キャンプコーヒーとHARIO(ハリオ)とKalita(カリタ)

しく

2017年10月31日 20:35



キャンプで飲むコーヒーは格別だ・・・



それは極めてシンプルでわかりやすい事実ですが、

片や、「コーヒーを淹れる」というプロセスに目を向けると、

余りにも要素が多過ぎて、何かと迷い過ぎてしまうことが多々あります。



豆の種類、焙煎具合、豆を挽く粗さ、、、

蒸らし時間、お湯を注ぐ量、タイミング、、、



とにかく、コーヒーを淹れる前の準備段階から、最後の一滴を淹れ終わるまで、

迷うことが多過ぎて、何が正解か全くわかりません。



今日は、そんなコーヒー道に血迷った(爆)

放浪親子キャンパーによる、キャンプコーヒー考をお送りします。。。








キャンプの朝・・・今でこそ、当たり前にコーヒーを飲んでいますが、

キャンプ、最初の2回くらいは、コーヒーまでなかなか気が回らず

朝になってから

「あ、コーヒー持ってくるの忘れた。」

と、ぶつくさ呟いていたことを懐かしく思い出します。











キャンプでコーヒーを楽しむためには・・・

小さなヤカンと、1包みのドリップコーヒーさえあれば、簡単に始められます。

(↓欲張りなので、2包み同時に使ってますが。)











しかし、コーヒー好きならば、いずれはキャンプ場でゴリゴリからの

本格ドリップというプロセスを目指すことになるでしょう。











そこで登場するのが、キャンプ用・折りたたみ式のドリッパーです。

キャンプ界のドリッパーとしては、燕三条発の二大ブランド

スノーピークの「焚火台型ドリッパー」と、











ユニフレームの「コーヒーバネット」

この二つが代表作と言っていいでしょう。











この二つのドリッパー、実は意外な共通点があります。



・・・それは、使用するペーパーが「円錐型」という点です。



スノピの方は、円錐型を特に推奨はしていませんが、

その形状から、明らかに円錐型のペーパーに適しています。











円錐型のドリッパーは、ハリオとコーノというメーカから出ているようですが、

今日、一般的なのはHARIO(ハリオ)V60でしょう。

私も自宅で使っています。











しかし、一旦キャンプの世界を離れてみますと・・・

コーヒードリッパーとして一般的なのは、この形。



いわゆる「台形型」で、Kalita(カリタ)」のドリッパーが、最も一般的と思われます。

一昔前は、どこのご家庭にも一つはあったと思います。

・・・うちにもありました。











こうなると、コーヒー道に血迷っている放浪親子キャンパーの脳内妄想は、

一気に、ドリッパー対決・・・HARIO(ハリオ) vs Kalita(カリタ)の全面対決へと発展してしまいます。(爆)



ほら、amazonで「ドリッパー」を検索すると、並んで出てくるし。。。













・・・と、ここで、とある疑問が生じます。

昔から、ドリッパーといえば「カリタ」のこのタイプが定番だったと思いますが、、、

amazonでは、「ハリオ」が「ベストセラー」となっています・・・ハテ?











で、よくよく調べてみると、この「ハリオ」の「V60」は、

2005年に発売されたばかり!という超新星のニュージェネレーションだったのです。


その原型は、下記の「コーノ」の「名門」というドリッパーだそうですが、

こちらは、昭和48年発売らしい・・・「知る人ぞ、知る」みたいなブランドでしょうかね?





でも、少なくとも「コーノ」の「名門」は、それほど広くには普及しなかったし、

「ハリオ」の「V60」は、amazonでベストセラーとなるほどに、普及しています。


後発の「ハリオ」がどういう理由でここまで普及したのかはわかりませんが、

キャンプコーヒーで需要のある「円錐型フィルター」が広く普及し、

容易に入手出来る現在の状況は、我々キャンパーにとっては welcome な状況でしょう。


毎回スノピのペーパー(←そんなの無い)を買ってたら大変ですからね。(笑)








「ハリオ」の「円錐型一つ穴」と、「カリタ」の「台形型三つ穴」

両者の特徴は、web上でも、コーヒーの雑誌内でも、色々と語られていますが、、、

放浪親子キャンパーの感想は、「ハリオ」の方が「濃く」感じました。


いや、「濃く淹れることが出来る」の方が適切な表現かもしれません。



なにしろ、穴がひとつしか空いていないので、ゆっくりお湯を注げば

全てのお湯が、円錐中央に集まっているコーヒー粉によく触れることになります。

(でも、早く注ぐと当然薄くなるし、味が安定しないのも特徴だとか・・・だからワシは血迷っているのか?!)











そういえば、以前ドトールさんからもらったコーヒーの淹れ方パンフにも、

「ハリオ」のドリッパーを使う場合は、「豆は粗挽き」と書いてありました。


確か「カリタ」の場合は「中挽き」だったと思うので、

上記の「濃く」感じた事象と、辻褄は合っている気がします。











では、「ハリオ」で「中挽き」にすれば、豆の量をケチれるのではないか?

と思いましたが、そういうセコいことを言うと

「豆の雑味が出る」

とか攻撃を受けそうなので、心の中に仕舞っておくことにします。











・・・と言いつつ、中挽きを多用してたりして。(爆)













何だか話が逸れてしまいましたが、ここまでの話をまとめますと、、、

キャンプコーヒーのドリッパーは、円錐型が主流で

世の中的にも、いつの間にかハリオの円錐型(V60)が勢力を拡大していた・・・

ということがわかりました。(←大雑把)











私も気付けば、ハンドミルもコーヒーケトルもHARIO(ハリオ)を使っているし。。。



ということで、キャンプコーヒーについて、あれこれ妄想しているうちに

ここ10年ほどで起きていたであろう、HARIO(ハリオ)の大躍進に

今更気付いた(←遅っ!)という、放浪親子キャンパーのキャンプコーヒー与太話でした。





(おしまい)













↑どれが一番高いかな?(爆)





関連記事