針タイプだったからである。

確かにアナログ針タイプは、見た目的にも高級感が出やすく、

性能面でこれ以上の変革が望めない現状では、

高級なデザイン志向へ舵を切らざるを得なかったのだろう。

・・・にしても、しばらく見ない間にG-SHOCK(MT-G)も随分高級品になってしまったw


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ちなみに私がデジタルモデルに拘るのは、やはり長年の電車通勤が影響しているのだと思う。

電車の発車時刻を把握するには、まさに1分1秒の正確性が必要なため、

電波時計のデジタル表示と実に相性が良いのである。









そんなこんなでようやく見つけたのが、このモデル。

並行輸入品のMTGM900DAである。

17年連れ添ったMTG-910DJは、既に廃盤となっていたが、

瓜二つのモデルが並行輸入品ながら残っていたのである。

気に入っていた黒色のメタルバンド+デジタル表示のモデルでは、盤面も黒のタイプしか存在せず、

店舗で実物も見てみたが、やはり黒液晶は見にくいものが多かったため断念。

黒バンドは諦めて、ステンレスの地の色のもので妥協した。

ちなみに1ドル140円となった現在でも、米国 amazon.com で買った方が安かったので、そちらで購入。

今回米国から買う前に調べたのだが、米国から腕時計を輸入する際の関税はゼロ円であった。











これまでとほぼ同じモデルであるから、バンドの調整にも迷いは無いw

同じ場所のコマを同じように抜けば良いだけである。











バンドの調整は、近所の実店舗に持ち込んでも良かったのだが、

構造的に簡単そうだったので、バネ棒用工具なるものを購入し自分でやってみた。

古い方でも試してみたが、新しい方が圧倒的に「バネ棒」の動きが柔らかく、簡単に交換出来た。













こうして迎えた、17年ぶりの世代交代。

新旧揃って1秒違わぬ時刻を指し示すのは、実に気持ちが良いものだw

新しい方は、なかなかソーラー充電が満充電にならなくて少し焦ったが、

今日1日ベランダで充電したら、ようやく「H」レベルとなり、ほっと一安心である。



この調子で行くと、次回更新は2039年頃か?(爆)

カシオは、あまりに高性能なモノを作ってしまったが故に、

なかなか商品が売れないという悪循環を産み出してしまっているわけだがw

私から出来る「せめてもの恩返し」は、

こうしてカシオの偉大なる技術力を皆さんにお伝えすることくらいである。





(おしまい)





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↑希少な、黒メタルバンド&デジタル表示モデル
 (惜しむらくは液晶盤面はノーマルがよかったw)





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