アウトドア キャリーワゴン考(前編)

しく

2017年09月27日 22:37



キャンプをする人から、しない人まで。。。

今や国民的アウトドアギアといえる「アウトドア用キャリーワゴン」


今日はその構造について、少し考えてみます。。。








オートキャンパーたるもの、ワゴンの類いは不要なはずだが、

やはりある程度キャンプを重ねると、いつかは・・・という思いが強くなってきます。



写真は、ワイルドフィールズおじかでの1枚ですが、私がリアカー搬入を経験したのはこのときだけ。



素晴らしいロケーションに心惹かれる、田貫湖、菖蒲ヶ浜にこれまで行けなかったのも、

やはりマイワゴンが無いことからの躊躇が原因でした。



これだけの荷物がマイワゴンに載るとは思えませんが、

やはり、リアカーの返却や時間帯による混雑は考えるだけで面倒です。


荷物を減らしてでも、マイワゴンでの非オートキャンプを楽しみたいと考える今日この頃。。。









さて、そんなアウトドア用のキャリーワゴンですが、

大きく分けると2種類のタイプが存在するようです。



左:王道コールマンに代表される「完全収束タイプ」

右:長手方向にだけ収束する「D型タイプ」

 (前後のフレームがDの字に見えるから・・・どちらも勝手に命名(爆))

 









ちなみに「D型タイプ」をイスに例えると、こちらの逸品になるかもしれません。

(座り心地は良好ですが、あまり小さく折り畳めません。)











「完全収束タイプ」と「D型タイプ」

その最も大きな差異は、やはり収納サイズの違いにあると考えて間違いないでしょう。


左:「完全収束タイプ」

右:「D型タイプ」

 









各々の代表作について、カタログスペックを見てみましょう。



■「完全収束タイプ」コールマン アウトドアワゴン

サイズ:使用時/約106×53×100(h)cm、収納時/約18×40×77(h)cm、荷台/約88×42×31(h)cm
重量:約11kg
耐荷重:約100kg


■「D型タイプ」FIELDOOR ワイルドマルチキャリー 耐荷重120kg

・本体 : (約)幅97cm×奥行62cm×高さ73.5~98cm
・かごの寸法 : (約)幅78.5cm×奥行47cm×高さ28cm
・折りたたみ時 : (約)幅33.5cm×奥行62cm×高さ74~98.5cm
本体重量 (約)11kg
耐荷重 120kg



・・・う〜ん、よくわかりませんね。

荷台の寸法と、収納時の寸法だけを抜き出してみます。



■コールマン(完全収束タイプ)
 荷台:88×42×31(h)cm
 収納時:18×40×77(h)cm


■FIELDOOR(D型タイプ)
 荷台:78.5×47×28(h)cm
 収納時:33.5×62cm×74(h)cm



多少省略しましたが、こんな感じでしょうか。

荷台サイズは、長手でコールマンが10cm長く、幅は5cm狭い。

収納時は、なんと!3方向全てでコールマンが小さくなっています。




更にわかりやすくするために容積で比較してみましょう。


■コールマン(完全収束タイプ)
 荷台:88×42×31(h)cm = 114,576cm3 = 114L
 収納時:18×40×77(h)cm = 55,440cm3 = 55L

■FIELDOOR(D型タイプ)
 荷台:78.5×47×28(h)cm = 103,306cm3 = 103L
 収納時:33.5×62cm×74(h)cm = 153,698cm3 = 153L


・・・?!

これはビックリ!

荷台容積では若干大きいコールマンが、収納時サイズでは

実に「D型タイプ」の1/3になっているではありませんか?!



なんとなく、D型は大きいと思っていましたが、ここまで違うとは・・・驚きです。









・・・という計算まではしていなかったのですが、

おじさんの直感で、ターゲットは「完全収束型」に絞られていました。



そこから夜な夜な、amazonを徘徊・・・



夜な夜なといえば、キャンプ時に飲もうと思って買っていたビールを

あまりにキャンプに行かないので家で飲んでしまいました。

(・・・で、頭痛くなる。)











そして・・・

夜な夜な、amazonを徘徊中、こんなワゴンを見つけてしまいました。







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・・・長っ!(爆)




気になるスペックはこちら・・・

■キャンパーズコレクション エブリデイキャリー

本体サイズ:幅94×奥行50.5×高さ71(ハンドル含95)cm
本体重量:9kg
折りたたみサイズ:幅20×奥行39×高さ71cm
荷台有効サイズ:幅39×奥行75×高さ47cm
耐荷重:80kg




わかりにくいので、また先ほどの容積計算で比較してみましょう。


■コールマン(完全収束タイプ)
 荷台:88×42×31(h)cm = 114,576cm3 = 114L
 収納時:18×40×77(h)cm = 55,440cm3 = 55L


■キャンコレ(完全収束タイプ)
 荷台:75×39×47(h)cm = 137,475cm3 = 137L
 収納時:20×39×71(h)cm = 55,380cm3 = 55L


?!

なんと?!

荷台容積はコールマンより大きいのに、収納容積は全く同一・・・これはミラクル!









・・・ということで、キャンプに行かずに浮いたお金(推定1万5千円)でお買い上げ(爆)

(購入価格は7,600円)











・・・でも、不思議だよね。

不思議だね〜・・・不思議だよ。


どうして、こんなに高さが違う2台が、同じ大きさに収納出来るのかな?



 




・・・こんな素朴な疑問を抱いたのは私だけでは無いでしょう。。。




でも!

ご安心下さい。




この素朴な疑問を次回レポで完全解明!

続きは寝て待て!・・・coming soon




一言、言えるのは・・・キャンコレ(キャンパーズコレクション)には、

天才設計者が(少なくとも)一人居る!

(注:これがパクリでなければ)





(つづく)


後編UPしました

2017/09/28













↑キャンコレは、黒もあります





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