あさいちは、公害で?有名な足尾銅山へ
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JR日光駅から車で30分ほど、山奥へ向かった先に
かの有名な「足尾銅山」は、あります。
日光・鬼怒川地区は昨年8月に来たばかりですので、
今回は奥様たっての希望のココからスタートです。(←どんな希望?w)
足尾銅山の歴史は古く、その発見は1610年に遡ると言いますから、
昭和48年(1973年)の閉山まで 363年も続いたことになります。
大正時代にはそのピークを迎えていたようで、
(参考:大正9年第1回国勢調査のデータ)
旧宇都宮市63,771人 旧足尾町32,804人 県合計1,046,479人
と、ありますから、つまり栃木県民の30人に1人が足尾町に住んでいたということになります。
どおりで、山奥のわりに道中の道幅がよく整備されているわけです。
足尾銅山の歴史については、簡潔ながら実によくまとまっているページがありましたので
下にリンクを貼っておきます。(上の統計データもこのページからの引用)
栃木県HP/銅とともに生きた足尾
坑道の観光は、トロッコに乗り込むところからスタートという粋な演出がありますw
これでガタゴトと坑道(目の前のトンネル)に入っていくわけです。
この雰囲気を味わってもらおうと、何の工夫も無い動画も久しぶりにyoutubeにupしましたw
(動画時間22秒、オチなし(爆))
はい、着きました。
中は冷んやり寒いです。
ココからは歩いて観光することになります。
うかうかしてると、母子に置いていかれるので注意が必要です。
(まだ朝早く誰も居なかったので怖い(爆))
ほら!怖いでしょw
何しろ、江戸時代から銅の採掘が行われているわけですから、
その作業は完全な人力だったのでしょう。
最近つくづく思いますが、昔の日本人は本当によく頑張りました。
我々現代人は、過去の遺産を利用して生かせてもらっているに過ぎません。
こっちは、大正・昭和のスタイルでしょうか。
どっちにしてもこの作業はキツイです。
ところで、この銅山を近代化したのは古河市兵衛という古河財閥の創業者であり、
現代では古河機械金属株式会社につながります。
坑道内は、地下水が滲み出るのか足元がべちゃべちゃ状態ですので、
汚れてもよい靴がお勧めです。
これは緑青だったかな?
しかし、昔の人はここで銅が採れるって、どうやって知ったのでしょうか?
色々と昔の人はスゴ過ぎます。
お昼休憩もこの坑道内です。
過酷な労働環境ですね。
かなり冷んやりとした坑道見学ルートは15分程度だったでしょうか。
うちの奥様がこういう人形が大好きなので(←どんな嗜好やw)
一般の人より時間が掛かっている可能性はあります(爆)
外に出ると資料館的なものもありました。
これ、何だったか忘れましたが、この坑道内で採掘されたものです。
岩盤掘っててこんなの出てきたらびっくりしますね。
これは緑青的なものだったかな?
黄銅鉱、比重4.1〜4.3と説明書きにあります。
黄銅(合金)の比重は一般的に8を超えていますから、
黄銅以外の石の部分はかなり軽いことがわかります。
つまり、黄銅と石では比重が倍以上も違うんですね。
で、これが主役の銅の鉱石です。
一見したところ、そこらへんの線路の下に敷かれている砕石と何の違いもありませんw
で、それをどうにかすると銅の塊になるようです。
ぱっと調べたところ、現在の銅の買取価格は1,000円/kgくらいのようですから、
20kgのこの塊は、20,000円ほどで買い取ってもらえるようです。
・・・思っていたよりめちゃめちゃ安いな。。。
しかし、この場所は四方を山に囲まれて、なんだかとても落ち着く場所でした。
GW谷間の平日で、お客さんが少なかったから余計にそう感じたのかもしれません。
その後、車で30秒ほどの、古河足尾歴史館というところに行ってみましたが
(どちらも無料駐車場あり)
残念ながら平日はお休みでした。
公式HP の内容を下に転記しておきます。
しかし、こういった企業系の施設って、むしろ平日しかやってない場合が多いのに、
実になんというか、顧客目線で素晴らしいですね。
開館日:土・日・祝日
開館期間:4月~11月
開館時間:10:00~16:00 (15:30受付終了)
入館料
大人:400円
小・中学生:300円
団体(20名以上) 大人:300円 小・中学生:200円
障害者手帳をお持ちの方は無料
ちなみにここでは、トロッコを自分で運転したりも出来るようです。
ランチは、金谷ホテルベーカリーなんとかかんとか・・・w
足尾銅山観光を終えた後は、30分かけて日光市街地へ戻りました。
ちょうどお昼の時間ですから、こちらでランチにする計画です。
金谷ホテルベーカリー カテッジイン・レストラン&ベーカリー
詳しいことはわかりませんが、軽井沢とかにありそうな
如何にもクラシカルな昔からやっている由緒正しい系の系列だと思います。
お値段的にも高かったですが、見た瞬間、食べた瞬間、
・・・これは高いんだろうな、とわかるような、
良い素材を一流の料理人が調理したことが、丸わかりのクオリティでした。
昨今は、ただ高いだけの店というものが、如何に世の中に多く散見されるかということを
再認識するきっかけになりました。(←大袈裟かw)
ただ、フロントのおばちゃん連中は、そのクオリティとは全く無関係なようで、
ずっと世間話してました(爆)
奥様と娘は、上のクラブハウスサンドをシェア。
私は、ヤシオマスのフライとマッシュポテトの載ったオープンサンドを上品にいただきましたw
美味しかったし、サラダの葉っぱ1枚までクオリティがめちゃ高かったです。
せっかくなのでプチ観光@東照宮宝物館
・・・で、まだチェックイン15時までは時間があるので、
東照宮付近の駐車場へ移動。。。
大駐車場(500円)はめちゃめちゃ渋滞してたので、その少し手前の駐車場に入りました。
(市営だけど、料金が1,000円だった)
しかし、ここはいつ来ても空いていることは皆無ですね。
今日は、いちおう平日なのですけどねぇ。
東照宮は、去年も行ったばかりですので、今回は趣向を変えて、宝物館を見学してみました。
ややこしいのは宝物館と言っても、東照宮宝物館と輪王寺宝物館が目と鼻の先にありますので
間違えそうになります(別に輪王寺が間違いというわけではないですが)
宝物館の中は撮影禁止ですので、写真はありませんが、
家康が着用していた南蛮胴具足(甲冑)の実物が最初に飾ってあり、
中でも印象的だったのは、家康が征夷大将軍に任命された書も展示されているのですが、
これがめちゃめちゃ新しい(紙が)
慶長八年(1603年)と書いてあるのですが、令和三年の間違いじゃないかと思うくらいに
紙が綺麗でした。(あれは本物なのかな???)
あとは非常に手の込んだ工芸品の数々で、これまた昔の人は凄いなぁとなるわけです。
思うに今よりもモノ作りの重要度が高かったのでしょう。
いよいよ、鬼怒川温泉一の有名旅館「あさや」に、初・潜・入
そして、時刻はいよいよ15時となり、
おまちかねの
鬼怒川温泉 あさや にチェックインです。
この旅館は、鬼怒川では一番有名で、栃木、いや北関東でも一番有名かもしれませんw
とにかく物凄く口コミ評価の高い旅館です。
人気宿のため、GW谷間の平日でもずっと予約が埋まっていたのですが、
キャンセル料のかかり始める数日前あたりで、運良く空きを見つけて即予約しました。
しかも(たぶん)新しい方の八番館という建物で、標準より少し良さそうなお部屋でした。
ベッドはふたつしかないので、私はひとり布団で寝ますw
翌日少し寝させてもらいましたが、とても良いベッドでした。
(初日は寝ると母子に怒られる・・・って、誰が金払ってるんや(爆))
部屋には普通サイズのお風呂も付いていて、なんと蛇口からは温泉が出ます。
お部屋の外の景色は、鬼怒川温泉スタンダードの鬼怒川渓谷ビュー。
非常に水量豊富で轟音が轟いています・・・何か日本語が変?w
で、ちょっと視線を移すと、これまた鬼怒川名物?の廃墟も見えます。
上の写真の建物も廃墟だったみたいです。
目の前には、東武鬼怒川線も見えました。
それにしても、この眼下の渓谷は圧巻ですな。
日光からも東京からも近くて、この自然環境。
温泉も湧き出でるのに、どうしてここまで廃れてしまったのでしょう。
しかし、そんな逆境で生き残った旅館は、逆に非常にホスピタリティが高いです。
従業員の接客や、部屋・設備の清掃、どれを取っても文句のつけようがありません。
そして老舗なのに、何故か設備がどれも新しい。
部屋数は192とほぼ200に迫る勢いで、お風呂も混んでいるかと警戒していましたが、
夕食前に入った、この八番館のお風呂はかなり空いていて途中から貸し切り状態でした。
(公式HPからキャプチャ)
19:15になり、お待ちかねのバイキング(ブッフェ)タイムですw
あさやといえば、和洋中100種類のバイキングが売りですから、
いやが上にも
期待は高まります・・・高まり過ぎます(爆)
が、この家族全員が期待し過ぎたバイキングでしたが、
「期待し過ぎるとよくない」という世の定説を体現するような内容でw
たぶん何の前情報も無しで行っていれば大満足だったと思うのですが、
何しろ、あさやバイキングへの思いを長年温め過ぎていたことが仇となりました(爆)
結論から言うと、確かに料理の品数は豊富なのですが、
コレ美味しいっ!
と思わず唸るような料理が見当たらないのが、
我々少人数ファミリーの期待を超えられなかった大きな要因かと思われます(←誰やねんw)
娘の感想は「おせちに入っているような味付けのものばかりだった」
とのことで、なるほど確かにそれは言い得て妙だなぁと思いました(←だから、誰やねんw)
この旅で得た教訓としては、やはりホテルのバイキング(ブッフェ)で
(同じ金額レベルだったとすると)
北海道のホテルに勝るものは無い!
ということですw
身近な記憶では2019年に泊まった
登別温泉 第一滝本館 もかなり美味しかったですし、
もっと前に泊まった「知床グランドホテル北こぶし」に至っては、
料理が美味し過ぎてデザートをほとんど食べれなかった苦い思い出があり(爆)
いつかリベンジしたいと思っていますw
とはいえ、今回のあさやもデザートはかなり充実していましたので、
ご覧の通り沢山食べたし、結構美味しかったです。
なんだかんだと満腹になったことには違いありませんから
1〜2時間動けずに部屋で休んだ後に、今度は本館の方の大浴場へ行きました。
こちらも客室が200もあるので大混雑かと思いきや、せいぜい10人弱ほどしかおらず
普通に快適に入浴できました。
(どこの旅館でもそうですが、何故か女子風呂の方がいつも人が多いようです)
(公式HPよりキャプチャ)
飽食ロード・・・2日目w
翌朝のバイキングは、よくある具材オーダーのオムレツからスタートですw
これはどこで食べても間違いない美味しさ。
朝食の印象としては、パン食のおかずよりも、
ごはん食のおかずの方が種類が多いように感じました。
ですので、私も2回戦は、ごはんにします(爆)
売店でもレトルトで売られている「大人気のビーフカレー」なるものも食べてみましたが、
特筆すべき点は見当たりませんでした(やはり期待値を上げ過ぎるとよくないですw)
朝食時のデザートは、前夜よりもぐっと種類が減ってしまっていましたので、
焼き立てワッフルを取ってから、10m移動してバニラアイスをのせ、
また10m戻ってハチミツとチョコシロップを掛けるという上級者テクを駆使しました(爆)
バイキングというのは、やはり人生経験豊富な方が何かと有利です(←食べる経験ばっかりw)
2日目は定刻10時ちょうどにチェックアウトし、そのまま高速に乗り
佐野プレミアムアウトレットへ初めて行ってみました。
アウトレットといえば、渋滞必至のイメージがありますが、
さすがにGW谷間とはいえ平日だったのでかなり空いており、
またこの日は快晴ながらも、爽やかな風が吹き抜けるすごしやすい気候だったため
4時間位は滞在したと思います。
母子は洋服などを物色していましたが、私は特に買うものも無いだろうと思いきや、
コールマンのアウトレットショップで、
普段スーパーに持っていくのによさそうなトートバッグ型の保冷バッグが
amazon時価3,000円のところを2,000円ちょうどで売っており、
思わず買ってしまいました。(早速使っていますが、結構いい感じですw)
コールマン(Coleman) ソフトクーラー デイリークーラー
その後は、コールドストーンアイスで、名前は忘れましたが
ナッツとラングドシャクッキーみたいなのが混ざっているアイスを美味しく食べて、
大満足で帰路に就きました(←食べてばっかりやなw)
誰得情報?って感じですが、
佐野プレミアムアウトレットのインフォメーションで、鬼怒川温泉の宿泊領収書的なものを見せると
特別な割引チケットがもらえ、各店舗によって適用条件は異なりますが、
上のコールドストーンアイスでは10%引きの特典を受けれましたw
・・・そんなこんなで幕を閉じた不定期開催・少人数ファミリー旅行2023GW(谷間)
次回はまた1年後?に、北の大地(希望)でお会いしましょうw
(おしまい)