河口湖 〜 バス釣り真夏の大冒険

しく

2021年07月30日 20:51



1998年7月・・・

河口湖で5匹のバスを釣ったあの日から、23年が経過していた。



この間、バスは特定外来生物に指定され(2005年)

河口湖でのワーム使用は禁止され(2007年)

愛読していた Rod & Reel 誌は休刊していた(2018年)



かくいう私も2000年頃を最後に釣りからは遠ざかっていたが、

近年の(個人的な)釣りブームに乗じての、ひっさしぶりの河口湖釣行。

2021年盛夏の7月末。

23年ぶりの「真夏の大冒険」が、今始まる。。。











プロローグ・・・ポーク購入



久しぶりの河口湖釣行にあたり、事前に調達しておきたいモノがありました。

禁止されたワームに代わるポーク(豚の皮の加工品)です。

ポークといえば謎の液体漬けの UNCLE JOSH しか知らない世代ですが、

河口湖のワーム禁止を受けて、新商品も色々出ている模様。

・・・とはいえ、amazon ではあまり売っていなかったので、大型の釣具店にわざわざ出向き

ストレートワーム のイメージに近いコチラを購入しました。



5本入りで770円ということで、普通のワームの2倍くらいの値段でしょうか。

しかし、液体漬けではなく、馴染みのある塩漬けで、心理的なハードルも随分下がるし、

何より販売の袋が、実はジップロックという心遣いが素晴らしい。

当日気付いたのですが、発売元が河口湖畔のローカルメーカーで、

釣行当日も直営店が営業していたようでした。

財津商店HP












いざ23年ぶりの河口湖釣行へ



早朝5:25

さかなやワンドに到着。

河口湖の素晴らしいところは、湖を囲むぐるっと1周に満遍なく

釣り人用もしくは観光客用の無料駐車場が充実しているところで、

ここ「さかなやワンド」も無料の駐車場が配置されています。



この場所は、当時のバイト先の副店長に連れて行ってもらった冒頭の98年の釣行で、

朝一に入った溶岩帯・・・の記憶ですが、

写真のメモに書いてある「スターダスト 」というバスショップが無くなっており、

イマイチ確証が持てない(笑)










早朝の静けさの中で、釣れる雰囲気は十分です。

平日なので、釣り人も数人しか見当たりません。










ほんの少しだけ藪漕ぎをして、溶岩帯の上から釣り始めることにしました。










ルアーは色々迷いましたが、やはり23年前の実績重視で(爆)

ダウンショットから始めます。










ポークルアーの豚うなぎは、事前に動画を見ていたらカットして使うと言っていたので、

長さ半分、縦半分にしてみました。

が、これだとちょっとアピールが弱い気がしたのと、切るのが大変なので、

この後は長さだけ半分で使用。

・・・でも、そのまま使うのが一番動きは良かったです(笑)










・・・で、1投目で早速ロスト(汗)

マス針へのちょんがけではダメみたい。




DECOY デコイ ダウンショットフック ワーム123 下野流(amazon)
↑フックはこれの#6を使用









ある程度、フックをポークの中に通してやれば、かなり長持ちするようにはなりました。

とはいえ、普通のワームより千切れて飛んでいくことは多かったです。



・・・しかし、雰囲気だけは抜群なのだが、まるでアタリも音沙汰も無し。

ここで今回の釣行にあたり、事前に考えていた奥の手を早速登場させます。

その奥の手とは・・・









セニョール登場(爆)

ワームは禁止でも、セニョールは禁止されていないという拡大解釈?で、

釣行開始30分で、早くも奥の手を解禁します。










FISH!(爆)

やっぱりすごいよセニョールさん。

極小サイズのギルが釣れた(笑)




ZacT craft(ザクトクラフト) ルアー セニョールトルネード 100mm 1.7g(amazon)









このおちょぼ口に、パーフェクトなフッキング(笑)













西湖サイコー? 西湖放水路



結局さかなやワンドでは1時間半ほど粘りましたが、ギルが釣れた以外ではアタリすら無いので

諦めて、河口湖最西端の西湖放水路へ。



ここでは、少し離れた無料駐車場に車を停めて、

5分ほど歩いて「長浜親水広場」という公園から釣りをしました。












しかし、河口湖は流石サクセスしている観光地だけあって、整備具合が素晴らしいです。

陸っぱりのポイントもたぶん日本一多い湖なのでは?










西湖放水路は、その名の通り、西湖からの水が大放水されているのですが、

これが意外に臭い(爆)

荒川の1/4くらいは臭います。










とはいえ、河口湖随一の水流ポイントでもありますので、生命感はものすごいです。

目視で魚が何匹も確認できます。











上の写真ではよくわからんと思うので、偏光グラス装着で(爆)

これでもよくわかりませんが、黒い影が魚です。



ウェーダーを履いて入り込んでいた釣り人に聞いたところ、見えるのはほぼニゴイで、

稀にバスも回遊してくるとのこと。








とりあえず、ニゴイでもいいから釣ってみるかと、第二の刺客を投入。

ロブルアーのパンチを投げてみますが、意外に釣れない(笑)

絶対釣れると思ったんだけどなぁ。










ここでは、今回の釣行に合わせて新調した長めの竿も投入しました。

シマノ 20 ルアーマチック S80L-4

テクニカルなソルトルアーゲームに活躍。シーバス、タチウオ、エギング、ロックフィッシュゲームに適応。

全長(m):2.44 / 継数(本):4 / 仕舞寸法(cm):66.2
自重(g):128 / 先径(mm):1.6
適合ルアーウェイト(g):5~25
適合ライン:pe(号) 0.4~1.2 / ナイロン(lb) 3~10
カーボン含有率(%):92.9 / リールシート位置(mm):352


お値段なりの安っぽい竿ですが、まあ実用的には十分でしょう。

何より8フィートとバスロッドではあり得ない長さ+スピニングリールの組み合わせで、

10gくらいのルアーなら、50mくらい飛んで行きそうです(笑)











・・・この日は午後から雷雨予報で、夏らしい雲がモクモクでしたが、

結局夕方までお天気はなんとか持ち堪えました。

(帰りの道中で、警報級の大雨雷雨に遭遇してしまいましたが)












大物ゲットの記憶・・・河口湖大橋



西湖放水路でも奮闘虚しくアタリすら無し。

ただ、目の前でボートの人が1匹釣るのを目撃しました。

(たぶんポーク使用)

時刻は既に10時となり、大物ポイントである河口湖大橋へ。



ここも橋の根元に駐車スペースがあるのですが、

その前後の道の分岐がわかりにくく、一度通り過ぎてしまいました。

かなり予習しておかないと一度では辿り着けないでしょう。





この場所は、忘れもしない23年前に40cmほどの大物バス

(当時の河口湖のアベレージは25cmくらいだった)

をゲットした思い出の地。

しかし、当時と同じダウンショットをキャストしても、うんともすんとも言いません。

河口湖のバス釣り、というかバス釣りの辛いところは、

アタリが無いのか気付いてないのかわかりませんが、とにかく沈黙の時間が長過ぎること(爆)










最後の砦・・・ロイヤルワンド



頼みの綱の河口湖大橋でも当然のように何も起きず、

いよいよ河口湖1周が見えて来てしまいました(爆)





ロイヤルワンドというのは、恐らくロイヤルホテルがあることから

そう呼ばれているのだと思います。

車は「大池公園」の駐車場に停めました。









ここは、河口湖で最も有名な放流ポイントのようですが、訪れたのは初めてです。

なので、ここが「ロイヤルワンド」かいまいち確証が持てませんでしたが、

なんとなく「ロイヤル」っぽいオブジェがあったので、ここで間違いないでしょう(爆)










一帯は河口湖らしい溶岩帯と砂利が半々で、

まあ河口湖は「陸っぱり天国」と呼んでも差し支えないでしょう(笑)










こっちがホントのロイヤルワンドかな?

これくらいの小場所の方が、やはり気持ちを集中して釣りが出来ます。










足場は溶岩帯で超良好。

溶岩というのは、何かと滑りやすい水際において、

最も滑りにくい足場として認定されています(爆)










対岸からは軽やかな音楽が聴こえて来ます。

宝石博物館でしょうか?

う〜ん、ロイヤル(爆)










河口湖は、バス釣りに放流&入漁券という制度を導入したパイオニアと記憶しています。

入漁料は1,080円で、うち200円は遊漁税のようです。

券は朝一に、至近のセブンイレブンで購入。










ロイヤルワンドもなかなか雰囲気はありましたが、よくよく考えたら4連休で相当叩かれたのか、

魚影の魚の字もありませんでした。

時刻は12時を周り、湖畔でランチタイム。












万策尽きての2周目突入(爆)



車で周るには程よいサイズ感の河口湖ですので、

いよいよ2周目に突入してしまいました。

が、朝一の溶岩帯に入るも、今度はギルすら釣れません(笑)

途方に暮れて、眼前の鵜の島に目をやると、何やらテントっぽいものが見えています。










違いました(爆)

神社のための島だということで、キャンプなんて出来るわけないですね。










お次は西湖放水路に戻って来ましたが、かなり風が強くなって来て、

湖面が波立っています。










実は翌日も休みだったので、西湖のキャンプ場で1泊して翌日も河口湖でバス釣り・・・

というプランも想定していたのですが、あまりの釣れなさと風の強さで、

すっかり泊まる気分が失くなってしまいました。











最後に八木崎公園に駐車して、丸栄ワンドと呼ばれるところに行ってみましたが、

まあ今更釣れるわけもなく、無念のストップフィッシング。













ラベンダーの香りが思いの外に強く印象に残った、

2021年・真夏の大冒険(爆)



23年前の良い思い出の再現とはなりませんでしたが、

年月を経て再訪し、駐車場の充実と足場の良さを強く実感した今回の河口湖釣行。

しかし、その手強さは往年のバス釣りブーム時をも凌ぐような印象で、

河口湖名物だった「ちびバス」の魚影すらほとんど見当たらないのは、完全に想定外でした。

いや~、バス釣りは管釣りより数段厳しいです。

(当たり前か、、、)





(おしまい)





関連記事