ペグの設計(1)(2021年ナチュログ社刊)
<はじめに>
近代日本のオートキャンプのペグといえば、スノーピーク社のソリッドステークが
まさにその開祖、先駆者でありスタンダードでもあるわけだが、
その後の後発品や大陸からの模倣品、更にはガレージブランドのオリジナルペグまで、
たかがペグとはいえ、日本国内で販売されている種類は100に迫る勢いである。
そんななか、特にガレージブランドも含めた国内各社は、
オリジナリティを出すために、あの手、この手で差別化を図ろうとしている。
だがしかし!
ペグといえば 強度 と軽量さが最も重要なファクターであるはずだが、
その 強度 に関しての設計思想が、
各社マチマチ、かつ、真に迫るものが見当たらないことが、
今回 ”著者” がこの入門書を執筆することになった動機である。
この入門書では、キャンプのペグを設計する上で欠く事の出来ない
材料力学視点を中心に、設計初心者にもわかりやすい指南書となるように心がけた。
また設計する側のみならず、ペグ使用者(キャンパー)側にとっても、
本書の内容を理解することは、今後のキャンプ人生において
少なからず役に立つのではないかと自負している(爆)
以下、素人に毛の生えた程度の知識でお送りします(苦笑)
本内容により生じる如何なる損害の責任は負いません(爆)
第1章 ペグの材料
さて、第1章では、ペグの性能を大きく左右する、材料の選定について述べたいと思う。
まずは下の表を見てほしい。
これらは、ペグの材料として使用されている代表的なものの「物性値」を一覧にしたものである。
上段に書いてあるものが「材料記号」で、下段は「通称」である。
なお、純チタンは市販のペグに使用されているかは定かでは無いが、
64チタンと大きく異なる物性値を持つため、比較のために記載した。
この一覧表からも多くのことが読み取れるが、わかりやすいように、各項目毎に解説していく。
第1章−1 比重
まずは、一番簡単な「比重」である。
「比重」とは、読んで文字のごとく、重さの比率であり、
その基準は「水=1」となっている。
下のグラフから読み取れるように、チタンは水の約4倍重く、ステンレスやスチールは約8倍重く、
ジュラルミンは約3倍重い。
例えば、10Lの水が入るバケツがある。
10Lの水を入れると、その重量は10kgとなる・・・ここまでは一般常識だろう。
(本当は「重量」ではなく「質量」が正しい呼称)
そのバケツいっぱいにステンレスを入れると、その重量は80kgとなる。
重い・・・とてもじゃないが、片手で持てないだろう(笑)
ペグも全く同じである。
例えばソリッドステーク20というS55C(炭素鋼)のペグがある。
このペグの重量が75g ≒ 約80gである。
このソリッドステーク20と同形状のペグをチタンで作った場合、
その重量は約40gになり、超々ジュラルミンで作った場合は約30gになる。
以上が比重の概念である。
ペグの世界では、せいぜいチタン系の4、鉄系の8、ジュラルミン系の3
この3つの数字を覚えておけば事足りるので、これらの数字は暗記しておくとよい。
第1章−2 耐力と引張強さ
ここから、話は少し難しくなる。
下のグラフは、前出の表から、各材料の「耐力」と「引張強さ」のみを抜き出したものである。
いずれも単位は [MPa](メガパスカル)で、[Pa] = [N/m2]
例えば下の450MPaは、450 x 10^6 [N/m2] で、9.8N ≒ 1kgf であるから、
450 [MPa] ≒ 46 [kgf/mm2] (1mm2あたり46kgの力)ということになる。
また、「耐力」と「引張強さ」とは、その材料の「引っ張り試験」における以下の値を示す。
耐力:塑性変形を始める応力(応力:単位面積あたりの力)
引張強さ:その材料がちぎれる応力
塑性変形とは、引っ張るのをやめたときに変形が戻らなくなる状態で、
例えば日常生活で使用している輪ゴムは、
塑性変形ではなく、弾性変形(変形が元に戻る)の領域で使用しているが、
無理に伸ばしすぎると、白っぽくなり、復元力が無くなってしまう。
あの状態を塑性変形だと思ってもらえばいいだろう。
更に無理に伸ばすと、輪ゴムはちぎれるわけだが、
そのときの「引っ張り力」を輪ゴムの「断面積」で割ったものが「引張強さ」である。
それを踏まえた上で、先ほど計算した450 [MPa] ≒ 46 [kgf/mm2] を思い出してほしい。
つまり、わずか1mm2(1mm × 1mmの正方形)の断面積の金属棒に、
46kgの重りをそっとぶら下げたときに、
64チタン、S55C、A7075は、全くダメージを受けない(青が450より上)
SUS304は、元に戻らないダメージを受けるが、ちぎれはしない(緑だけ450より上)
純チタンとSS400は、ちぎれる(緑が450より下)
↓文章と対比して見やすいように再掲
これが「耐力」と「引張強さ」の概念である。
ここまで書くと、こう疑問に思う読者諸兄も居るかもしれない。
本書は「ペグの設計」について述べているのであり、
ペグというのは、引っ張られることよりも、曲がることを気にした方が良いのではないか?
何故、この「引っ張った時の」強度で議論を進めるかというと、
「曲げ」だろうが「引っ張り」だろうが「せん断」だろうが、全ての強度の基準は、
この「耐力」と「引張強さ」によって決定されるからである。
更に言うと、一般的にモノを設計する場合、
強度計算の結果と比較するのは「耐力」の方であり、「引張強さ」の値は使用しない。
というのも、変形が元に戻らない「塑性変形」を起こしてしまっては、
大概のものは「壊れた」ことになり、役に立たないからである。
これはペグの世界でも同じであろう。
ペグがポキッと二つに折れたらNGだけど、曲がるのはOK
という、心の広いキャンパーは奇特であり、
一般的には曲がったら残念な気持ちになるものである(笑)
では「引張強さ」の値に全く意味がないか?というと、そういうわけでも無い。
例えば上のグラフで青と緑が近いか、離れているかでこのような差があると想像できる。
青と緑が近い:いきなり割れる、折れる
青と緑が遠い:曲がってしまっても、なかなか割れない、折れない
実際に使用している上で、いきなり割れたり折れたりするものは
予期せぬ事故の元であり、青と緑が遠い方が、
つまり耐力と引張強さが大きく異なる方が、感覚的には安心な材料といえるだろう。
以上のことを踏まえて、このグラフをもう一度見てみると、
読者諸兄にとっても、このグラフは実に有益な情報に見えてきたのではないだろうか?
まず目を引くのが、64チタンの耐力と引張強さの異常な大きさである。
第1章−1(比重)の項でも述べたように、チタンは鉄系(S55Cも含む)の約半分の重さである。
にもかかわらず、あのソリッドステーク(S55C)をも明らかに上回る材料強度を持っているのである。
ただし、グラフを見てわかるように、青と緑が非常に近いため、
いきなり割れたりするリスクは高そうだということも頭の片隅に置いておこう。
更に注意したいのは「64チタン」と「純チタン」の強度差である。
この両者の比重はほぼ同一であるが、耐力と引張強さはまるで違う。
つまり「チタンペグ」というものを購入するときには、
64チタンなのか?純チタンなのか?
これを確認してから買うことが、非常に重要である。
しかしながら、読者諸兄が、ペグの強度には興味が無く、
重量しか気にしないのであれば確認の必要は無い(爆)
(64チタンも純チタンも比重はほぼ同じ)
・・・という強度データを後ろ盾として、現在増殖しているのがチタン系のペグである。
例の如く amazon には、中華系のチタンペグが大量に売られているが、
やはり信頼できる国産ブランドから選ぶとすれば、
村の鍛冶屋
一択となりそうだ。
スノーピーク 社は、ソリッドステークに慢心してしまい、64チタンのペグは開発していないのだろうか?
マキタの工具の樹脂部分を、ベージュ色に換えたものを発注するだけが仕事ではないのだ。
エリッゼ(ELLISSE) 鍛造 64チタンペグ エリッゼステーク 200mm MK-200TI MADE IN JAPAN(amazon)
と、なんだか村の鍛冶屋のステマ記事みたいになってしまったが、
本書は「ペグの設計」という崇高なタイトルを掲げていることを忘れてもらっては困る。
(↑著者本人が忘れていた(爆))
実は、冒頭の表で示した「ヤング率」に関しては、まだ触れておらず、
更に、著者が提唱する「ペグ設計の肝」についても、まだ言及していない。
つまり、続きは有料版の「ペグの設計」(2)を参照していただきたいのだが、
誰もお金を払わないと容易に想像が付くので(爆)
次回特別に無料で公開しようと思う。
ただし、まだグラフを作っただけで、本稿には手を付けていないので、
喫緊のペグ設計業務が差し迫っていない読者諸兄においては、気長に待って頂きたい。
(つづく?)
↑7/11 後編をupしました
ペグといえば 強度 と軽量さが最も重要なファクターであるはずだが、
その 強度 に関しての設計思想が、
各社マチマチ、かつ、真に迫るものが見当たらないことが、
今回 ”著者” がこの入門書を執筆することになった動機である。
この入門書では、キャンプのペグを設計する上で欠く事の出来ない
材料力学視点を中心に、設計初心者にもわかりやすい指南書となるように心がけた。
また設計する側のみならず、ペグ使用者(キャンパー)側にとっても、
本書の内容を理解することは、今後のキャンプ人生において
少なからず役に立つのではないかと自負している(爆)
2021年7月吉日 放浪親子キャンパー・しく
以下、素人に毛の生えた程度の知識でお送りします(苦笑)
本内容により生じる如何なる損害の責任は負いません(爆)
第1章 ペグの材料
さて、第1章では、ペグの性能を大きく左右する、材料の選定について述べたいと思う。
まずは下の表を見てほしい。
これらは、ペグの材料として使用されている代表的なものの「物性値」を一覧にしたものである。
上段に書いてあるものが「材料記号」で、下段は「通称」である。
なお、純チタンは市販のペグに使用されているかは定かでは無いが、
64チタンと大きく異なる物性値を持つため、比較のために記載した。
この一覧表からも多くのことが読み取れるが、わかりやすいように、各項目毎に解説していく。
第1章−1 比重
まずは、一番簡単な「比重」である。
「比重」とは、読んで文字のごとく、重さの比率であり、
その基準は「水=1」となっている。
下のグラフから読み取れるように、チタンは水の約4倍重く、ステンレスやスチールは約8倍重く、
ジュラルミンは約3倍重い。
例えば、10Lの水が入るバケツがある。
10Lの水を入れると、その重量は10kgとなる・・・ここまでは一般常識だろう。
(本当は「重量」ではなく「質量」が正しい呼称)
そのバケツいっぱいにステンレスを入れると、その重量は80kgとなる。
重い・・・とてもじゃないが、片手で持てないだろう(笑)
ペグも全く同じである。
例えばソリッドステーク20というS55C(炭素鋼)のペグがある。
このペグの重量が75g ≒ 約80gである。
このソリッドステーク20と同形状のペグをチタンで作った場合、
その重量は約40gになり、超々ジュラルミンで作った場合は約30gになる。
以上が比重の概念である。
ペグの世界では、せいぜいチタン系の4、鉄系の8、ジュラルミン系の3
この3つの数字を覚えておけば事足りるので、これらの数字は暗記しておくとよい。
第1章−2 耐力と引張強さ
ここから、話は少し難しくなる。
下のグラフは、前出の表から、各材料の「耐力」と「引張強さ」のみを抜き出したものである。
いずれも単位は [MPa](メガパスカル)で、[Pa] = [N/m2]
例えば下の450MPaは、450 x 10^6 [N/m2] で、9.8N ≒ 1kgf であるから、
450 [MPa] ≒ 46 [kgf/mm2] (1mm2あたり46kgの力)ということになる。
また、「耐力」と「引張強さ」とは、その材料の「引っ張り試験」における以下の値を示す。
耐力:塑性変形を始める応力(応力:単位面積あたりの力)
引張強さ:その材料がちぎれる応力
塑性変形とは、引っ張るのをやめたときに変形が戻らなくなる状態で、
例えば日常生活で使用している輪ゴムは、
塑性変形ではなく、弾性変形(変形が元に戻る)の領域で使用しているが、
無理に伸ばしすぎると、白っぽくなり、復元力が無くなってしまう。
あの状態を塑性変形だと思ってもらえばいいだろう。
更に無理に伸ばすと、輪ゴムはちぎれるわけだが、
そのときの「引っ張り力」を輪ゴムの「断面積」で割ったものが「引張強さ」である。
それを踏まえた上で、先ほど計算した450 [MPa] ≒ 46 [kgf/mm2] を思い出してほしい。
つまり、わずか1mm2(1mm × 1mmの正方形)の断面積の金属棒に、
46kgの重りをそっとぶら下げたときに、
64チタン、S55C、A7075は、全くダメージを受けない(青が450より上)
SUS304は、元に戻らないダメージを受けるが、ちぎれはしない(緑だけ450より上)
純チタンとSS400は、ちぎれる(緑が450より下)
↓文章と対比して見やすいように再掲
これが「耐力」と「引張強さ」の概念である。
ここまで書くと、こう疑問に思う読者諸兄も居るかもしれない。
本書は「ペグの設計」について述べているのであり、
ペグというのは、引っ張られることよりも、曲がることを気にした方が良いのではないか?
何故、この「引っ張った時の」強度で議論を進めるかというと、
「曲げ」だろうが「引っ張り」だろうが「せん断」だろうが、全ての強度の基準は、
この「耐力」と「引張強さ」によって決定されるからである。
更に言うと、一般的にモノを設計する場合、
強度計算の結果と比較するのは「耐力」の方であり、「引張強さ」の値は使用しない。
というのも、変形が元に戻らない「塑性変形」を起こしてしまっては、
大概のものは「壊れた」ことになり、役に立たないからである。
これはペグの世界でも同じであろう。
ペグがポキッと二つに折れたらNGだけど、曲がるのはOK
という、心の広いキャンパーは奇特であり、
一般的には曲がったら残念な気持ちになるものである(笑)
では「引張強さ」の値に全く意味がないか?というと、そういうわけでも無い。
例えば上のグラフで青と緑が近いか、離れているかでこのような差があると想像できる。
青と緑が近い:いきなり割れる、折れる
青と緑が遠い:曲がってしまっても、なかなか割れない、折れない
実際に使用している上で、いきなり割れたり折れたりするものは
予期せぬ事故の元であり、青と緑が遠い方が、
つまり耐力と引張強さが大きく異なる方が、感覚的には安心な材料といえるだろう。
以上のことを踏まえて、このグラフをもう一度見てみると、
読者諸兄にとっても、このグラフは実に有益な情報に見えてきたのではないだろうか?
まず目を引くのが、64チタンの耐力と引張強さの異常な大きさである。
第1章−1(比重)の項でも述べたように、チタンは鉄系(S55Cも含む)の約半分の重さである。
にもかかわらず、あのソリッドステーク(S55C)をも明らかに上回る材料強度を持っているのである。
ただし、グラフを見てわかるように、青と緑が非常に近いため、
いきなり割れたりするリスクは高そうだということも頭の片隅に置いておこう。
更に注意したいのは「64チタン」と「純チタン」の強度差である。
この両者の比重はほぼ同一であるが、耐力と引張強さはまるで違う。
つまり「チタンペグ」というものを購入するときには、
64チタンなのか?純チタンなのか?
これを確認してから買うことが、非常に重要である。
しかしながら、読者諸兄が、ペグの強度には興味が無く、
重量しか気にしないのであれば確認の必要は無い(爆)
(64チタンも純チタンも比重はほぼ同じ)
・・・という強度データを後ろ盾として、現在増殖しているのがチタン系のペグである。
例の如く amazon には、中華系のチタンペグが大量に売られているが、
やはり信頼できる国産ブランドから選ぶとすれば、
村の鍛冶屋
一択となりそうだ。
スノーピーク 社は、ソリッドステークに慢心してしまい、64チタンのペグは開発していないのだろうか?
マキタの工具の樹脂部分を、ベージュ色に換えたものを発注するだけが仕事ではないのだ。
エリッゼ(ELLISSE) 鍛造 64チタンペグ エリッゼステーク 200mm MK-200TI MADE IN JAPAN(amazon)
と、なんだか村の鍛冶屋のステマ記事みたいになってしまったが、
本書は「ペグの設計」という崇高なタイトルを掲げていることを忘れてもらっては困る。
(↑著者本人が忘れていた(爆))
実は、冒頭の表で示した「ヤング率」に関しては、まだ触れておらず、
更に、著者が提唱する「ペグ設計の肝」についても、まだ言及していない。
つまり、続きは有料版の「ペグの設計」(2)を参照していただきたいのだが、
誰もお金を払わないと容易に想像が付くので(爆)
次回特別に無料で公開しようと思う。
ただし、まだグラフを作っただけで、本稿には手を付けていないので、
喫緊のペグ設計業務が差し迫っていない読者諸兄においては、気長に待って頂きたい。
(つづく?)
2021/07/11
↑7/11 後編をupしました
満を持してのスノピ・カラーステーク30発売も・・・
ナンガ 600DXと800DX が安売りで、ネットがざわついているw
ネジが取れたストーリーズ 〜 コールマン・コンパクトFDチェアとプロックス・ラバーランディングネット
キャンプでマットを膨らませることに疲れた大人たちへ
ペグの設計(2)(2021年ナチュログ社刊)
あなたが落としたのは金のペグですか?銀のペグですか?
キャンプの折り畳みナイフが異常に安い(MOSSY OAK)
ユニフレームの後出しオプションに弱い男の話
スノーピーク 焚火台型ドリッパーにだけ許された特権とは?
IGLOO BMX25 クーラーボックス 〜 1st インプレッション
ナンガ 600DXと800DX が安売りで、ネットがざわついているw
ネジが取れたストーリーズ 〜 コールマン・コンパクトFDチェアとプロックス・ラバーランディングネット
キャンプでマットを膨らませることに疲れた大人たちへ
ペグの設計(2)(2021年ナチュログ社刊)
あなたが落としたのは金のペグですか?銀のペグですか?
キャンプの折り畳みナイフが異常に安い(MOSSY OAK)
ユニフレームの後出しオプションに弱い男の話
スノーピーク 焚火台型ドリッパーにだけ許された特権とは?
IGLOO BMX25 クーラーボックス 〜 1st インプレッション
コメント
おはようございます。
朝からアカデミックな記事、楽しませていただきました(笑)
まさか、スノピのアンケートがこのような考察記事に発展するとは、流石しくさんですね。
材料特性による、変形から破壊に至るプロセスがわかりやすく解説されていて、ベグ選びに役立ちそうです。
(村の鍛冶屋でチタンベグを出しているの、知りませんでした)
有料版(?)では、断面形状の違いや、コストについて考察頂けるのを期待しています。
朝からアカデミックな記事、楽しませていただきました(笑)
まさか、スノピのアンケートがこのような考察記事に発展するとは、流石しくさんですね。
材料特性による、変形から破壊に至るプロセスがわかりやすく解説されていて、ベグ選びに役立ちそうです。
(村の鍛冶屋でチタンベグを出しているの、知りませんでした)
有料版(?)では、断面形状の違いや、コストについて考察頂けるのを期待しています。
随所に忘れられていないシクさん節が面白かったですが、む…むずかしい!
けど、青と緑に差がある方が良い、というのはわかりました。てことは単純にステンレスペグが良いのですかね?ステンレスは柔らかそうなイメージだから、そこがダメぽいですが…そもそもステンレスペグってこの世にあるのかしら…
無料で公開していただける太っ腹さ!楽しみにしてます!
けど、青と緑に差がある方が良い、というのはわかりました。てことは単純にステンレスペグが良いのですかね?ステンレスは柔らかそうなイメージだから、そこがダメぽいですが…そもそもステンレスペグってこの世にあるのかしら…
無料で公開していただける太っ腹さ!楽しみにしてます!
マニアックですね私も材料力学の単位は取れたけどこんな活用法があったとは!w
チタン64の耳つきバージョンを300円/本で買いました。難しいチタンの溶接工程が入ってこの値段だと鍛冶屋さんでも太刀打ちできませんね。あ、有償版では64チタンの溶接部分の強度検証もおねしゃす!
チタン64の耳つきバージョンを300円/本で買いました。難しいチタンの溶接工程が入ってこの値段だと鍛冶屋さんでも太刀打ちできませんね。あ、有償版では64チタンの溶接部分の強度検証もおねしゃす!
あんまあぱぱさん
こんにちは〜
むふふ、やっぱりソリステってよく出来てるんですよね〜
でも村の鍛冶屋もよく出来てるなぁと、計算してみてわかりました(それは後編で(笑))
断面形状の違い・・・さすが勘所がいいですね
コストは、全然わからないので購入価格で判断してください(爆)
こんにちは〜
むふふ、やっぱりソリステってよく出来てるんですよね〜
でも村の鍛冶屋もよく出来てるなぁと、計算してみてわかりました(それは後編で(笑))
断面形状の違い・・・さすが勘所がいいですね
コストは、全然わからないので購入価格で判断してください(爆)
ハチママさん
こんにちは〜
ちょっと文章が多くなってしまいましたね
青と緑が離れているのは、よくよく考えるとプレス加工がやりやすい材料ですね
そう、ステンレスは柔らかいというか粘るというか、、、そのイメージです
ええ、無料ですね
お金を取るシステムが無いだけですが(爆)
こんにちは〜
ちょっと文章が多くなってしまいましたね
青と緑が離れているのは、よくよく考えるとプレス加工がやりやすい材料ですね
そう、ステンレスは柔らかいというか粘るというか、、、そのイメージです
ええ、無料ですね
お金を取るシステムが無いだけですが(爆)
すけさん
こんにちは〜
学生時代に習ったときはちんぷんかんぷんですが、
実際必要になるとなるほどね〜、となりますよね、教え方が悪いのでしょう(爆)
チタンの耳付き300円はソリステ20と変わらない値段性能で軽さは半分ということですか
いやはや参りますね
溶接部分の検証というか計算は難しいですね
たぶん理屈じゃない部分かと思います
そうそう、すけさんのページが全然読み込まれないです
何かがエラー起こしてるのかな?
(クロームです)
こんにちは〜
学生時代に習ったときはちんぷんかんぷんですが、
実際必要になるとなるほどね〜、となりますよね、教え方が悪いのでしょう(爆)
チタンの耳付き300円はソリステ20と変わらない値段性能で軽さは半分ということですか
いやはや参りますね
溶接部分の検証というか計算は難しいですね
たぶん理屈じゃない部分かと思います
そうそう、すけさんのページが全然読み込まれないです
何かがエラー起こしてるのかな?
(クロームです)
またマニアックな記事を面白く書きますね~(笑)
自分はユニフレームのパワーペグ20とソリステ30ですがソリステの安心感は段違いですね、困ったらソリステ(笑)
でもAmazonみるとやっぱり流行りはチタンなんですかね…種類がありすぎて迷って買えないんです(爆)
自分はユニフレームのパワーペグ20とソリステ30ですがソリステの安心感は段違いですね、困ったらソリステ(笑)
でもAmazonみるとやっぱり流行りはチタンなんですかね…種類がありすぎて迷って買えないんです(爆)
連投失礼
googleからメールがきてAMPに関する問題で具体的には、1 ページに現在影響を及ぼしているクロールエラーとか言われるのですがなんのこっちゃです。ほっとくと読み込まれるので暫くしてからご覧下さい(爆
googleからメールがきてAMPに関する問題で具体的には、1 ページに現在影響を及ぼしているクロールエラーとか言われるのですがなんのこっちゃです。ほっとくと読み込まれるので暫くしてからご覧下さい(爆
Tomoさん
こんばんは〜
ソリステはそう簡単には曲がらない安定感がありますよね〜
以前に無理に打ったら木の根っこに刺さって抜けなくて困りました(汗)
流行りはチタンでしょうね〜
なんたって重さが半分ですから
GENTOSがリチウムイオン電池に乗り遅れたのと同じように
チタンペグも国産勢が乗り遅れそうですね〜
こんばんは〜
ソリステはそう簡単には曲がらない安定感がありますよね〜
以前に無理に打ったら木の根っこに刺さって抜けなくて困りました(汗)
流行りはチタンでしょうね〜
なんたって重さが半分ですから
GENTOSがリチウムイオン電池に乗り遅れたのと同じように
チタンペグも国産勢が乗り遅れそうですね〜
すけさん
こんばんは〜
たぶん、テンプレートの何かが悪さしてるんでしょうね〜
他にも読み込まれないブログありますね
古いテンプレートがいけないのかなぁ?
こんばんは〜
たぶん、テンプレートの何かが悪さしてるんでしょうね〜
他にも読み込まれないブログありますね
古いテンプレートがいけないのかなぁ?
こんばんは、
材料力学を引用してペグの特性を説明するのは良いとして、、
ペグ設計というタイトルは誰に向けたものでしょうか?
ペグのメーカーの担当者がこのブログを読んでいるという前提ですか?
それよりもユーザーに向けた説明なら、使い方の方が良くないですか?
曲げ応力(σb)は曲げモーメント(M)を断面係数(Z)で序したものです。
断面係数(Z)は真の場合はZ=πr^3/32なので半径の3乗に比例します。
つまり、半径が1.3倍程度で構造体の強度は倍になります。
一方、重量は1.3~2で1.7倍程度ですので、単純に断面が太いのを選ぶのが良いです。
選択肢が64チタンとS55CとSUS304で
S55Cがφ10x200mmとした場合、許容曲げモーメント(Mb)は5.91kgmで重量は123.3gです。
これと同一強度となるような64チタンはφ9.0x200mmでMbが6.0kgmで重量は56.36gです。
一方、SUS304だとφ14.3x200mmとなり、Mbが6.0kgmで重量は254.7gとなります。
コストはおおよそで、S55Cが150円/kg、SUS304が200円/kg、64チタンは40000円/kgぐらいです。
なのでペグの材料費はS55Cが20円、64チタンが2300円、SUS304が50円ぐらいとなります。
製品価格はこれに加工費+諸経費+利益で数倍程度になるでしょう。
使い方の注意点は入力(曲げモーメント)を減らすことが第一です。
つまり、ペグは極力地面から出さない。
それと、ペグに掛けるロープの角度はペグに対して120度以上にすることです。
90度に近いと曲げモーメントが増大します。
ではでは・・・
材料力学を引用してペグの特性を説明するのは良いとして、、
ペグ設計というタイトルは誰に向けたものでしょうか?
ペグのメーカーの担当者がこのブログを読んでいるという前提ですか?
それよりもユーザーに向けた説明なら、使い方の方が良くないですか?
曲げ応力(σb)は曲げモーメント(M)を断面係数(Z)で序したものです。
断面係数(Z)は真の場合はZ=πr^3/32なので半径の3乗に比例します。
つまり、半径が1.3倍程度で構造体の強度は倍になります。
一方、重量は1.3~2で1.7倍程度ですので、単純に断面が太いのを選ぶのが良いです。
選択肢が64チタンとS55CとSUS304で
S55Cがφ10x200mmとした場合、許容曲げモーメント(Mb)は5.91kgmで重量は123.3gです。
これと同一強度となるような64チタンはφ9.0x200mmでMbが6.0kgmで重量は56.36gです。
一方、SUS304だとφ14.3x200mmとなり、Mbが6.0kgmで重量は254.7gとなります。
コストはおおよそで、S55Cが150円/kg、SUS304が200円/kg、64チタンは40000円/kgぐらいです。
なのでペグの材料費はS55Cが20円、64チタンが2300円、SUS304が50円ぐらいとなります。
製品価格はこれに加工費+諸経費+利益で数倍程度になるでしょう。
使い方の注意点は入力(曲げモーメント)を減らすことが第一です。
つまり、ペグは極力地面から出さない。
それと、ペグに掛けるロープの角度はペグに対して120度以上にすることです。
90度に近いと曲げモーメントが増大します。
ではでは・・・
さとーさん
おはようございます
まさかの機械系エンジニアでしたか(笑)
おはようございます
まさかの機械系エンジニアでしたか(笑)
こんにちは。
あのナチュログ社刊の名著「ペグの設計」が無料で読めるとは思いませんでした。
感涙で画面が滲んでしまい、内容が全く頭に入らなかったのがとても残念です。
ペグなんて、プラスチックもあるくらいだから刺されば何でも良いと思っていました。
やはりペグは今後チタンなんですね。
ゴルフクラブもチタンが良いと聞くので、チタンペグもよく飛ぶのかな?
次回有料版の「ペグ設計の肝」を楽しみにしています。
あのナチュログ社刊の名著「ペグの設計」が無料で読めるとは思いませんでした。
感涙で画面が滲んでしまい、内容が全く頭に入らなかったのがとても残念です。
ペグなんて、プラスチックもあるくらいだから刺されば何でも良いと思っていました。
やはりペグは今後チタンなんですね。
ゴルフクラブもチタンが良いと聞くので、チタンペグもよく飛ぶのかな?
次回有料版の「ペグ設計の肝」を楽しみにしています。
パグって可愛いですよね!
よくブルドックと間違われるって聞きますが
断然パグの方が愛嬌がある顔付なので間違えようが無いとおもうんですけど。。。
ってパグの話しちゃうし~www
最近は軽量化が気になり、チタンペグに興味があります♪
チタンは良さそうですねぇ
鋳造ペグより強度不足に不安を感じてましたが数値では上々。
これは価格との相談になりそうですね(;^_^A
よくブルドックと間違われるって聞きますが
断然パグの方が愛嬌がある顔付なので間違えようが無いとおもうんですけど。。。
ってパグの話しちゃうし~www
最近は軽量化が気になり、チタンペグに興味があります♪
チタンは良さそうですねぇ
鋳造ペグより強度不足に不安を感じてましたが数値では上々。
これは価格との相談になりそうですね(;^_^A
ヤング率 ペグ ヤング ペグ ヤングペグ ペヤング!
はい!ペヤングは大好きです(笑)
個人的にはバイクのマフラーなどにも使われているチタンが気になりますw
焼き色が綺麗ですよね~!
でもお値段が・・・
今回のグラフに出てきませんがw
ソロ幕だったりインナーテントを止めたりするのに
アルミペグは軽くて安いので重宝してます。
はい!ペヤングは大好きです(笑)
個人的にはバイクのマフラーなどにも使われているチタンが気になりますw
焼き色が綺麗ですよね~!
でもお値段が・・・
今回のグラフに出てきませんがw
ソロ幕だったりインナーテントを止めたりするのに
アルミペグは軽くて安いので重宝してます。
zero21keiさん
こんばんは〜
ああ、やはり感涙で画面が滲んでしまいましたか(爆)
内容が頭に入らなかったのは残念です
・・・もう1回メガネかけて出直してこいや〜(爆)
ペグはチタンの時代ですね
チタンもずいぶん安くなりました
中国製なのでしょうかね?
次回は有料版ですので、例の口座にお振込をお願いします
こんばんは〜
ああ、やはり感涙で画面が滲んでしまいましたか(爆)
内容が頭に入らなかったのは残念です
・・・もう1回メガネかけて出直してこいや〜(爆)
ペグはチタンの時代ですね
チタンもずいぶん安くなりました
中国製なのでしょうかね?
次回は有料版ですので、例の口座にお振込をお願いします
ササシンさん
こんばんは〜
ブルドッグとパグじゃあ、ずいぶん大きさが違いますよね(笑
多分本物のブルドッグを見たことがない人が増えてきたんでしょうね(爆)
チタンペグはいいですね〜
なんせ重さは半分だし
価格を除けば何の問題も無いですよ(笑
こんばんは〜
ブルドッグとパグじゃあ、ずいぶん大きさが違いますよね(笑
多分本物のブルドッグを見たことがない人が増えてきたんでしょうね(爆)
チタンペグはいいですね〜
なんせ重さは半分だし
価格を除けば何の問題も無いですよ(笑
ハルカゼさん
こんばんは〜
ペヤングとペグとヤング率ですか〜
そう来るとは思いませんでした(爆)
チタンの焼き色は酸化膜ですかね〜
微妙な膜圧の差で色が変わるようです
アルミペグも材料が色々あるんですよ
A6061とか5056とか7075とか
見た目じゃわからないでしょうけどね(笑
こんばんは〜
ペヤングとペグとヤング率ですか〜
そう来るとは思いませんでした(爆)
チタンの焼き色は酸化膜ですかね〜
微妙な膜圧の差で色が変わるようです
アルミペグも材料が色々あるんですよ
A6061とか5056とか7075とか
見た目じゃわからないでしょうけどね(笑
こんにちは~
ええ?!、順チタンって最低やんw
もしやAmazonの激安チタンペグはこれなのか。。。?!
過去に買っちゃったけど。。。
これの見分け方はw?!
ええ?!、順チタンって最低やんw
もしやAmazonの激安チタンペグはこれなのか。。。?!
過去に買っちゃったけど。。。
これの見分け方はw?!
こんにちは♪
ソリステって炭素鋼で出来てたんですね~
知らなかった~!
ふと、カーボンファイバーのペグってないのかな?と思ったら実在しました。
15センチで5グラム!一本1794円!
価格がエグイ(爆)
ソリステって炭素鋼で出来てたんですね~
知らなかった~!
ふと、カーボンファイバーのペグってないのかな?と思ったら実在しました。
15センチで5グラム!一本1794円!
価格がエグイ(爆)
taku-cさん
こんばんは〜
どうなんでしょうね〜
64チタンか純チタンか、食べてみればわかるんじゃない?(爆)
こんばんは〜
どうなんでしょうね〜
64チタンか純チタンか、食べてみればわかるんじゃない?(爆)
harukabiyoriさん
こんばんは〜
炭素鋼って、あんまり言わないですけどね〜(笑
まあ、ほぼ鉄ですよね
カーボンファイバーは、やばいですね
なんだろう、破片とか体に悪そう(爆)
こんばんは〜
炭素鋼って、あんまり言わないですけどね〜(笑
まあ、ほぼ鉄ですよね
カーボンファイバーは、やばいですね
なんだろう、破片とか体に悪そう(爆)