エリアトラウト クランク ミノー フックのサイズ比較

しく

2022年03月05日 17:57



エリアトラウト(管釣り)のバーブレスフックは、アイの向きが2種類あり、

ほぼ常用するのはスプーン用の、フックに対してアイが90度回転しているものになるが、

稀にミノー用(フックとアイが同一平面内)のフックも必要となる。

・・・が、案の定これの形状とかサイズとか、ちょうどいいのがどれか悩んでしまうのだが、

今回、豊富な資金力にモノを言わせて(嘘爆)2種類 x 2サイズを大人買いしたので、

情報を共有しておこうと思う。(・・・需要あるのか?(爆))










今回購入したのは、この2種類。

まずは、オーナーばりの SBL-37M クランキングイメージ 略してイメク○である。

いきなり下ネタで恐縮なのだが、それにしてもこの悪ふざけはいただけない(爆)

オーナーばりには SBL-55M というミノー用のシングルフックもあるのだが、

そちらは中軸よりも若干太めのため、管釣り向きにはこのSBL-37Mの方がしっくりとくる。

実売価格は、12本入りで330円と、やはりオーナーばりは安価なのが親切である。




OWNER(オーナー) SBL-37M クランキングイメージ No.11724 #8






もうひとつは、ヴァンフックの CK-33BL クランクエキスパートフック である。

ヴァンフックというメーカーは管釣りを始めてから、初めて知ったのだが、

最も鋭い釣り針=がまかつ

という長年の固定概念をガッシャ〜ンと崩してしまうほどの針先の鋭さで、

エリアトラウトにおいては恐らくNo.1のフックメーカーだと思われる。

こちらはお値段こそほぼ上のオーナーばりと同じだが、数量が8本しか入っておらず、

実質価格は1.5倍といえる。




ヴァンフック(VANFOOK) クランク エキスパート フック (バーブ レス)





このヴァンフックは、兵庫県西脇市という地域の会社なのだが、

なんと?!

オーナーばりも、がまかつも、他にはカツイチやタカ産業など、

播州釣針協同組合という組合の元に、日本の釣具産業がほぼ全て集結しているのである(爆)

今更気付いてしまったが、ヴァンフックの「ヴァン」は播州の「播」から来ているのだろうかw








ちょっと話が逸れてしまったが、そんな兵庫県の限定的な地域で製造された釣り針を

埼玉県の限定的な地域で並べてみる(笑)

サイズはそれぞれ、#6 と #8 を購入した。







上段が VANHOOK CK-33BL

下段が Cultiva SBL-37M

左が #6、右が #8 となる。

こうして並べてみると、この2品番は、線径も含めて

かなり似通ったフックであることがよくわかる。

・・・が、全く同じ形状というわけでもないので、

ほぼ同じ地域での製造ながら、各社工夫を凝らして切磋琢磨しているようだ。







まずは#6サイズを比較してみよう。

線径は 0.60mm0.57mm で、SBL-37Mの方が 30um 細い(←細かいわ(爆))



細かい形状の差を見てみると、シャンク部分の長さはほぼ同一ながら、

その先のベンドカーブが、SBL-37M(右)の方が急で、

CK-33BL(左)の方がスプーンフックに近い形状に見える。

針先は、SBL-37M(右)の方がネムリ針的に内側を向いており、

かかりにくいが、バラしにくい形状となっているようだ。







こちらは #8 サイズ・・・小さい方となる。

線径も微妙に細くなり、0.57mm と 0.54mm



う〜ん、こちらの差はかなり微妙で、ほぼ同じに見えるが、

SBL-37M(右)の方が、わずかにゲイプが広いようにも感じる。

とはいえこれは、もはや誤差レベルだろう。







では、実際のルアーのフックと比較した場合はどうなるか?

まずは、ダブルクラッチ60F1である。

このルアーはお腹のフックだけミノー用という、ちょっと面倒なフック構成となっている。

ちなみにパッケージの並び順は、フックの並び順と揃えたつもりだったが、、、

見事に#6と#8のパッケージ置き場所を間違えてしまった。

(左が VANHOOK で、右が オーナーばり であることは間違いない。)



まずサイズ的には、内側に置いてある #8 がちょうどマッチしそうだ。

フックの形状としては VANHOOK の CK-33BL #8(左から2番目)と非常に似ているが、

唯一シャンクの長さが若干短い。(VANHOOKの方が)

まあ、それが気になるなら、ダイワのオリジナル純正フックを買えばいいわけだが、

この純正フックはいとも簡単に折れてしまった記憶があるので、私的には

播州釣針協同組合の釣り針を選定したいw







もうひとつ、渓流ルアーのリュウキ50S・・・こちらはトレブルを外してシングルを付けてみた。

付けたのはSBL-37M #8となるが、やはり#6では若干オーバーサイズ感がありそうだ。

これの場合は、元がトレブルなので、形状は好みで選ぶだけだが、サイズは#8が良さそうである。







・・・というわけで、勢い余って2種類 x 2サイズを買ってしまったわけであるが、

上記の私の用途からいくと、安い方のオーナーばりSBL-37M #8 だけ

買えば良かったんじゃない?疑惑が大勃発してしまった(爆)

しかし、ひょんなことから、日本の釣り針がほぼほぼ兵庫県西脇市で製造されていることを知るなど

実に有意義な買い物だった、、、と思いたい w



更に、この西脇市は、日本標準時子午線北緯35度線が交わるという

実にキリの良い地理的位置で、日本のヘソを自称しているようだ。

まあ、個人的には日本のヘソにはあまりピンと来ないが、

釣具界のヘソであることはもう揺るぎない事実であり、

管釣り界のヘソである栃木県とは、是非姉妹都市提携を結んでいただきたい(爆)


(↑市公式HPより)





(おしまい)






OWNER(オーナー) SBL-37M クランキングイメージ No.11724 #8




ヴァンフック(VANFOOK) クランク エキスパート フック





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