2015年5月2日〜1泊　内山牧場キャンプ場


山岳用語でテントを張る場所を「テン場」と呼ぶそうです。

こちらは標高1,200mの山の尾根に位置するキャンプ場。

オートキャンプながら、ちょっとした山岳キャンプ気分を味わえます。


「山の尾根」×「視界を遮るものが無い牧草地」＝「大パノラマ確約！」

そんな絶景キャンプ場が、クネクネ道の先にありました。。。

GW初日の土曜日、予約無しで大丈夫だろうか？

若干の不安を抱きつつ、新緑が眩しい山道をクネクネ。











ナビよりも、この看板を信じた方がいいようです。

到着直前で少し道に迷いました。











クネクネ道を20〜30分くらい？ ようやく到着（汗）

キャンプ場へのアプローチ、クネクネ山道はよくありますが、

今回は、歴代最長だったような気が。。。

ここまで来たら絶対買い物とかで、下界に戻りたくない場所にあります。



キャンプ場の受付は、「山荘あらふね」のレストハウスでした。

ここで食事も出来るみたいですね。











薪も売っていましたが、到着時から風が強かったため、

今日の焚き火は、お休み。



さて、受付で、オートキャンプ代金3,800円を支払い、早速場内へ♪

今からテント張る場所、空いてるかな〜？









入ってすぐ、場内唯一のトイレ近くで張ろうと途中まで荷物を下ろしたが、

見晴らしがイマイチなので、何か違和感を覚え、ここから場内を徘徊。











結構な砂利道を上って行くと、、、



一気に視界が開ける。









お〜、コレよ、コレ！



コレぞまさに「天空の牧草テン場」こと「内山牧場」のイメージだ〜っ！

うほほ〜いっ♪



青い空に、緑の芝生、眼前に広がる山々の風景。

これほどの絶景キャンプ場、滅多にお目にかかれません！

大興奮の放浪親子キャンパーの親の方（爆）



時刻は既に15時過ぎなので、主要な場所は抑えられているが、

まだまだ、張る場所はいくらでもあるわい。









ということで、まずまずの二等地に設営完了〜♪











さて、設営も済んで落ち着いたので、場内設備の紹介を。

こちらは場内上段の方にあった、第2の炊事場。

質素です。











そして、こちらが場内唯一のトイレとその内部。

プレハブながら、なかなかキレイなのですが、ひとつ重大な問題が！

それは・・・和式 only

（手前に写ってるのは炊事場です。）




これは、出発前から知っていましたので、

普段は、洋式 onlyの娘に、よ〜く言い聞かせてからの出撃となりました。

まあ、もう小１なんで、やればできるもんです。









GW初日、快晴ながら、場内はまだまだ余裕あり。

なにやら、山岳サークル？らしき若者グループも登場し（車無しで）

いよいよ「テン場」ムードが盛り上がってまいりました。

（まあ、ほんとの「テン場」には行ったことないので、あくまでイメージですが。）











写真ではわかりませんが、到着時から風がビュービュー。

タープを張るのはおろか、迂闊な場所に荷物を置くことすら、躊躇する状況。

今日の装備は、こぢんまりと。。。











山岳キャンプでは、洗い物は最小限にしなければいけません。

ということで、今日の夕飯は安心安定のコチラ。





と言いつつ、スーパーで目にした海鮮BBQ食材（コレはマグロのカマ）に乗せられて、

炭火を熾す気満々で来ましたが、残念ながらそういう状況ではないようで。。。





今日は、前室でカセットフーと安物テフロンフライパンを使っての調理と相成りました。



ここで、フライパンとは別に購入していた安物鍋のガラス蓋が、

まさかのシンデレラフィット！

これはGW初日からツイてる！（爆）



天空のキャンプ場で、殻付きホタテを捌く。。。

シュールな光景・・・



どうやら、このキャンプ場にもっともふさわしくない食材を買ってしまったようだ。

ゴミも捨てれないし。


、、、でも、どちらも美味しかったです。









さて、前室でおかしなことをしているうちに、

徐々に空が橙色に染まり出しました。











暗くなると、テントの灯りがなんともいい雰囲気に。。。











天空の牧草テン場の夜は、風の音だけを残して、静かに更けていきます。











やはり、風のある状況ではテント前室があると助かります。

子供が寝た後は、特にやることもないので、

前室から外の様子を眺めながら、お湯を沸かします。

陽が落ちてから、ぐっと気温も冷え込んだので、カセットガスストーブを点灯。











雲ひとつない夜空、さぞ星がキレイだろうと思っていたら、

まさかのほぼ満月。












本来は漆黒と思われるシチュエーションですが、

月明かりが、やけに印象的な夜でした。。。











翌朝。。。



起きた直後は、それほどでもなかったのですが、

山岳キャンプらしく、みるみるガスに覆われました。











GW2日目、今日の天気はどうなのかな〜？











さて、全く記事にはしていませんでしたが、最近は適当な菓子パンで済ませていた朝食。

しかし、今回は3泊4日の長丁場ということで、朝食の材料を真面目に買い込んで来ました。

まずは、安定の「超熟」。（ちょっと気分を変えて、山形をチョイス。）





やっぱり、朝はトーストでしょ！

と、手持ちのホットサンドイッチクッカーを無視して、

ユニ・マルチロースター（¥2,000）の廉価版（¥300）をスーパーで購入。（爆）





パッケージの裏面を見て、びっくり。

なんと発売元は「パール金属」（キャプスタの親会社）

オレは鹿番長に洗脳されてるのか・・・？





さらに注意書きをよく見ると、、、

カセットコンロ・・・×　使用禁止！



まあ、この手のやつって輻射熱がすごいから、そうなるわよね〜。

というわけで、この後の状況は自粛します。

（カセットガスは熱しすぎると爆発しますので、ご注意ください。）




あと、卵とカニカマを使って、オムレツも作りました。




安物テフロンフライパンが大活躍♪

ホテルライクな朝食に大満足の放浪親子キャンパー。









さて、朝食を食べている間に、ようやく晴れてきたようです。











遠くの山並みが、徐々にその姿を現します。











どんどん、空は青くなり、、、

「天空の牧草テン場」は、その実力を如何なく発揮します。











彼方には、雪化粧が残った山々も一望♪











GW２日目、本日も快晴なり♪

いや〜、空が青い！











山のてっぺんで、爽やかな朝を迎えた放浪親子キャンパーは、

次なる幕営地へと向かう。。。











最後に、場内案内図のご紹介。



オートキャンプエリアは左上で、、、

ん？コスモス園？！

全く気付かなかった。。。

ゆっくり散策しても面白そうですね〜♪









最後に恐縮ながら採点です。

料金　　：★★★☆☆　　オートキャンプは人数によらず3,800円。
　　　　　　　　　　　　設備考えると、安くはない。
　　　　　　　　　　　　バイクは1,100円・・・安い！
写真映え：★★★★★　　まさに絶景キャンプ場。
　　　　　　　　　　　　天気がよければ最高です♪
遊具　　：★★☆☆☆　　パターゴルフと釣り堀があるようです。
　　　　　　　　　　　　小さい子供が遊ぶようなものは無いですね。
炊事場　：★★☆☆☆　　質素です。
　　　　　　　　　　　　もちろん、お湯は出ません。
　　　　　　　　　　　　数も少ない。
トイレ　：★★☆☆☆　　水栓でそこそこキレイだが、和式only。
　　　　　　　　　　　　あと広い場内に１箇所しか無い！
　　　　　　　　　　　　これはかなりのマイナスポイント。
薪　　　：★★★☆☆　　買ってませんが、450円で標準的な量でした。
　　　　　　　　　　　　ただし、風が強い場合が多いので、焚き火はどうかな？
ゴミ　　：☆☆☆☆☆　　捨てれません。
　　　　　　　　　　　　う〜ん。
安心感　：★★☆☆☆　　絶景と引き換えに、風の影響を受けやすい。
　　　　　　　　　　　　（２日目は無風でしたが。）
　　　　　　　　　　　　鹿？のフンが結構落ちてます。
総合　　：★★★★☆　　設備が貧弱だが、山登りをしたかのような絶景ポイントで
　　　　　　　　　　　　オートキャンプができるというのは実に貴重な存在。
　　　　　　　　　　　　トイレの問題もあり、未就学児連れには優しくない印象。
　　　　　　　　　　　　逆にソロライダーには、格安料金で、とっても優しいキャンプ場。
　　　　　　　　　　　　ライダーの方、たくさん居ましたよ〜♪





※2016年2月28日、写真サイズを大きくしました。