2018年10月13日（土）〜1泊　　NAPi Auto-camping Base


決して狭くはない敷地に、わずか４サイトだけを構える、とても「贅沢」なキャンプ場・・・NAPi

しかし、その料金は「贅沢」さを全く感じさせない

平均的なオートキャンプ料金5,000円（休前日）であり、

その中には、薪使い放題とハンモックのレンタル代金も含まれると考えると、

実質のサイト料金は、3,000円程度・・・



3,000円のサイト料金で超ゆったりキャンプが可能？！



これまでに全く類を見ないキャンプ場　NAPi Auto-camping Base in 中之条

少人数ファミリー・フルメンバーで初潜入です。。。

3連休の翌週ということで、大した渋滞も無く渋川伊香保ICヘすんなり到着。

そこから、山裾の道路事情良好な国道353号をNAPi方面へと進み、

わずか20分程・・・到着したのは小野上（おのがみ）温泉「さちのゆ」という

日帰り入浴施設です。










NAPiにはお風呂もシャワーも無いとのことで、こちらでお風呂＆昼食を済ませます。

NAPiの公式HPで、日帰り温泉の詳細な紹介があったので、そこからチョイスしました。










泉質は、若干塩素臭もあったような気がしますが、まあ一般人向けのキレイな設備で気分は上々

昼食は、桜ますの漬け丼（奥様）とソースカツ丼（ワタクシ）

娘は安定のラーメンを食しました（笑）





桜ますは、やはり川魚ですので、脂は乗っていなくて、かなりあっさりめ。

ソースカツ丼は、特製？のソースがよく合い、美味しかったです。









そして、食事を済ませてNAPi方面へと進み、ちょっとだけルートを逸れてヤオコー中之条店へ。

いや〜、この渋川伊香保ICからNAPi方面へと向かう国道、

沿道が結構繁栄していて、めちゃめちゃ便利・・・よくよく考えたら日本屈指の名湯・草津温泉を含めて

この辺り一体の温泉地帯へ向かう道でもあるからでしょうね。

ちなみに、こちらのヤオコーも品揃えばっちりで、近所で買い物しているのと変わらない感じでした。













・・・そんなこんなで、13:30 頃、ほぼ予定通りにNAPiに到着〜♪

わざわざオーナーご夫妻が揃って、出迎えて下さいました。

（勝手な先入観で、おじさん一人で運営しているのかと思っていたので、ちょっと意外でした（笑））











到着は、我々少人数ファミリー（←いつから名乗ってる？（笑））が一番乗りで、

Bサイト以外はどこでもOKとのことでしたので、迷わず一番便利そうなCサイトをチョイス。

別に、端っこサイトが怖かった訳ではありません（←おもいっきり、そう（爆））










・・・で、まだ誰も居ないのをいいことに、設営前の設備チェック（苦笑）

早速、場内唯一の炊事場＆トイレ棟へ。。。










ココは、炊事場からの景色がいいですね〜♪

炊事場の水は井戸水で、気になる人用にペットボトルも3本常備されてます。

チェックイン時に説明もありますが、もちろん皆さんのブログで予習済。










炊事場には給湯器がありますが、

お恥ずかしながらアーバンスタイリッシュボーイのおじさん（←なんかおかしい？）には、

このタイプの給湯器の使い方が、わかりませんでした（汗）

PUSHと書いた場所をプシュッと押すと、プシューッとお湯が出ます（←ちょっと無理がある？）

まあ、とにもかくにも、給湯器ってめちゃくちゃ便利ですね（←今更？）










こちらは有名な冷蔵庫（笑）

自由に使えますし、扉側にはNAPi販売品が並んでいます（自己申告制）

アイスも売っているので、これは便利ですね〜。

そして価格はコンビニ並みということで、この全くがめつくない（←関西弁？）ところも

NAPiの好感度をグイグイ押し上げる要因でしょう。。。











そして、名物の無料使い放題薪。

薪は、オーナー自ら薪割り機で自家生産されているようですので、

いくら使い放題とはいえ、節操ある使い方をしなければなりませんね。

キャンプ場のルールを良くも悪くも変えてしまうのは、利用者のマナー次第です。











トイレはピカピカの暖房便座付水洗トイレ。

実は、キャンプから帰ってから、NAPiの出来るまでのブログを熟読していたのですが、

全部「自称DIY黒帯のH氏」こと、オーナーさんが本当に手作りされていたのですね。

いやはやこれはびっくり










設備のチェックを終えて、設営していると、

オーナーさんが、ハンモックを取り付けに来てくれました。

たぶんSGで借りたら1日1,300円のハンモック（笑）

早速、母娘で enjoy 中♪

（母：キャンプ白帯（５回目）、娘：キャンプ黒帯（６０回超））










そんな光景を横目に、お父さんがひとり張り切るキャンプで設営完了（爆）

REVOタープLと、ローベンス／ミッドナイトドリーマーの組み合わせです。

REVOタープは、６本のポールで全開にすると開放的でいいですね。










設営を終えると、時刻は15時ちょうど。

既におやつの時間ですが、ここからが The リアルファミキャンの山場です（笑）

やおら取り出したのは、オーマイ冷凍パイシート（発酵バター入り）

ヤオコーの冷凍食品売り場を2往復して、奇跡的に見つけました（爆）

冷凍パイシートは、とにかく「発酵バター入り」を選んでおけば、間違いありません。











長方形のシートが４枚入っていましたので、まずはそれを半分にカットし、

板チョコを並べます。










上から同じ大きさのシートを被せて、四隅をフォークで押さえていきます。










残り２つは、リンゴジャムを適量乗せて、同様に。

「冷凍パイシートキャンパー」の異名を持つ「放浪親子キャンパー」からのアドバイスは、

欲張って具を沢山入れ過ぎないこと（笑）










ダッチオーブンは上火を強めで、下火は弱め。

炭火が十分熾きていれば、15分〜20分で完璧に焼き上がりますが、

そこはダッチオーブンあるあるの火力不足で（苦笑）

結局途中で焚き火を追加したりと、あたふたしながら40〜50分かかりました（汗）










・・・と、苦戦しつつも、焼き上がりは・・・完璧♪

見よ！これが「冷凍パイシートキャンパー」の実力です（爆）











焼き上がったパイは仲良く３等分して・・・

（あ、もう一部無いけど）










ムシャムシャと食しながら、ダッチオーブンに入りきらなかった２回戦を仕込み中。










２回戦は、炭火が完全に熾きていたので、１５分〜２０分でいい感じに焼けました。

肝心のお味の方ですが・・・はっきり言って、めちゃ旨レベル！

やはり発酵バター入りは、間違いありません。

奥様からは、最近埼玉にも上陸した、400円もする高級アップルパイ専門店より美味しいと

高評価をいただきました。











ということで、おやつでお腹いっぱいになったまま、夕方に突入（苦笑）

今回設営したCサイトからの眺めは、左前方に炊事場＆トイレ棟。

正面には、管理棟を見下ろすロケーションとなっています。










管理棟前には、ピクニックテーブルが設置されていて、

チェックイン時は、ここで青空チェックインするシステムです。

最近は、ちょっといい旅館などで、カウンターではない場所でチェックインというのもありますが、

キャンプ場でこのシステムは斬新ですし、実際、とても気持ちよくチェックイン出来ました。










こうして夕刻は、NAPiらしく、ゆったりとした時間を過ごします。。。










辺りが薄暗くなり、マイサイトのランタンを灯した頃・・・










NAPiの場内のあちこちに、キャンプのあかりが灯りました。

どうやらオーナーさんが１箇所づつ点灯して回ったようです。

キャンプ気分の盛り上がる、粋な演出ですね。











夕飯は、簡単に焼き肉で。。。

アップル＆チョコパイのおかげで、あまり空腹ではなかったので、

それほど食べれませんでした（汗）










食後は、これまたヤオコーで買って来たマシュマロで、焼きマシュマロを楽しみます。










今回は炭火BBQからの流れで、そのままタープ下で焚き火をしてみましたが、

やはりタープ下でする方が断然雰囲気いいですね〜（←自己責任で）










焼きマシュマロ ⇒ 花火 と、今シーズン恐らくラストのリアルファミキャン時間を楽しみます。







炊事場の消灯時間は21:30

疲れで眠かったこともあり、22:00前には就寝しました。

今回のCサイトでちょっと誤算だったのは、背後のサイトからの話声が結構響くことで、

決して大声で話している訳ではなくても、静寂の森では多少気になるレベルでした。





・・・そして、翌朝。















朝６時の気温は、10℃

無理なく外で過ごせる季節は、このくらいがギリギリでしょうか。











・・・無数の栗が落ちている場内を、朝の小散歩。。。










あ、有名な看板ですね（笑）










こちらが、NAPiへの最後のアプローチとなる未舗装路です。

確かに、未舗装で、私も懲りずに底をガリッとやってしまいましたが（←下手くそか（苦笑））

距離は短いので、轍を除けるなど気をつければ普通は問題ないと思います。











入口付近から見上げたマイサイト・・・ポツーン感が堪りません。










朝食は、コーンスープとヤオコー名物ベーカリーピノのパニーニを温めて。。。

なんとこの日は痛恨のコーヒー豆忘れで、想定外のカフェインレスモーニング（汗）










ゆっくり起きて来た母娘は、朝食後また仲良くハンモックへ・・・って、どれだけ寝る気？

あ・・・家でも大体同じ行動でした（爆）










微妙な天気予報通りの週末で、ずっと曇りがちのお天気でしたが、

9時頃になり、ようやく陽が射してくれました。

広葉樹の森は、陽光に照らされると、そのポテンシャルを遺憾なく発揮します。










紅葉シーズンは11月初旬でしょうか。

陽が当たった様は、あの「紅葉キャンプ桃源郷」にも匹敵するであろう、橙（だいだい）の季節を

十分連想させるものでした。













さて、チェックアウト定刻は12:00で、それとなく撤収作業を進めていたのですが、

10:30には、他の3組がキレイにお帰りになったので（←早っ！）

急遽開催、NAPi全サイト確認大会（爆）




↓こちらは、NAPiのHPから引用した公式マップですが、



↓あやふやな記憶を頼りに、少し絵を追加修正してみました。

ひとつ大きなポイントは、Bサイト前からトイレへ行ける歩道の存在ですね。










まずは、少し坂の上にあるDサイトから。

この坂は、普通車ではちょっと厳しいくらいの上りですので、

駐車スペースは下段になるようです。










坂を上って、サイトサイズは公式HPによると7x7m










サイトからの眺めはこんな感じで、まあ実に気分がいいですな（笑）

他のお客さんからの視線も、全く感じることはないでしょう。










次は隣のBサイトへ










Dサイト下からBサイトまでは、この距離感。

これがサイト間距離30mと謳われる実力です。










で、てくてく歩いて辿り着いたBサイト

サイトサイズは5x12mということで、細長いサイトになりますね。










地図に付け加えたように、Bサイトからはトイレまで一直線に歩道があり、

Cサイトに次いで、便利なサイトとなっています。

ただ、丁字路の突き当たりになりますので、

トイレ帰りの他のお客さんの視線が気になるかもしれません。










最後は、最も孤立しているAサイトヘ。










Bサイト前からAサイト方面を望みますが・・・遥か彼方にかろうじて見える？










ということで、てくてく歩いてAサイトに到着。










サイトサイズは、6x9m・・・NAPiは、どのサイトも必要十分な大きさですが、

一番広いのは、我がCサイトの10x10mでした。











サイトからの眺めはご覧の通りで、孤立感・プライベート感はNAPi随一でしょう。










Aサイト前から斜面を下がった方向には、現在造成中？のEサイトがチラ見えしていました。











・・・という感じで、緊急開催のNAPi全サイト確認大会を無事遂行し（笑）

11:00頃、オーナーご夫妻の丁重な見送りを受けて、少人数ファミリーは帰路に就きました。。。





1日4組限定の特別なキャンプ場・・・

でも料金は特別ではない。



そんな特別なキャンプ場が、このまま我々キャンパーにとって理想のキャンプ場であり続けるためにも、

利用するキャンパーの意識が、いつも以上に問われるキャンプ場でしょう。



2016年にオープンしたばかりのNAPi

３年後、５年後・・・再訪したときに、今と同じ感覚のキャンプ場であって欲しい

そんな気持ちにさせられた、第５回リアルファミリーキャンプ大会でした（笑）





（おしまい）





※とまさんのNAPiレポ・・・★（訪問前の参考にさせていただきました。超わかりやすかったです。）




最後に恐縮ながら採点です。

料金　　：★★★★★　　1日4組ながら、キャンパー目線で決められたとしか思えない料金体系。
　　　　　　　　　　　　毎日が神対応と言っても過言では無いですね。
写真映え：★★★★☆　　隣のサイトが写らないので、かなり引いて写真撮影可能（笑）
遊具　　：★★★☆☆　　無料サービスのハンモックが唯一の遊具でしょうか。
　　　　　　　　　　　　いずれ「自称DIY黒帯のH氏」により、ブランコでも追加されるかな？（笑）
炊事場　：★★★★☆　　PUSHひとつで、お湯が出るのがとにかく便利。
　　　　　　　　　　　　ただ、１箇所だけなので、そこはちょっとネックです。
トイレ　：★★★★☆　　キャンプ場のトイレとしては相当ハイレベルでしょう。
薪　　　：★★★★★　　無料の薪ながら、乾燥十分の良好薪。
　　　　　　　　　　　　これだけでも1,000円の価値アリ。大切に使おう。
ゴミ　　：★★★★☆　　ほとんど捨てれるのが、この規模感のキャンプ場としてはうれしい誤算。
　　　　　　　　　　　　ただ、燃えるゴミのゴミ箱が思っていたより小さかったので、
　　　　　　　　　　　　燃えるゴミで捨てれるものを、オーナーに確認した方が良いですね（汗）
安心感　：★★★★☆　　管理人さん常駐で、森の中での置き去り感はゼロ（笑）
　　　　　　　　　　　　季節にもよると思うが、意外と見通せるので、想像していたよりは怖くない。
　　　　　　　　　　　　10月なので虫もほとんど居ませんでした。
風呂　　：ーーーーー　　シャワーも無いが、この辺りは温泉密集地帯。
　　　　　　　　　　　　よりどりみどりの外湯を満喫しましょう。
総合　　：★★★★★　　前評判通りの素晴らしいキャンプ場。
　　　　　　　　　　　　オーナー夫妻に感謝しながら使いたい、
　　　　　　　　　　　　そんな気持ちに自然となれる、新感覚のキャンプ場でした。
　　　　　　　　　　　　（ワンちゃんも人懐っこくて可愛かった♪）