ふもとっぱらの横風に屈したアルマディ4の後任探しは、海外幕へと落ち着いた。
耐風性能が高い、小型の2ルーム、こうなると選択肢は自ずと限られてくるわけで、
値上がり著しい国内幕に比べて割安に感じる値段設定も決め手となりました。
ということで、amazonの英国版でポチ。
ハッキリ言って海外から物を買ったことなど1〜2度しかありませんが、
英語&見慣れたamazonの画面ということで、特にハードルは高くありませんでした。
ポチッたのは、1月28日(土)で、その時点で到着予定は1週間後の2月4日〜8日。
値段は320英国ポンド+送料40英国ポンド=合計360英国ポンド
当時のレートは、1英国ポンド=144円でしたが、
amazon内でクレジットカードの日本円払いを選択したら、為替レート150円で計算されて、
360×150=54,000円となりました。
レートは、決済方法によって、もう少し安くなるのかもしれません。
・・・で、実際に到着したのは2月3日(金)
わずか一週間で英国から到着してしまった。
配達はFedexで、どうやら気になる関税は後日郵送で来るらしい。
計算したところ、関税&消費税で4,000円くらいと思われます。
総額58,000円ですから、これでも国内同レベルと比較するとかなり割安でしょう。
(ちなみに国内正規品は約10万円)
気になる製造国は、ベトナムでした。
なにやら調べてみるとEPAという協定により、
ベトナム産のテントには関税がかからないと書いてあるページがあったが、
実際はどうなるのか・・・Fedexから通知が来るまでわかりませんね。
早速取り出してみますが・・・
うっ、重い
13kgって、こんなに重いんだっけ・・・?
重いというのは、小川のアルマディ4と比較しての感想で、
サイズがほぼ同じ幕なので、同じくらいの重量と思っていたのです。
同じくらいの幕の大きさで、同じくらいのアルミポール3本構成
・・・が、取り出してみてビックリ。
こ、これは?!鉄骨ではないか!
いや〜、すっかり油断しておりました。
よくよく調べてみると、Robensに限らず、海外メーカは
毎年モデルチェンジをしているようで・・・
過去のモデルも、2017モデルもアルミポールだったので、
すっかり先入観でアルミだと思っておりました。
(今回購入したのは2016モデル)
先日の
Namiheiさんのレポ(ひとまわり大きなダブルドリーマー)で気付くべきだった。。。
しかし、鉄骨ゆえにその耐風性能は、驚愕の151km/h
これは風速42m/secという、天気予報では聞いたことがないほどの大きな数値となっています。
要は、151km/hで走る車の屋根に張っていても、ギリギリ壊れるか、壊れないか、
というレベルで、これは風にやられた放浪親子キャンパーとしては、頼もしい限り。
付属品は、粘着テープ付きの補修シートと、先が尖ってないペグ。
海外幕を並行輸入や個人輸入する場合は、
万が一の破損時にメーカ保証が受けられないリスクが伴います。
まあ、これは仕方ありませんね。
正規品の約半分の値段だから、もう一回買ってもいいし。。。
幕の大きさは、250×445cm
2〜3人用の小型2ルームです。
(手書きは実測値 for 今後の改造妄想用)
さあ、というわけで、早速試し張りへ〜♪
黒いシートはリビング部のお座敷シートです。
欧州幕ではスタンダードですね。
まずは、幕体を広げます。
インナーテントは装着済で、発送されてきました。
鉄骨・・・スチールポールですが、すっごく硬いです。
アルミと違って全然しなりません。
ということで、最初から曲がっていて、差し込む向きが決まっていました。
下の写真の矢印部に凹があり、挿し込む側の凸と合う向きで挿す必要があります。
幕のポール受け部は、アルマディと同じグロメット方式。
ここはボックスタイプの方が簡単そうですが・・・まあ仕方ありません。
ポールは3本で、中央1本だけ青シールが貼られた長い物。
前後各1本は、同じ長さでした。
(何の説明書もありません。)
まずは、ポール3本を両側のグロメットに挿すわけですが・・・
いや〜、やっぱりポールが硬いからアルミより、やりにくいですな〜。
なんとなく思ったのはポールのカーブに合わせて、円弧を描くように挿していくのがいいのかな?
ポールはスリーブ&クリップ左右合計4個くらいに通します。
スリーブだけは、全部クリップだったアルマディより楽ですね。
あとは、後ろ2箇所をペグダウンして、前方にズズッと引っぱり、
前2箇所をペグダウンすれば形になります。
お〜、いい感じ♪
こちらは、後ろ側です。
前方から・・・
この前面パネルが、窓もメッシュも何も無いのが非常に残念。
ここは、いずれ改造するかもしれません。
Namiheiさんのレポ通り、前半分だけスカートがあります。
そしてスカートは素晴らしいことにペグループ付き
サイドの扉は、右側だけになります。
昔のモデルは両開きだったのに、これも惜しい改悪ですね。
ここだけ、ドアパネルの後ろにメッシュパネルが装着されています。
(前面にはメッシュ無し)
サイドパネルをメッシュパネルと一緒に巻き上げるとこんな感じ。
通常の出入り口はここでしょうね。
気になる前室の大きさは、ふむふむ、アルマディ4と同じくらいですな。
大きめのリラックスチェアも置けますね。
そして、洋幕の売りである窓をオープン。
う〜ん、やっぱり透明窓標準装備はいいですな〜。
この文化が、なぜ国内幕に取り入れられないのか?
国内幕もメッシュ+透明窓にすればいいのにね〜。
インナーの方は、215×215cmということで、ちょっと狭いかと思っていましたが・・・
意外に高さもあって快適ですね。
アルマディ4より圧迫感が無い気がします。
真ん中の仕切りが、なぜか放浪親子キャンパー(子)のツボだったようです。
これは巻き上げて固定することもできます。
あらら?となったのが、インナー入口のメッシュが上しか無いこと。
う〜ん、やはりこのあたりが海外幕の課題ですね。
インナーテントの前側はメッシュ&ジッパーでフライシートと連結します。
これはフライシートの後ろ半分にスカートが無いので、
虫が前室側に来ないようにという配慮ですかね?
外側に出て・・・
アルマディほどではありませんが、ちょっとした庇(ひさし)とベンチレーションが
いくつか付いていました。
こちらが、後ろ半分のスカートが無い部分。
とはいえ、隙間はそれほど空いていないので、
通年使用や雨天時を考えると、これはこれでありですね。
全体的に生地の質感としては、75Dポリエステルですので、
国内幕と比べて、特に違和感ありませんでした。
・・・ということで、耐風性能重視の鉄骨トンネル小型2ルーム
ローベンスのミッドナイトドリーマーの試し張り紹介はここまで。
あとは実践投入を待つのみですな。
ちなみに2017モデルは、似ているようで細部に違いがありますので、ご注意を!
(おしまい)
↑まさにこれです。値段が大分違うでしょ?
でも破損時は、しっかり対応してくれるのでしょうね。