山伏オートキャンプ場 〜 ”新緑の” 道志キャンプ数え歌 第四十八番

しく

2016年06月08日 23:22

2016年6月4日(土)〜1泊  山伏オートキャンプ場


6月・・・

道志村、とりわけ「上(かみ)」と呼ばれる上流域は、

新緑の美しい季節を迎えます。



多くのキャンプ場がひしめく「道志みち」

その最上流に位置する特別なキャンプ場・・・

それが、道志キャンプ数え歌 第四十八番・山伏オートキャンプ場です。



・・・新緑のシーズンを迎えた特別なキャンプ場。

今夜は、その実力を存分にご堪能下さい。。。








キャンプサイトの入口に、象徴的な橋が架かります。

この橋は、「現実世界」と「そうでない世界」の架け橋でしょうか。。。

橋を渡った先にあるのは・・・理想のキャンプ桃源郷











山伏峠を起点とする「道志川」

その最上流部は、特別な場所にふさわしい風格を備えています。











「山伏最強説」とも謳われるキャンプ場です。

その野趣溢れるサイト構成は、訪れたキャンパーを魅了し、

道志のカリスマキャンプ場としての地位を築いてきたのでしょう。











私も初めて山伏を訪れた時のことを、鮮明に覚えています。

2年前の11月・・・黄金色の樹々から、ひらひらと舞い落ち続ける無数の落ち葉の情景は、

まるでスローモーションを見ているかのようで、脳裏に強く焼き付きました。

2014/11/05












紅葉の美しい場所は、新緑も美しい。。。

そんな当たり前のことも、山伏に教えられたのかもしれません。











さて、本日は全部で5組のグルキャンです。

marmiさんが予約して下さったサイトは、53〜57

皆さん、アーリー(500円必要)でインとのことでしたが、

午前中に用事があった放浪親子キャンパーは、遅めの14時に到着。











やや周りから孤立したサイトへ行ってみると、居ますね、居ますね〜。

懐かしい顔から、「初めまして」のお方まで。

ひとまず空いていたスペースに、いつものアルマディを設営完了です。











既に設営されている皆さんの幕を見て回ります。


こちらは、marmi-akさんのトリオドーム。

広い前室と、標準装備のサイドウォールが、翌朝の雨で大活躍していましたね。

少人数ファミリーにぴったりな幕です。










お次は、いずみ111さんのパビリオンとマザハバだったかな?

誰もがうらやむアイテムを、常にお持ちなのがこちらのご夫婦。

完璧にコーディネートされた、おしゃれなサイトは、完全に雑誌の中の世界ですな。。。











こちらは、初顔合わせの石狩くまこさん

有名ブロガー「劇団にひき」さんと、まさかの丸かぶりだった新幕が醸し出す雰囲気は、

まさにブログの中の世界。

初めましてのくまこさんは、ブログでの印象通り、気さくでやさしい雰囲気のお方でした。










そして、トリは元祖おふざけブロガー神奈川県家族さん(神族さん)

目の肥えた、いずみさんをして、「このアメド、すごくキレイに張れてる」と言わしめた秘密は、

私が以前お渡しした「あれ」のおかげでしょう(爆)

2014/07/07




・・・5人5色の幕模様。

各自のサイトは、普段ブログで見慣れているからでしょうか、

やはり、皆さんの色が出ていて面白い。。。









さて、幕の紹介も終わったところで、場内の紹介もしておきましょう。


こちらは、今回一番近かった炊事場。

一番左だけお金を入れるとお湯が出るようです。

備え付けの洗剤は、とてもよく汚れが落ちます。










こちらは今回一番近かったトイレ。

3室中1室のみ洋式ということで、場内中央のメイントイレが全て洋式だったのと比べると

若干のグレードダウンは否めませんな。。。











こちらは、お馴染みのピザ釜。

この設備はかなりの稼働率で、常にピザを焼いているファミリーさんが絶えませんね〜。











そして、名物の釜風呂(無料)とコインシャワー。

道志のキャンプ場で、無料の風呂とコインシャワー、両方あるのは、かなり珍しい気がします。

どちらも、うれしい設備ですね。











あっという間に夕方になり、皆さん食事の準備を始めました。

今回は「飽食キャンプ」とのことで、かなりのごちそうが並びそうです。


まずは、marmiさんが、どこから入手したのでしょうか?

見たことも無いような塊の肉を取り出し、タンシチューの仕込みに入ります。











そして、くまこさんと旦那様のくまぞさんが仕込んでいる料理を見て、一同どよめきます。

ここは箱根の高級旅館か?と見紛うばかりの豪華な料理は、

高級黒毛和牛の朴葉焼き!

(ちなみにmarmiさんのシチューの肉も、黒毛和牛だった!)











おしゃれキャンパーのいずみさんは、料理も色どり鮮やか。

大きなメスティンで3合のご飯を炊いてのタコライスと薫製各種を。











今回は「飽食キャンプ」ということで、皆さんが何を作るか

前日に各自申告していました。(パ・リーグの予告先発みたいに(爆))



くまこさん:パエリヤとニョッキと肉とねるねる
marmiさん:タンシチュー
いずみさん:タコライスと燻製
神族さん:焼き鳥と豚バラ巻きと豚汁



このメニューの連絡を受けた、ノープラン放浪親子キャンパー(汗)

正直、箸とお皿だけ持って参加すればいいかとも思いましたが、

いちおう無い知恵絞って導き出した回答がこちら。。。



>私は、刺身とフランスパンでも買っていけばいいのかな?(謎)



ということで、刺身(マグロとカツオたたき)少々とフランスパンを持ち込み、

ほぼ、ノー調理で済ませたのでした。



ファイアグリルのデカイ版で、黙々と手羽中を焼く、くまぞさんが印象的な夕刻でしたな。。。(左上)









辺りはすっかり暗くなり、美味しい料理が並びました。

私が、

marmiさんの肉ゴロゴロシチューが、あまりに美味しくておかわりをしたり・・・

くまこさんの高級牛肉、自分の分が無いか心配したり(ちゃんとありました(汗))・・・

している間、ず〜っと神族さんは焼き鳥を焼いていました。

なぜか子供たちに囲まれながら。。。











お腹がいっぱいになったところで、くまこさんから、お洒落な演出。











それにしても、美味しい料理をたらふく食べた夜でした。

ほんとはもっと食べたかったのだけれど、若くない胃袋は早々に限界点へ。。。


食後は、焚き火を楽しみます。

焚き火を囲み、イスに座る子供たちの姿が、なんとも微笑ましい。











子供たちが寝た後は、大人だけでしっぽりと焚き火を囲みました。

何を話したのかは、うまく思い出せませんが、

とても心地よい焚き火だったことは間違いありません。。。











翌朝・・・

昨夜から降り出した雨は、終夜テントを叩き続けました。


しかし、新緑の美しいこの季節。

雨は、新緑をより艶やかに魅せる「恵みの雨」でもあります。











道志川本流の流れは、澄み切ったままで、濡れた石と新緑とともに

極上の雰囲気を醸し出します。










朝起きて、テントから出た時には、既に神族さんが焚き火をしていました。

結構な量の雨が降っているのに、傘もささずに立ち続けています。

子供たちはしっかりと傘をさしていました。











今朝の朝食は、ごはんとサバのみりん干し。

そして神族さんが昨日「1番」に作ったのに、結局出てくることのなかった「豚汁」を頂きました。










共同リビングとしてのタープを張っていなかったので、

皆さん各自の幕で、思い思いに朝の時間を過ごします。











一向に止む気配の無い雨。

乾燥撤収を早々に諦めた放浪親子キャンパーは、

最後にもう一度場内の散策へ出かけました。











一晩中雨が降っても、水たまりがほとんど出来ないのは、

道志キャンプの大きなメリットのひとつでしょう。











いくつもの沢が場内を分断し、サイトにかかる橋がキャンプ気分を盛り上げます。

山伏の特徴的な地形の成せる技。











雨に濡れた新緑は、その美しさを増し、

訪れたキャンパーは、こう口にすることでしょう。


「雨キャンプも悪くない。。。」













新緑の季節を迎えた、特別なキャンプ場。

このキャンプ場には、「平凡な週末」を「特別な週末」へと、変える力があります。。。








乾燥を諦め、ゴミ袋撤収を済ませた、放浪親子キャンパー。

11時少し前に、山伏を後にしました。





・・・通い慣れた圏央道への下道をドライブする放浪親子キャンパー。

車中でひとり、ぶつくさとつぶやきます。





「実に充実したキャンプだった。。。」



「雨キャンプも悪くない。。。」







(おしまい)






※ご一緒した皆様、色々ごちそうになり、本当にありがとうございました♪






いつもの評価は前々回と同じなので割愛します。
2014/11/05







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