REVOメッシュウォールL・・・
REVOタープLのオプション第4弾くらいでしょうか?
REVOタープ自体、発売から何年も経っていると思われますが、
ユニフレームの創意工夫は、衰えを知らないようです。
設営サイズは、ご覧の通り。
270×440cmくらいでしょうかね。
父子二人には十分過ぎる大きさです。
参考にREVOタープのサイズも貼っておきましょう。(ちょっと向きが違うので混乱しますが。)
緑がメインポール240cmで、赤がサブポール180cmになります。
サブポール2本は、REVOメッシュの付属品です。
REVOタープ設営済の各ポールに、REVOメッシュのテープを引っ掛ければ完成します。
さて、REVOメッシュウォールに、今回INしたいテントは、こちらになります。
小川のアルマディ4(廃盤)
この吊り下げ式インナーテントを、REVOメッシュウォールに使えないかと妄想したわけです。
イメージ的には、こんな感じでしょうか?
インナーテントの吊り下げフックを、6本のポール付近から
貼り綱(緑)で引っ張ってやれば、「夏用2ルームテント」になり得るのではないか?!
放浪親子キャンパーの妄想に、完全に火が着いてしまいました。(爆)
ちなみにREVOメッシュウォールの内面には、吊り下げフックが中央一箇所にしか付いていません。
他には巻き上げたドア部を止めるフラップがありますが、
いずれもテントを吊り下げるには位置も強度も不適切です。
よって、自作フックを取り付けるしか道はありませんでした。
そうと決まれば、早速材料の入手です。
過去の
神族さん自作記事内での妄想を思い出してしまい、
手芸品店に踏み込めなかったので、楽天で購入。(汗)
■ PPテープ・リプロン(ポリプロピレン)テープ 1.2×25mm
価格 141(円) x 2m = 282(円) (税別)
■ YKKテープ アジャスターコキ25mm
価格 42(円) x 6(個) = 252(円) (税別)
■ YKKテープ プラスチックDカン25mm
価格 48(円) x 6(個) = 288(円) (税別)
〜〜〜手芸品店での神族さんの妄想〜〜〜(ブログから引用させていただきました)
最近、ホムセンやキャンプ用品店よりユザワヤに行くのが好きな私。。
初めは店に入るのも恥ずかしかったのですが、今では平気です^^
会員にもなってしまったしwww
でも慣れないことが一つあります。。
それは男性客と会うことです。。
私の考えすぎかもしれませんが、、
(君も手芸が好きなんだね。。。)
(いやいや、私はキャンプ道具を作りたいだけなんです!)
(男性が手芸をやるのは恥ずかしいことじゃないよ!なんでも聞いてね)
(いやいやいや!本当にキャンプ道具でしか使わないんです!!!)
(途中省略)
手芸好きの男性の方、悪意はありません。。すみません^^;
〜〜〜ここまで〜〜〜
いや〜、ほんとこの人、面白いわ。(爆)
今回、色々調べて知ったのですが、左が「Dリング」、右が「コキ」というパーツです。
見たことはありましたが、名前は知りませんでしたね〜。
これとPPテープを組み合わせると、このような形になります。
「コキ」・・・長さ調整のための部品で、今回の用途では必要ありませんが、
これを使えば、
DリングとPPテープの縫製をしなくてよいことに気付き、
買ってみました・・・作戦は見事に成功。
「今日の俺は、冴えてるぞ〜!(爆)」
裏から見ると、こんな感じ。
PPテープの切断面は、ほつれてくるので、「半田ごて」で溶着してみます。
これも思い付きのアイデア。
専用のヒートカッターみたいなものも、あるようです。
「半田ごて」で、切り口を撫でてやると・・・
お〜、温度もちょうどいい感じで、ほつれにくそう。
(煙が出るので換気扇下でやりました。)
■ Day1 ■
さあ、下準備を終えたところで、いよいよREVOメッシュウォールを取り出します。
今回狙うのは、この設営用テープが付いている箇所の
「内側」の面。
ここには、赤点線で囲った範囲に、「芯材」が入っていたからです。
感触的には、ボストンバッグの底に入っている板を薄くした感じ。
マスキングテープで、PPテープを仮止めして、縫い始めます。
我が家にはミシンがありませんので、完全手縫いです。
ちなみに裁縫経験は、ほぼ小学生の家庭科以来(爆)
しかし、玉結びと結び止め(玉止め)のやり方は、不思議と覚えています。
PPテープの取付位置は、迷った挙げ句
「力学的に安定な位置」としました。
つまり、既に付いている「設営テープ」と同一線上で対抗する位置です。
このとき、力の釣り合いは、2つの赤矢印のようになります。
もし、青矢印の位置に付けてしまうと、回転モーメントが発生してしまい、
芯材が「よじれる」といった、弊害が出るでしょう。
冷静沈着に取付位置を決定・・・「今日の俺は、冴えてるぞ〜!(爆)」
縫い方は、ネットで調べて「返し縫い」という方法を選択しました。
「2歩進んで、1歩戻る」感じの縫い方です。
この「返し縫い」、表と裏でステッチ模様が異なるのですが、
特に角部で、油断していると、かなりの高確率で表裏が逆になります。
・・・ということで、気付いた時には、玉石混合、表裏ごちゃごちゃの縫い目に。。。
・・・訂正、やはり冴えていなかった(爆)
1時間ほどかけて、それっぽい感じに縫い上げました。
外れそうな箇所は、多めに縫ったり、気まぐれにやってます。
そして気付いたのだが、「結び止め」を隙間無くやるのって、すごく難しい。
何回やっても出来ない。
結局、今回全ての箇所で、「結び止め」は隙間がかなり空いてしまいました。。。
外側から見ると、こんな感じです。
ちなみに糸は、家にあったボタン糸(ベージュ)を使いました。
こうして、1箇所を終えただけで一日目は終了。
これは長い戦いになりそうだ。。。
■ Day2 ■
2日目は、まず全てのテープをカットして、切断面の熱処理を行いました。
テープは、昨日の分も含めて、
・30cm × 4本
・50cmくらい × 2本
2本を長くしたのは、メインポールが240cmと長いので、
そこに取り付けるテープを長くしないと、手が届かないんじゃないか?
と気付いたため。(危ない、危ない)
ちなみにテープは2mで買いましたが、それより長く入っていました。(親切ですね)
この日は、1箇所30分ほどで、2箇所取り付けて作業終了。
手縫いのため、布地の表裏にアクセス出来ないと縫えないわけですが、
開閉用のファスナーが近くに無い箇所も、幕をクルクルと丸めて作業すると
意外と簡単に縫えました。
もちろん、何度か指に針を刺しています(泣)
■ Day3 ■
この日は金曜日だったこともあり、残り3箇所を全部やっつけました。
慣れたとはいえ、やはり1箇所30分くらいはかかりました。
6箇所全てに付ける必要もないかと思ったのですが、
想定外の状況に対処出来るように、頑張って付けました。
・・・こんなに頑張ったのは、何年ぶりでしょうか?
ちなみに、薄々お気付きだと思いますが、
会社の仕事では、あまり頑張ることはありません(爆)
針と糸、懐かしいハサミ、サイズが合わなくてゴムが切れた指ぬき。
それと、マスキングテープ。
たった、これだけの道具で、縫製作業を完了しました。
最強の縫製手段は・・・手縫いか?
作業完了から1〜2週間後。
内側に6本のDリングをぶら下げたREVOメッシュウォールを持って、
放浪親子キャンパーは、茨城県の某所へ現れた。
いよいよ、初設営をするときが来たのだ。
暴走した妄想は、今、現実へと変わろうとしている。
・・・が、そんなにうまくいくのだろうか?
(後編へつづく)
※テント類の改造は、思わぬ危険を生むこともあります。
本記事を参考にされる場合は、自己責任で十分注意しておこなってください。
↓今回購入した部品です。