キャンプ「山伏」・・・山伏峠の地名に由来するシンプルで力強いネーミングは、
このキャンプ場の特徴のひとつと言ってもいいでしょう。
統一感のある 場内のシンボルは、どれをとっても " The YAMABUSHI world "
ぶれないスタイルが、現代の感性とうまくマッチしたようです。
場内は、道志川最上流部とその支流に挟まれた地形。
清流沿いには、雰囲気抜群のサイトが点在します。
奥へ奥へと長い場内。
清流にかかる橋も、キャンプ気分を盛り上げてくれる要素のひとつ。
橋を渡った先のサイトはどうなっているのだろうか?
自然と好奇心が湧いてきます。
季節は9月中旬。
新緑でも紅葉でもない季節は、森キャンプには中途半端なタイミングでしょう。
しかし、陽が射したときの緑の美しさは、未だ健在。
広葉樹の森と透き通るような清流、そしてセンスあるサイト配置、
全てが調和し、極上の雰囲気を醸し出します。
これが、「山伏最強説」とも謳われる、キャンプ「山伏」の底力です。
さて、お得意の当日予約で、人気キャンプ場に潜り込んだ放浪親子キャンパー。
空いていたサイトは13番か、奥の方(A以降?)ということで、
利便性を優先して13番をチョイス。
場内中央のサイト群を見渡す、一段上がった場所のサイトです。
チェックインしたのは、12時前だったので、ひとまず昼食を頂きます。
到着後、なかなか設営をしないのが、放浪親子キャンパーの特徴です。(爆)
昼食を食べながら、人・車の通行具合、他サイトの設営ポジションなどをチェックして、
ベストな自サイト内配置を頭の中でシミュレーションしていきます。
こうして、マイ・スーパーコンピューターが 導き出した答えがコチラ。
・・・ん?
通路からも丸見えで、ちょっとコンピューターが 壊れ気味だったか。
いやいや、こういう目立つ場所のサイトは、タープで目隠しも限界がありますので、
潔く、フルオープン!
自然と皆さんが視線を逸らしてくれます。(爆)
さあ、気を取り直して、場内の紹介をしておきましょう。
こちらは、入ってすぐの管理棟&管理棟前の広場。
管理棟の右横には、無料の釜風呂と有料のシャワー室があります。
釜風呂は、釜としては大きいが(当たり前か )
この規模のキャンプ場の風呂としては、やや狭め。
大人3人でいっぱいです。
洗い場も2〜3しかないので、風呂に行くタイミングが重要。
また、薪で焚いているため、湯加減が難しいらしく、
私が入ったときは、常連さんがシャワーで大量注水して適温にしてくれました。
(↑公式HPより転載)
管理棟前の広場には、名物のピザ釜(有料)もあります。
皆さん、有効活用されていましたね。
場内中央の炊事場です。
一番端だけお湯が出るようですが、コイン式のようです。
洗剤が備え付けられているので、それを使うことになりますが、、、
この洗剤が、とっても泡立ちよくて、よく洗える。
ということで、今回は珍しく頻繁に食器を洗いました。
もちろん、洗う前にはキッチンペーパーで汚れを拭き取るのが、キャンプ場のマナー?ですよね。
トイレは全て洋式・暖房便座で、このあたりに人気キャンプ場の余裕が感じられます。
薪は、道志相場の300円で、この量になります。
季節によっても変わりそうですが、この日は製材の節あり端材のようでした。
さあ、風呂も浴びたので、夕飯の準備に とりかかりましょうか。
まずは、ダイエー津久井店の大根売り場で売っていた「おろし金」で大根をおろします。(爆)
こちらも、初登場の「炉端大将・炙家W」
記念すべき、一発目は、非常に難易度の高い「サンマの塩焼き」
案の定、大炎上&皮が網にこびりつく、という予想通りの失敗ぶりですが、
この手の失敗も季節の風物詩ということで。。。
他にも肉を焼いてみましたが、う〜ん、どうでしょうね「炉端大将」
まだ実力発揮できていない気がするので、もう少し使い込んでみましょう。。。
夕食の後は、お決まりの花火です。
花火は、自サイトでは不可。
管理棟前の広場ですることになります。
コスパ抜群のスマイルランタンも、今夜で8夜目くらいでしょうか。
ようやく電池の減りを感じるような暗さになってきました。
あらゆる種類のランタンの中で、
価格・明るさ・手軽さ・ランニングコストの総合力で評価すると、
第1位に輝くと思われます。
思いの外、冷え込んだので、子供が寝るまでの間はテント内で初めてUNOをしてみましたが、、、
思わぬ問題が発覚
暖色系LEDランタンの灯りでは、水色と黄緑、ピンクと黄色の色が、極めて判別困難。
この4枚のカード、4色なのですが・・・2色にしか見えない。(汗)
・・・ようやく焚き火の季節がやってきました。
道志のキャンプ場でよく見かける「U字溝」
実は、今まで一度も使ったことがなかったのですが、
ここで焚き火は、結構難易度高。
幸い、最凶着火剤「文化たきつけ」を持ち合わせていたので、着火出来ましたが、
「ファイアブロック」では、着火出来る自信がないな〜。
(ちなみにYAHOOで「文化たきつけ」を検索すると、トップに出て来るのが自分のブログで焦りました。)
今回気付いた、U字溝で焚き火をするときの留意点。
それは、風向き。
風向きと並行にU字溝を置いてやると、
特に風上側がよく燃えます。
薪の積み方は・・・難しいので、また今度考えましょう。
こうして、薪の釜風呂&焚き火でMAX焚き火臭となり、早めの就寝。。。
2日目の朝。。。
うっ、なんだ、この10台超の車の数は?
ショッピングモールの屋上駐車場でキャンプしていた覚えは無いが。。。
実は、昨日設営後に、徐々に眼前のサイト群にグループの方々が到着されて、
宴会場がマイサイトと反対側にまとめて設営されたため、目の前のサイトが全部駐車スペースに。。。
これは雰囲気重視の山伏では、致命的なミステイク(泣)
↓なにせ、昨年11月のイメージがあったので、まさかここが全部1グループ独占とは想定できませんでした。
(昨年11月の同じ場所。。。)
しかし、誰かを責めるつもりは ありません。
己の無計画出撃と不運を嘆くのみ。。。
山伏のサイト構成、よく見ると5〜10組程度のグルキャン可能なエリアが、
6箇所くらいありますね。
これを回避するには・・・8〜0を予約すれば万全か?な?
(あくまで単独ファミリー向けの話です。)
撤収作業を進めながら、もう一度場内の散策へ。。。
管理棟裏ですら、このクオリティ。
この先にあるのは、道志川の起点のみ。
8〜0番方面もチェックしておきましょう。
トイレは遠くなりますが、「山伏」唯一にして、最大の弱点
・・・バイクの騒音からも遠くなるのはメリット極大。
このあたりなら、静かな夜が過ごせそうです。
今回は、特に土曜日の降水確率が低かったために、
バイクの交通量が多く感じました。
山伏は、降水確率50%くらいのときがお勧めなキャンプ場のような気がします。
まだ9月中旬ですので、樹々は緑の葉を付け、
どんぐりも青々としていました。
しかし、ここからの季節の変化は早いでしょう。
標高の高い、この場所では尚更です。
今は緑の葉が生い茂るこの場所も、1〜2ヶ月後には、、、
山伏最強説・・・その真価が発揮されるのは、これからの季節です。
そして、その最も美しい季節は、非常に短い間でしょう。
皆さま、秋キャンプのご予定は、もうお決まりですか?
・・・今年の秋は、お互い 忙しくなりそうですね。。。
(おしまい)
(いつもの評価は、前回と同じなので割愛します。)