少人数ソロキャンプ入門 〜 ソロキャンプを始める道具考(3)最終章

しく

2023年04月03日 08:23



さあ、ソロキャンプ入門もいよいよ最終章。

既に多くのソロキャンパー予備軍の方々が脱落していると思われますが(爆)

せっかくですので最後まで書き上げておきますよw



↓コレの続編になります
2023/04/01

2023/04/02









冷や飯だけではキャンプは出来ぬ・・・そうだ!火器を買おうw



キャンプの醍醐味といえば、やはり屋外で調理したキャンプ飯でしょう。

キャンプの充実度は、キャンプ飯の美味しさで決まる

と言っても過言ではありません。










となると、やはり必要になってくるのが火器です。

私もご覧の通り、あれやこれやと色々火器を買い漁ってしまいましたが、

最初の1個、最低限の1個としては、やはりこれをお勧めしておきましょう。










PRIMUS(プリムス) IP-2243PA






まず、何よりコンパクトなボディながら、固定式のゴトクがもたらす安定感。

そして低温時の火力も申し分なく、更には炊飯時の弱火調整も得意。

ということで、何かと万能なシングルガスバーナーです。

忘れてはいけないのは、キャンプにはヤカン(ケトル)も必要ですので、

こちらも定評のあるコールマンのケトルをお勧めしておきます。

(なんかコールマン率が高いなw)







PRIMUS(プリムス) GAS CARTRIDGE ノーマルガス Gガス 春・夏用
↑春夏用とありますが、私の記憶では通年使用出来ました。



コールマン パッカウェイケトル/0.6L







安定感だけでいえば、カセットコンロタイプ(写真右)の方が圧倒的に優れていますが、

ここで問題になってくるのは、キャンプテーブル上の占有面積。


キャンプテーブルの上は、銀座の一等地


というキャンプ格言があるようにw テーブル上を無駄に占拠されると、

テーブルがいくつあっても足りないのです。




まあ、私クラスになると、テーブルなど無くても、

そこらへんの薪の切れ端でテーブル代わりにしてしまいますけどねw



ただし、あまりこういうことをやっていると、

キャンプなのか? ○ームレスなのか?

区別が付かなくなってきますので、注意が必要ですw










究極の調理器具は、テフロンフライパン(爆)



さて、火器が揃うと、次は調理器具類(クッカー)が欲しくなるところですが、

これが意外に高く、私は買ったことがありません。



では、貴様は何で調理をしているのだ!



と、問い詰めたくなるでしょうが、まあ、落ち着いてください(爆)

答えは簡単・・・



家庭用の安いテフロンフライパンですw



シングルバーナーで使うことを考えると、小さいサイズが良いでしょう。

フタがあれば更に汎用性は高まります。

キャンプ道具には「パンを焼く」専用の道具も売られていますが、

実はテフロンフライパンを使えば、かなり上手にパンを焼く(温める)ことが出来ます。

つまり、フライパン一つでホットドッグを作ることも、文字通り 朝飯前 なわけです(爆)





私がテフロンフライパンをお勧めする理由のひとつに、

キャンプ場特有の洗い物事情があります。



古くからあるキャンプ格言のひとつに、



キャンプ場で洗い物をしたら負け



というものがあります(←ありませんw )

最近はお湯が出るキャンプ場も増えてはいますが、

冷水で、しかも環境にやさしそうな洗剤を使った日には、

鍋や食器に付いた油汚れが完全に落ちるわけはありません。

いくら洗ったって ぬるぬる です。



そこで、登場するのが、ごく少量のお湯とキッチンペーパーで、

食器の汚れを拭き取るという スーパーテクニック です。

これなら他人の生ゴミ等々を気にすることもなく、自サイトで悠々自適に食器清掃をできるわけです。



これに使うキッチンペーパーはロールタイプはNGで(切り離すのがめんどい)

箱ティッシュ形状のものが適しています。

具体的に圧倒的お勧め銘柄は、スコッティのコレ。

これは キング of キャンプ用キッチンペーパー として、

私ひとりに崇められていますw

特筆すべきは、鼻をかむのにも流用できることです(爆)




【まとめ買い】 スコッティ ペーパーふきん サッとサッと 400枚(200組) ×4個セット




話は逸れましたが、要はテフロンフライパンなら使用後の清掃も簡単ですし、

何より安くて、どこでも売ってます。

ポイントは小型軽量のテフロンフライパンは、

中身が乗っていないと取っ手が重くて倒れるものが多いので

実店舗でバランス(重心)を確認してから購入するとよいです。

価格帯は、1,000円程度のもので十分です。










キャンプの食器は、昔ながらの・・・



ここ数年のキャンプブームで、キャンプ用品の価格は2極化したように思います。



■ 名前の知れた日本ブランドは、こぞって値上げ

■ amazonで大量発生した中華謎ブランドは、あり得ない安値から、こぞって値上げ




って、結局どっちも値上げしてるやんw

まあどちらにしても、キャンプ用品は日用生活品に比べると圧倒的に高いです。

それは生産数量が少ないからでしょう。



しかし、そんななか、昭和の時代から変わらぬ内容と価格でご提供しております

的な良心的な商品も存在します。

その代表格がこれでしょう。

マトリョーシカ式のアルミ・キャンプ食器セットです











私の使っているものは、それこそ30年近く前に購入したものなので、

流石に価格も500円くらいは高くなったような気もしますが、

他のキャンプ用品や登山用品に比べたら格安の部類でしょう。

直接火にかけることが出来るこれらの食器は実用性も十分で、キャンプ気分も盛り上がりますので

ソロキャンパーの最初の食器としてお勧めしておきます。

逆に最も一般的なシェラカップの類を、私は買ったことがありません。

あれは1個1,000円くらいと割高な気がしますよね。




EPI(イーピーアイ) アルミ6点食器セット C-5307










焚き火臭というキャンプの洗礼w



キャンプの醍醐味は 焚き火

と答えるキャンパーが多いように、誰しもキャンプを始めたら焚き火はマストと考えているでしょう。



かくいう私は、実はそれほど焚き火必須体質ではないため、別にやらなくとも差し障りはないのですがw

いちおう世の風潮に流されて、焚火台は所持しております。

(炭火調理にも使えるしね)



しかし、焚火台ほど、この数年で選択肢が増えたものはありません。

なぜそこまで選択肢が増えたかというと、

原価率が低過ぎる(ボッタクリ)商品が多かったということでしょう。



特に画期的な携帯性を実現したピコグリルに至っては、

そのアイデアは素晴らしかったものの、

どう見てももっと安く作れるやろ〜

という素人目にもわかる原価率の低さが災いして、今では中華謎ブランドの完全なる餌食となっています。



私は管釣りルアーに関しては模倣品、特にセニョールの模倣品に関しては

非常に厳しい目を向けていますが(世の中には何の影響も無いけどw)

キャンプ用品の模倣品はどうでしょうかね〜・・・



というわけで、本家とパチモノと両方リンクを貼っておきます。

パチモノにおまけで付いている難燃性のシートですが、

砂利のキャンプ場ならまず不要ですが、芝生のキャンプ場は今では必須になっていると思います。

ですので、セットで買えるのはお買い得かとw




ピコグリル 398 Picogrill 超軽量焚き火台


焚火台 軽量 コンパクト 60*50cm焚き火シート 火吹き棒と収納袋付き





焚き火といえば、忘れてはいけないのが着火剤で、

各種ある中で、一番安くて強力なのは・・・下の写真では肝心の商品名が見えませんが

文化たきつけ です。



ただし、これ、思いっきり石油臭がするので、開封したら洗濯バサミを3つくらい使って

このように封をしないとヤバイです(爆)





安全性という観点では、キャプスタのこのタイプの方が圧倒的に優れていますので、

よくよく考えたら、こっちの方がお勧めでしたw

これは匂いも無臭で、取り扱いも簡単ですが、火力は文化たきつけよりマイルドです。





キャプテンスタッグ ファイアブロック着火剤30片入 M-6710








焚き火といえば、火バサミも必要になってきます。

私はスノーピークの火バサミに似ている安物を使っていますが、

皆様にはせっかくですので高級品の方をお勧めしておきます。

(スノーピークの火バサミは、圧倒的に使いやすいですw)




スノーピーク(snow peak) 火ばさみ N-020










無くてもいいけど・・・ナイフ&まな板



キャンプの刃物といえば、ワイルドなナイフをイメージする方も多いと思いますが、

一番実用的なのは、文房具のハサミです(爆)




とはいえ、ナイフのひとつくらいキャンプ気分を盛り上げるために 所持 するのも悪くありません。

しかしながら、不必要な時に 所持 すると逮捕されるので気をつけてくださいw



このナイフは、私も随分長い間(主に管釣りで)使用しているので耐久性は折り紙付きです。

そして安い。

これは手放しでお勧めしておきましょう。










MOSSY OAK ナイフ 折りたたみナイフ ステンレスブレード





そして、ナイフがあるとまな板も欲しくなりますがw

まあ、まな板としては少し役不足ですが、あると何かと写真映えのする

本来の用途はスキレットの鍋敷である、竹製プレートもご紹介しておきます。

何より安いのがいいですね(←そればっかり気にしてますw)










キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 竹製プレートUG-3018










最後の大物・・・クーラーボックス



さあ、おおよそ全部のキャンプ道具を揃えたつもりでいましたが、

まだまだ抜けはありそうです(爆)

思いついたところで書き出すと、、、



・カトラリーと箸・・・家から持っていってw

・マッチ or チャッカマン・・・ひとつくらいは持っておこう。焚き火やるなら絶対必要

・ペグ &ハンマー・・・初めはテント付属の物でも、ドームテントならなんとかなるはず。
           心配ならソリステ20を6本買えばOK(下記)




スノーピーク(snow peak) ソリッドステーク20【6点セット】 R-102





さて、ここまで書いてきましたが、重要な大物の存在をすっかり忘れていました。

それは クーラーボックス です。



クーラーボックスの選択は非常に難しく、またなかなか満足する結果が得られません。

キャンパーはクーラーボックスを3度買う

という格言があるように(←ありません(爆))

ベテランキャンパーでさえ、永久に正解を見つけられない代物・・・

それがクーラーボックスなのですw



何故、クーラーボックスのチョイスが難しいのか?

冷静に考えると、それはパラメータが多過ぎることが原因でしょう。



■ 材質 ハードか?ソフトか?
■ 容量 10L? 20L? 30L? 40L? 50L?
■ 保冷性能  数時間? 1日? 2日? 3日?
■ 色 ベージュ? 白? シルバー?


などなど・・・

ここに書き出しただけでも、2x5x4x3 = 120通り ものパターンが考えられ

そりゃあ2回も3回も買い直す羽目になるわけですよ(爆)



ましてや、

クーラーボックスの保冷性能に満足する人間は1%以下

という統計データもあるくらいで(←ありません)

あなたが何を買おうと、恐らく不満を持つことでしょうw



というわけで、このような負け戦確定の状況で(爆)

あまり責任も負いたくないのですが(←今更かいw)

敢えてひとつを選ぶとすれば、やはり価格と品質のバランスが取れたコールマンが無難でしょう。



このコールマンの「エクストリーム」シリーズは、コールマンの中でも保冷力が最も優れたタイプで、

容量28QT(26L)も1泊ソロキャンプにちょうど良い容量です。

値段も5,883円(本日時点)と高過ぎませんし、なかなか良い選択ではないでしょうか。






コールマン(Coleman) エクストリームクーラー28QT





クーラーボックスに限った話ではありませんが、

インスタ等、SNS全盛の現代、

人に見せるためのキャンプ

が、どうしても目立っているのが実情です。



そうなると驚くほど高額なキャンプ用品、

特にクーラーボックスに至ってはYETIクラスの4〜5万円が当たり前ですがw

900円の輸入牛のステーキを入れるには、あまりにもバランスが悪過ぎます(爆)














最後に気になる総額発表・・・みんなの夢馬券(爆)



というわけで(ハァハァ)

ここまでようやく辿り着きましたが、キャンプを始めるのは大変ですなぁ。

ここまでお金使ったら、普通に温泉旅館、複数回行けるよ(爆)



まあ、せっかくですので、これまで挙げた最低限?必要なソロキャンプ装備を改めて書き出して

気になる総額を計算してみましょう。

(タイトルは、フジテレビの「みんなの夢馬券」が何通りも買い過ぎなのに掛けていますw)





コールマン ツーリングドーム ST ¥12,992
コールマン(Coleman) スチールキャノピーポールセット 145 ¥1,870
ヴァストランド VASTLAND グランドシート 200cm×110cm 耐水圧5,000mm ¥2,180
コールマン(Coleman) エアーマット キャンパーインフレーターマット シングル ¥6,189
コールマン コンパクトインフレーターピロー II ¥2,557
[JOYOUS] ランタン LED キャンプランタン リモコン付き ¥2,499(×2個)
コールマン(Coleman) 寝袋 パフォーマーIII C10 使用可能温度10度 封筒型 ¥3,635
コールマン アウトドアチェア コンパクトフォールディングチェア 2000033562 Coleman ¥6,070
BUNDOK(バンドック) IR テーブル BD-164 ¥3,255
PRIMUS(プリムス) IP-2243PA ¥6,800
PRIMUS(プリムス) GAS CARTRIDGE ノーマルガス Gガス 春・夏用 ¥984
コールマン パッカウェイケトル/0.6L ¥2,398
EPI(イーピーアイ) アルミ6点食器セット C-5307 ¥1,729
焚き火台 バーベキューコンロ 60*50cm焚き火シート 火吹き棒と収納袋付き ¥2,544
キャプテンスタッグ ファイアブロック着火剤30片入 M-6710 ¥392
スノーピーク(snow peak) 火ばさみ N-020 ¥2,640
MOSSY OAK ナイフ 折りたたみナイフ ステンレスブレード ¥1,180
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 竹製プレートUG-3018 ¥469
スノーピーク(snow peak) ソリッドステーク20【6点セット】 R-102 ¥2,864
コールマン(Coleman) エクストリームクーラー28QT ¥5,883

(価格は結構変動します。記事作成時点の価格です。)





・・・なんと総額 71,629円!
ナンガ(NANGA) ×3ten シュラフ オーロラテックス 600DX カーキ 特注カラー¥40,800 は含まずw





あ〜、惜しいw

スノーピークの火バサミを入れなかったら6万円台でしたね。

でも、意外と安い!

絶対10万円くらい行くと思っていた(ナンガ入れたら行くけどw)

やっぱりテントを安いので済ませたのが大きいのかな?

いや〜、我ながら良いチョイスだと思う(爆)

ちょっとコールマン比率が高いけど、

やはり価格と品質のバランスが良いよね(他のブランドに比べて)








・・・というわけで、暇に任せて全3話でお送りした、謎の長編スペクタクル(爆)

少しは、お楽しみいただけたでしょうか?

いつの日か、この記事を読んだ方々が、本当にソロキャンデビューする日を願って

本稿を締めたいと思います。



それでは、皆さま長らくお付き合いありがとうございました。

新生ソロキャンパーに、幸あれ〜w








(おしまい)





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