エリアトラウト(管釣り)のバーブレスフックは、アイの向きが2種類あり、
ほぼ常用するのはスプーン用の、フックに対してアイが90度回転しているものになるが、
稀にミノー用(フックとアイが同一平面内)のフックも必要となる。
・・・が、案の定これの形状とかサイズとか、ちょうどいいのがどれか悩んでしまうのだが、
今回、豊富な資金力にモノを言わせて(嘘爆)2種類 x 2サイズを大人買いしたので、
情報を共有しておこうと思う。(・・・需要あるのか?(爆))
今回購入したのは、この2種類。
まずは、オーナーばりの
SBL-37M クランキングイメージ 略して
イメク○である。
いきなり下ネタで恐縮なのだが、それにしてもこの悪ふざけはいただけない(爆)
オーナーばりには
SBL-55M というミノー用のシングルフックもあるのだが、
そちらは中軸よりも若干太めのため、管釣り向きにはこのSBL-37Mの方がしっくりとくる。
実売価格は、12本入りで330円と、やはりオーナーばりは安価なのが親切である。
OWNER(オーナー) SBL-37M クランキングイメージ No.11724 #8
もうひとつは、ヴァンフックの
CK-33BL クランクエキスパートフック である。
ヴァンフックというメーカーは管釣りを始めてから、初めて知ったのだが、
最も鋭い釣り針=がまかつ
という長年の固定概念を
ガッシャ〜ンと崩してしまうほどの針先の鋭さで、
エリアトラウトにおいては恐らくNo.1のフックメーカーだと思われる。
こちらはお値段こそほぼ上のオーナーばりと同じだが、数量が8本しか入っておらず、
実質価格は1.5倍といえる。
ヴァンフック(VANFOOK) クランク エキスパート フック (バーブ レス)
このヴァンフックは、兵庫県西脇市という地域の会社なのだが、
なんと?!
オーナーばりも、がまかつも、他にはカツイチやタカ産業など、
播州釣針協同組合という組合の元に、日本の釣具産業がほぼ全て集結しているのである(爆)
今更気付いてしまったが、ヴァンフックの「ヴァン」は播州の「播」から来ているのだろうかw
ちょっと話が逸れてしまったが、そんな兵庫県の限定的な地域で製造された釣り針を
埼玉県の限定的な地域で並べてみる(笑)
サイズはそれぞれ、#6 と #8 を購入した。
上段が VANHOOK CK-33BL
下段が Cultiva SBL-37M
左が #6、右が #8 となる。
こうして並べてみると、この2品番は、線径も含めて
かなり似通ったフックであることがよくわかる。
・・・が、全く同じ形状というわけでもないので、
ほぼ同じ地域での製造ながら、各社工夫を凝らして切磋琢磨しているようだ。
まずは#6サイズを比較してみよう。
線径は
0.60mm と
0.57mm で、SBL-37Mの方が
30um 細い(←細かいわ(爆))
細かい形状の差を見てみると、シャンク部分の長さはほぼ同一ながら、
その先のベンドカーブが、SBL-37M(右)の方が急で、
CK-33BL(左)の方がスプーンフックに近い形状に見える。
針先は、SBL-37M(右)の方がネムリ針的に内側を向いており、
かかりにくいが、バラしにくい形状となっているようだ。
こちらは #8 サイズ・・・小さい方となる。
線径も微妙に細くなり、0.57mm と 0.54mm
う〜ん、こちらの差はかなり微妙で、ほぼ同じに見えるが、
SBL-37M(右)の方が、わずかにゲイプが広いようにも感じる。
とはいえこれは、もはや誤差レベルだろう。
では、実際のルアーのフックと比較した場合はどうなるか?
まずは、
ダブルクラッチ60F1である。
このルアーはお腹のフックだけミノー用という、ちょっと面倒なフック構成となっている。
ちなみにパッケージの並び順は、フックの並び順と揃えたつもりだったが、、、
見事に#6と#8のパッケージ置き場所を間違えてしまった。
(左が VANHOOK で、右が オーナーばり であることは間違いない。)
まずサイズ的には、内側に置いてある #8 がちょうどマッチしそうだ。
フックの形状としては VANHOOK の CK-33BL #8(左から2番目)と非常に似ているが、
唯一シャンクの長さが若干短い。(VANHOOKの方が)
まあ、それが気になるなら、ダイワのオリジナル純正フックを買えばいいわけだが、
この純正フックはいとも簡単に折れてしまった記憶があるので、私的には
播州釣針協同組合の釣り針を選定したいw
もうひとつ、渓流ルアーの
リュウキ50S・・・こちらはトレブルを外してシングルを付けてみた。
付けたのはSBL-37M #8となるが、やはり#6では若干オーバーサイズ感がありそうだ。
これの場合は、元がトレブルなので、形状は好みで選ぶだけだが、サイズは#8が良さそうである。
・・・というわけで、勢い余って2種類 x 2サイズを買ってしまったわけであるが、
上記の私の用途からいくと、安い方のオーナーばりSBL-37M #8 だけ
買えば良かったんじゃない?疑惑が大勃発してしまった(爆)
しかし、ひょんなことから、日本の釣り針がほぼほぼ
兵庫県西脇市で製造されていることを知るなど
実に有意義な買い物だった、、、と思いたい w
更に、この西脇市は、
日本標準時子午線と
北緯35度線が交わるという
実にキリの良い地理的位置で、日本のヘソを自称しているようだ。
まあ、個人的には日本のヘソにはあまりピンと来ないが、
釣具界のヘソであることはもう揺るぎない事実であり、
管釣り界のヘソである栃木県とは、是非姉妹都市提携を結んでいただきたい(爆)
(↑
市公式HPより)
(おしまい)
OWNER(オーナー) SBL-37M クランキングイメージ No.11724 #8
ヴァンフック(VANFOOK) クランク エキスパート フック