BUX3.8g のフックサイズ

しく

2024年08月19日 20:48



私が初めて BUX3.8g で魚を釣り上げたのは、忘れもしない川越水上公園の放流日で、

いつも使っている MIU2.2g では太刀打ちできなかったやや潜り気味の放流魚に

まさに泳層ジャストミートで怒涛の連チャンとなったことをよく覚えている。

その時思ったのは、この やや大きめのフック がなかなかいいなぁ

ということで、結構な匹数を釣り上げても伸びたり針先が鈍ることもなく、

何のフックを使っているのか、おぼろげながら気になっていた。











BUX3.8g のフックを調べるという至上命題



・・・と、なかなか長寿命な標準フックであったが、

流石にそろそろ新しいのに変えたくなってきた。



しかし、ここでひとつ問題が・・・



はて?

BUX3.8gの標準フックは果たしてどこのメーカの何なのか?

ネットで調べれば大体出てくる世の中ではあるが、これがなかなか出てこないのである。



仕方がないので、メーカであるアングラーズシステムのHPから問い合わせをしてみた。

(すぐに問い合わせるおじさんw)



すると、1週間ほど経った頃だったか、何故かアングラーズシステムから電話が掛かってきた(爆)

どうやら私が問い合わせフォームに入力したメールアドレスが間違っていたのか、

迷惑メールに認識されたのか、

メールが返信出来なかったらしく、わざわざ電話してきてくれたのだ。

・・・が、おじさんも一応平日は仕事をしているので、私用スマホに反応することは出来なかった。

しかしながらメッセージに所望の回答をテキスト入力してくださったので、万事解決したw



その回答によると、

BUX3.8gのフックは、ヴァンフック SP-41BL #4 ということであった。









ヴァンフックのSP-41BLは何処へ?



だがしかし!

amazonや楽天で調べてみると、ヴァンフックのSP-41BLが、もう売ってないのである。

メーカのHPを見ても、もうラインナップからは無くなっているようだ。





仕方ないので、今度はヴァンフックに問い合わせてみたw

すると、SP-41BLはフッ素メッキ仕上げのSP-41Fに品番が変わった とのことであった。



ただ、どうにもSP-41F #4の画像をネットで見ても、

BUX3.8gに付いていたフックよりもシャンクが短い気がしてならない。



そこで、再度ヴァンフックにシャンクが短くなってないかを聞いてみた。

その回答は、

シャンクの長さを含め、基本的は設計は同じとなります。

とのことで、もうこうなると SP-41F #4 を買うしかなさそうであるw










SP-41F #4 サイズ検証



ということで、まずは手持ちのBUX3.8gを並べてみる。

しかし、ここで私は愕然としてしまった。

というのも、これらのフックが私のイメージしていたBUX3.8gのフックと違うのである。

私のイメージしていたのはもっと艶消しの黒で断面形状もカクカクしているタイプだったのだ。

つまりそれがSP-41BLだと思うのだが、

いつの間にか手持ちのBUX3.8gのフックは世代交代後のSP-41Fに総替わりしていた。

う〜ん、元々旧タイプは1個しか持ってなかったのだろうか?全然気付かなかった。










ちなみに最近買ったモノも、当然SP-41Fになっていた。










で、こちらが問合せしまくって行き着いた SP-41F #4

これなら amazonで普通に売っている。










BUX3.8gの付属フックと並べてみると、確かにこれで間違いなさそうだ。

・・・ということはアングラーズシステムが教えてくれた情報は少し古かったようだw











ところで、、、SP-41F#4にどうしても確信を持てなかった私は、

少し前に釣具屋の実店舗で、旧SP-41BLと似ているフックを見つけて購入していた。

それがこの ヤリエ MKフックハイパー #4 である。

このフックの何が良いって、まずは表面の素材感。

フッ素コートの滑らかな感じではなく、素焼きのような乾いた質感。

(フッ素コートの方が、針先が鈍るのが早い気がする)

そして「平打ち」と書いてあるように、断面形状がカクカクしていてSP-41BLを彷彿とさせるのだ。

気になるシャンクの長さもSP-41Fより長いように感じた。










で、並べてみる。

一番右がMKハイパーだ。

・・・どうだろう?










ほとんど同じやな(爆)

長いと思ったシャンクも全然長くないw

違いは質感ぐらいだが、写真ではわかりにくい。



だがしかし!

このフックを実際にBUX3.8gに使って、放流魚を何匹も掛けたのだが、

めちゃめちゃバラした。

上の写真をよ〜く見ると、

右側のMKハイパーはフックポイントがやや外側に開いているように見えるのだが、

どうやらこの僅かな違いがバレやすさに大きく寄与するようだ。

まあその分フッキングはしやすいわけだから、あっちを立てればこっちが立たないという感じだろうか。








同じ#4サイズのフックで、オーナー針の SBL-51 というのも家にあったので比較してみる。










こちらは逆にSP-41Fより随分とナローゲイプで、

フッキングはしにくそうだが、バラしにくさとしてはかなり上であろう。











まあ、私はやはりルアー開発者の意図を汲みたいので、

(色々持ってるけど)SP-41F#4でいこうと思う。

で、先日これで2匹掛けたけど、2匹ともバラさなかった。












本当にSP-41BLとSP-41Fは同形状なのか?



と、まあそこまでは良いのだが、やっぱりなんだかんだと疑い深いおじさんとしては

SP-41BLとSP-41Fが本当に同じ形状なのか気になって仕方がないw







そこで、このamazonから拾ってきたSP-41BLのパッケージ写真から、

フック部分を拡大して、手持ちのSP-41Fと比較してみた。



左上の黄色背景がSP-41Fで、他のふたつがSP-41BLになるわけだが、

確かにほぼ 同じ に見える・・・って、ヴァンフックの人が最初からそう言ってるやんwww







ということで、ここまでやれば疑い深いおじさんも納得の得心であるw

これで安心して SP-41F#4 を使えるわい(爆)





(おしまい)





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