2022年10月　那須白河フォレストスプリングス（福島県 西白河郡 西郷村）


巨マスの巣窟・・・那須白河FS

東日本随一と云っても良いであろうスケールと環境を誇る管理釣り場にも

到頭値上げの波が押し寄せてしまった。

当然ながら私の給料は全く値上がりしないので（苦笑）

管釣りの値上げは全く welcome ではないのだが、

たまの平日休みということで、やはりここへの遠征は欠かせないw

---

沈黙のスタート　静寂の池畔

---

7:02

何気なく撮った朝一の写真であるが、恐ろしく美しい釣り場であることがおわかりいただけるだろう。

天国に一番近い管理釣り場　と、呼ばれる由縁である。

今朝はルアー専用の1st ポンドを避けて、2nd ポンドからのスタートとした。











8:06

・・・何も無いまま１時間経過（爆）

魚影は見えるが、鬼のようにスレているのか、全くの無反応もしくは超ショートバイトに苦しめられる。

周りも誰も釣れてない・・・やっちまったな、ワシwww










後ろの1stポンドも同様に 無音 である。

ここ、那須白河FSは、どうも放流のタイミングがよくわからない。

これまで7回の釣行で放流に遭遇したのは1回だけ。

つまり毎日放流ではないため、「ハズレ」の日に当たると、それはもう恐ろしい結果が待っており

過去には０匹（2021年8月）、３匹（2022年7月）という、酷い仕打ちを受けているw

---

今日も大凶か？忍び寄る不吉な兆候

---

どうも今日は朝から縁起が良くないというか、ポカミスが相次いだ。



まずは、朝一、駐車場でスナップを落としてしまい行方不明・・・１ポカ

釣行開始１時間も経たずに、那須白河FS攻略ルアーと名高いHMKLのクランク33 Une-rを

キャスト時のラインブレイク（たぶんPEとフロロの結び目）で失くしてしまう・・・２ポカ


ハンクル　クランク33　Une-R　ヒーローズカラー　カニクリグロー　【ネコポス...


そして、これまたキャスト時にセニョールの下半分だけ飛んでいってしまった・・・３ポカ



こういう良くない兆候が、劇渋の精神状態に追い討ちをかけ、

もうダメかもしれないムードが漂ったそのときであった。


ZacT craft(ザクトクラフト) ルアー セニョールトルネード 100mm 1.7g

---

突破口はセニョールから　そして取り出した秘策とは？

---

8:42

ブルブルッ！

到頭１時間半の沈黙を破り、元気なニジマスが水面を割って出た！

何とも頼りない風貌のフォレストスプリングスらしからぬレギュラーニジであるが、

ボウズの悪夢がよぎっていただけに、うれしい１匹である。










8:57

同じ戦法でもう1匹。

今から思えば、開始２時間くらいしてようやく魚の活性が上がってきたようだ。

随分朝寝坊なニジマスたちであるw










しかし、活性が上がろうと、スレている事実は変わりなく、

セニョールでもスプーンでも、とにかくショートバイトの嵐である。

頭に来たので、私の持ってるフックで一番刺さりやすいSP-21を投入する。

デカイのがかかれば１回で開いてしまうこともあるが、背に腹は代えられない。





ヴァンフック(Vanfook) SP-21F スプーンエキスパート ファイン









9:21

細軸フック作戦が奏功し、3匹目をゲットであるが、如何せん持ち帰りサイズが全然出ない。

魚影は濃いのだが、見えている魚はどれも30cm程度で、

このままではわざわざ福島まで遠征した甲斐が無いので、場所を変えることにした。

---

1st ポンドへ移動　さあ出でよ肥えた鱒（爆）

---

10:08

既に開始から３時間経っており、気合を入れてコンビニの割高な氷を二つも買ってきてしまったことを

激しく後悔し始めていた（爆）

何度も書くが、FSカフェで氷を売ってくださいw

あと、捌き場をせめてあと二つくらい増やしてくださいwww











1st ポンドへ場所移動した効果はすぐに現れた。

立て続けに40オーバーのキープサイズを筆頭に、元気な「暴れマスw」が続々と釣れ始めたのである。

中でも大きめサイズだけ写真に撮っているので、小サイズはもっと釣れている。


10:18




10:31




11:05










あっという間に４０オーバーのキープサイズを３匹ゲットし、

ストリンガーにつないでおく。






カザックス DXストリンガー ステンフック8本付



しかし、1stポンドというのは「ルアー専用」であるから、裏を返せば「ルアーにスレている」

過去には、ちびパニクラSR、アルミん2.5g、でかなり釣れたこともあったが、

今日はこれらの「過去のヒットルアー」が全くの不発で困ったものである。

都度都度ヒットルアーが変わるのは、釣具屋的には好ましくても、釣り人的には好ましくないw


↑ちびパニクラSRで面白いように釣れた


↑なぜかアルミンだけよく釣れた日

【メール便可】ウォーターランド　アルミん　2.5g　ベーシックカラー

【メール便可】ウォーターランド　アルミん　2.5g　ベーシックカラー









11:36

ひとまずキープサイズを３匹揃えたので、安堵のランチタイムとする。

ルール上の上限匹数は10匹であるが、流石に持ち帰り過ぎると捌くのも大変だし（奥さんが）

食べるのも飽きてしまう。

そういう意味では、今日の上限は３〜４匹と決めていたが、そろそろリミット達成である。










午前中の釣果は12匹。

開始から１時間半の大沈黙大会時はどうなることかと思ったが、なんとか体勢を立て直すことが出来た。










12:00

食後もいきなり40オーバーが釣れて、これをキープしたところで打ち止めとする。










40オーバーを４匹キープで上出来であったが、後から測ったら１匹は40弱であった（爆）










12:15

上記の４匹目で打ち止めのはずだったが、ここでまた45オーバーの良い型が釣れてしまったw

これだから管釣りは難しいのだ。

自然渓流なら既にキープ済みの小さい１匹と入れ替えてしまうのだが、

管釣りではそうもいかない。

かといって、ココでズルズルキープし続けると大変なことになるので、

ここは涙を飲んでリリースした。










12:30

というわけで、４匹を持って捌き場へと向かう。

閉場は17時なので、まだまだ時間はあるわけであるが、

何度も言うように捌き場が２つしかないので、渋滞必至で時間をズラしたい思惑である。











そして、また捌き場が遠い（爆）

例え4匹とはいえ、4kg以上はあるわけで、それを抱えて400mほどを歩くわけであるから、

すっかり汗だくになってしまったw

その間に魚は弱ってしまうし、そうなると血抜き時の血の出方が弱くなってしまうから、

マスだけでなく、釣り人にとっても死活問題なのである。

ちょっとグロテスクな写真で恐縮であるが、サイズは約45cmが2匹と、40ちょい、40弱が各1匹であった。

大きい方が45cmもあるとは想定外だったのだが、恐らく前々回に発光路で釣った60cmの頂鱒で、

大分サイズ感がおかしくなってしまったのだろうw










さあ、一仕事終えて、釣り場へと戻る。

心の余裕から、美しい景色がより美しく見えるw










新しいリールでのキャストミスも半減し、少しはまともになってきたが、

まだまだ油断すると、特にルアーの重さが急に変わると、激しく失敗はしている（爆）


ダイワ(DAIWA) スピニングリール 20 ルビアス LT (2020モデル)








捌き場から帰ったあとも、しばらくは好調が続いた。

今回は、なんだか周りの人よりも釣れていたような気がする。

13:28


14:09











さすがに同じ場所で釣り続けていると釣れなくなるので、後半は場所を小マメに変えてみたのだが、

この日、一番の激アツスポットだったのは、1stポンドのアウトレット付近であった。










魚影の濃さ、釣れる魚の大きさも素晴らしかったが、

その元気さは、とにかく異常とも思えるほどのコンディションの良さであった。

14:39

プロックス(PROX) ラバーランディングネット（15型）








ネットからのリリース時も、

ズバシャッ！

と、弾丸のように走り去っていくのである。










ここでも、45オーバー、ひょっとしたら50cmくらいの魚も数匹釣れたので、

焦ってキープしなくて、もっと吟味すればよかったとちょっと後悔www

15:02









まあ、しかしこのサイズは１匹釣るのに、走られては寄せてを繰り返すので、

１分以上リールをグリグリ巻いていて、ロッドもロッドエンドを上腕に引っ掛けていないと

とてもじゃないが堪えられない。

というわけで、筋トレかと思うほどに腕がパンパンになって、うれしい悲鳴であった。

15:06









極め付けはこの１匹。

これは間違いなく50cmはあったと思うのだが、注目すべきはその面構え。

15:57


鼻曲がりというのだろうか、大型トラウトらしい野趣あふれる顔つきである。

そういえば、先に捌いていた４匹については、いずれも抱卵はしておらず、

フォアグラのような大量の肝臓が出てきたため、生殖機能を持たないタイプの魚だったと思われる。










最後に2ndポンドに戻り、これまた大物を１匹仕留めたところでストップフィッシング。

途中1stポンドのインレット近くで、大物にめちゃめちゃ走られた挙句、

最近ほぼ記憶に無いラインブレイクをしてしまったのが心残りであるが、

全体の釣果としては非常に満足できるものであった。

（ラインはPE0.3号＋フロロ1号）

16:40





シーガー(Seaguar) ライン ハリス シーガーエース ハリス 60m クリア









・・・というわけで、きっちり 7:00〜17:00 定刻まで釣り続け、

結果は納得の28匹。










持ち帰った４匹のマスは、捌き職人（奥様）の手によって、華麗に３枚卸しと皮剥ぎが行われた。

身は全て完全な赤身で、林養魚場のクオリティを感じる色の揚がり具合であった。

奥様曰く、このサイズなら捌くのもそれほど大変では無いということだ（←慣れたのか？（爆））







（おしまい）





＜那須白河FS戦績＞
2021年5月　20匹
2021年5月　13匹
2021年8月　0匹
2021年9月　21匹
2022年5月　23匹
2022年7月　9匹
2022年7月　3匹
2022年10月　28匹（今回）

ハンクル クランク33 Une-R HERO'Sカラー

ハンクル クランク33 Une-R HERO'Sカラー