2022年5月2日（月）　那須白河フォレストスプリングス（福島県西白河郡西郷村）


今回で４度目となる福島遠征。

過去の釣果は下記の通りで、稀に天国から地獄へと突き落とされるので要注意である（爆）

2021年5月　20匹 ＆ 13匹（泊まりで連日釣行）
2021年8月　0匹
2021年9月　21匹

さて、今回はGW合間の（いちおう）平日。

待ち受けるのは天国か地獄か？

はたまた、その中間か？（←絶対どれかやろ（爆））

5:31

おはようございます！（爆）

今回はGW期間中ということで、おじさんひとりでやりたい放題の前日夜出w

超早朝（深夜）に現着して、車中で仮眠をする魂胆である。

到着時、真っ暗な駐車場に停まっていた車は１〜２台だったが、並んでいたネット等は10ヶ以上（爆）

ここは前日夕方に来てネットや傘を置いていく人が多いのだ。

（頭に来たので、全部川に投げ捨てた ← ← ← ← ← 嘘であるw）

まあ、広い釣り場なので、場所はそこまでシビアじゃ無いと思うのだが。。。



さて、この日の外気温は6〜7℃。

寝袋は、元？キャンパーの名残で、高級ダウンシュラフ・ナンガ600DXを惜しげもなく投入した。

さすが快適温度-8℃（仕様）だけあって、余裕であるw

しかし、よく眠れるかどうかは別問題で、、、

（家で寝ていても、釣り前夜は興奮して寝付けないので、結局同じであった（爆））




ナンガ(NANGA) NANGA×naturum オーロラセンターZIP600DX







5:40

オープンは7時であるが、この時刻になるとちらほら到着する人が現れたので、私も起き出してみる。

前夜に降った雨もすっかり止み、巨人・那須白河FS はいつもと変わらぬ朝を迎えていた。

何度来ても、このエリアの持つ「荘厳な雰囲気」は圧倒的である。








7:01

発券は7時少し前だっただろうか。

フライ禁止のファーストポンドに向かおうと思っていたが、

流石に10番目くらいの発券だったので、まだセカンドポンドのインレットが空いており、

予定を変更してココからスタートする。



ちなみに以前から問題視されていた

「仲間が券を買う間、もしくは前に、先に場所取りへ向かう」

という、ココでのある意味「名物」であるが、

入り口ゲートを狭める改善策が施されており、今回はそういった行為を見かけなかった。

これはなかなか良い傾向である。









7:03〜7:20　1〜2匹目

ブルブルッ！

人気のインレットに入れば、開始早々爆釣れかと思いきや、そうは問屋が卸さず、

MIU & PAL で何とか2匹を釣り上げるものの、間違えて上尾プールに来てしまったか？

と思うようなスリムなレギュラーサイズのマスが続く。











7:44

何か「インレット付近には小さい魚しか居ない」疑惑が生じ、

また、思ったほどに反応も良くないことので早々に場所を変更することにした。

ファーストポンド中程のまだ空いていた場所に、釣り座を構える。








7:45〜9:04　3〜6匹目

場所変更後、いきなりバベルエースで1匹を釣り上げるが、

同じルアーでは全く後が続かない展開となる。

イーグルプレーヤーgj、アルミん、PALで、ポツポツと1時間で2匹ペース。

魚のサイズは少しupし、30cm〜35cm程の中型も混ざるようになってきた。









かなり渋めのスタートではあったが、あの手この手で何とか釣れているので、

こころの余裕は生まれてきたw

何より眼前の景色は、このとおりの完璧なロケーションである。

かつて、ここまで美しい管理釣り場があったであろうか。









しかし、美しい管釣り＝よく釣れる、という公式は当てはまらず、

釣果は全く別物であるw

今回は朝から周囲を含めてかなり渋いスタートであったが、

特に目立ったのは「回遊するマスの大群」である。



これは、前回加賀FAでも全く同じ現象を確認しているが（→その時の記事）

回遊しているマスは全く釣れないので、非常に厄介である。

私は管理釣り場が、カエシ禁止やフェザー禁止を設定するように、

逆に管理釣り場に「マスの回遊禁止」を提案したい（爆）






9:21〜9:38　7〜8匹目

場内はほぼ満員に見えたが（いちおう平日w）釣れている人はごくわずかで、

厳しい展開が続いていた。

この状況を打破してくれたのが、このスプーン・・・アルミんである。

最近、私の心の師匠のタカさんが愛用しているということを彼のブログ記事で知り、

急遽ふたつ買ってみたのだが、開封早々大活躍である。



大体普通の釣り人心理なら、店頭でこのルアーのサイズを見て鼻で笑うのがオチであり、

やれ「王様特別放流」だから釣れるとか、王様（村田基）批判を始めそうなものであるが、

その心理の逆を付いたタカさんの戦略は、流石師匠としか言いようがないw



このアルミんであるが、PAL3.8gより一回り大きく、

もはや管釣りスプーンの枠内に収まっていないように見える。

しかし！である。

同じく表層を狙える1gにも満たないようなマイクロスプーンと比較すると、

比重の軽い（＝空気抵抗が大きい）アルミとはいえ、飛距離が段違いに出るし、

何より何故かスレ切ったマスたちが堪らずバイトしてくるのである。

他にも流行りの フォルテ1.8g や マイクロの アキュラシー0.9g なども投入しているのだが、

何故か釣れるのはバカでっかいアルミんだけ（爆）

王様、やっぱりすごいわw



Water Land(ウォーターランド) スプーン アルミン








10:40

な、なんと？！

場内の悶絶ぶりに配慮したのか？

まさかの放流車が登場である。

ここで釣りをするのは今回が５回目であるが（いずれも平日）

放流を見るのは今日が初めてである。



この放流がなかなか独特でw

ギロチンみたいなフタの下に木の板を差し込んだだけの超シンプルスタイルであった（爆）

これは、この管理釣り場と養魚場が同じ経営であるから為せる技なのだろうか。

（要は結構乱暴だよねw）



この写真を見る限り、放流魚のサイズは30〜35cmくらいがメインのようである。

実は今回、釣れる魚のサイズが1年前より一回り小さくなっているのが気になっていた。

しかし、昨今の物価高騰の影響で、発光路も値上がりしたことを考えると

安めの従来価格を維持してくれていることは大変ありがたいし、

魚が多少小さくなっても文句は言えない。





10:45〜11:04　9〜13匹目

養魚場がかなり近いのだろう。放流の効果は素直にすぐに現れた。

フォレストMIU2.2gのオレ金で4匹と、赤金で1匹を釣り上げる。

サイズはいずれも30〜35cm程度だが、ココの魚の引きの強さは完全にワンサイズ上のそれである。

リールを巻いても巻いても糸を引き出されるので、左手の前腕というのだろうか、

上腕じゃない方がめちゃめちゃ疲れた。






フォレスト(FOREST) ルアー ミュースタンダード 2.2g新色 No.04






11:31

放流効果も一段落したので、11時オープンのカフェ＆売店＆トイレに向かう。

よくよく考えたら7時からこの時間までずっとトイレに行ってなかったのだが、

頻尿の私としてはこれは驚くべき身体の変化である。

栃木の釣り人は驚くほどトイレに行かないが（爆）

私の生理現象も栃木管釣り仕様に変化してきたのだろうか。

ちなみに会社では1時間に1回くらいトイレに行っているw







トイレのついでに売店で、自身３つ目となるアルミんを追加購入し、

意気揚々と釣り場へ戻る。







11:41　14匹目

で、１投目でこれであるw

今日は何故かセニョールが効かないので、アルミんだけが頼みの綱となった。

緑とカラシ（カモフラ）を持っていたので、振り切った「赤」にしてみたが、

このチョイスが吉と出たようだ。







11:50

FSカフェでランチもいいのだが、おじさんはお金と釣る時間が惜しいので

いつものサンドウィッチで済ませる。

所要時間は約5分（爆）







11:57〜13:26　15〜17匹目

食後も開封ホヤホヤの赤のアルミんで良型をゲットできたが、

なかなかその後が続かない。

基本は表層に魚が溜まっているので、沖の表層狙いでウッサを投入してみたが、

これが狙い通りに1投目で釣れたのが印象深かった。

その後、2回くらい掛けたのだが、バラしてしまったのは要改善案件w




Rodiocraft(ロデオクラフト) ルアー USSA



この1匹はMIU2.8gで初めて釣れた気がするって、、、色々買い過ぎである（爆）







13:50

家の冷凍庫の赤身（発光路産w）もようやく食べきったところなので、

今日は持ち帰りをセーブしようと心に決めていた。

確か放流前に緑のアルミんで釣れた1匹が40cmほどあったので、

これだけをキープしていたのだが、少し早めに捌いておくことにした。



・・・というのも、である。

ここの魚はでっぷりと太っていて美味しそうなので上限10匹近くを

キープしている人が結構多いのである。

今日はお客も多く場所の移動が困難なほど。

しかし、捌き場はわずか２箇所しかなく、どう考えてもボトルネック

つまりは管釣り界の小仏トンネル確定なのである（爆）

更には、捌き場はファーストポンドから350mくらいは離れているので、

覗いてみて混んでるからまた来よう、と軽々しく出来ないのだ。

これは経営戦略なのかもしれないが、せっかくの美味しい魚を美味しく食べるには

生きているうちに血抜きや腹ワタ取りをするのがセオリーであり、

ココは是非とも改善して欲しい案件である。

更には売店で氷を100円で売ってもらえると尚良い（←あんた誰？（爆））





身の方は、若干薄い赤身であり、最近発光路で真っ赤な赤身が続いていたので、

やや拍子抜けの感もあった。

少量であるが抱卵個体だったことも影響しているのだろう。

しかし、上の写真を見ていただくとよくわかるが、ウロコが非常にしっかりしている印象を受けた。

同じニジマスとはいえ、林養魚場のそれは、やはり通常のニジマスとは一線を画すクオリティだ。








1匹だけなのですぐに捌き終えて、また釣り場へと戻る。

それにしても、この場内クオリティは圧巻である。

管釣り界の○ィズニーランドとも呼ばれる隙の無い（余計なものが目に付かない）

コンセプトは一体誰の発案なのだろうかw









14:27〜15:15　18〜22匹目

放流効果もすっかり落ち着いてしまったのだが、

「手を変え、品を変え」の作戦でまずまずのペースで釣り上げる。

ヒットルアーは上から、ウッサ、ザンムIDO、ダブルクラッチx2、アルミん、である。

サイズは大きくても35cmほどで、今日は一発大物には出会えず終了か、、、

と、観念しかかったその時である。











小雨がぱらつき出し、薄暗くなってきたので、試しにロブルアー・パンチのレッドグローを投入。

パンチはボトムルアーという括りではあるが、表層や中層でリフトアンドフォールさせても

釣れることが時々あるのだ。




ROB LURE(ロブルアー) ルアー パンチ(ボトム) 25mm 3.5g



そんな得意のパンチを投入すると、吸い込むようなバイトと共に強烈な引きが！



彼方に見えた魚体は・・・巨鯉のような様相で、完全なる大物とすぐにわかった。

その巨鯉は、右へ左へと強烈に走り、栃木の管釣りでは他の誰よりもキツ目に設定しているはずのドラグを

いとも簡単に引き出していく。

ラインはPE0.3号＋フロロリーダー1号

発光路の60を上げている実績もあるので、そこまで不安は無いのだが、

それにしてもこの引きの強烈さは、これまでに経験したことがないクラスである。



あまりに強烈な引きに「スレ」を疑ったが、私のパンチがしっかりと口の横に付いているではないか！

（パンチはデカイからよく見えた）



ファイトは恐らく1分以上は続き、ようやく観念して寄ってきた魚体。

発光路のヤシオであれば

「美味しそう」

という感情と共に絶対にバラしたくない、という欲が生まれるのだが、

この巨鯉を見た瞬間の気持ちは全く異なった。



うわっ、デカッ、きもっ！



この巨鯉は、鯉ではなくブラウンであり、あまりの異様な大きさから出てきた

素直な感情は、この通りであった（爆）



この時点で、この魚を持ち帰る気持ちは毛頭無くなり、欲が無い分うまくランディング出来たと思うw

私のネットは間口長さ41cmなのだが、この魚体は1.5倍くらいあったので60cmほどであろう。



プロックス(PROX) ラバーランディングネット
↑15型を使用






15:48　23匹目

見よ！この太さ（爆）







上永野で50cmほどのジャガーを釣ったことはあったが、60cmクラスになると

これまた全然別物である。

芦ノ湖じゃないが、思わずモンスターブラウンと呼びたくもなる面構え。







もうちょっと落ち着いてネットの上で横たわらせた写真でも撮ればよかったとも思うのだが、

こんなデカイ巨体が腹を上に向けてプカ〜っとなったらどうしよう、という恐怖心が勝り、

なるべくダメージを与えないように速やかにリリースした。

魚は元気に池の底へと潜っていったのでホッと一安心である。







パンチのフックは、ヴァンフックのSP-31Fに変更しているのだが、

これが何故か二つとも伸ばされていた。

口にはしっかりフッキングしていたのだが、途中で２本目が掛かったのだろうか？

逆に１本だけだと折れていたかもしれない・・・と思うほどの巨体であった。


ROB LURE(ロブルアー) ルアー パンチ(ボトム) 25mm 3.5g





16:45

自称wモンスターブラウンの後は、小１時間ほど粘ったが、すっかり反応が鈍くなり、

更には雨も結構降ってきたので、18時の営業終了まで待たずに切り上げることにした。

まあ、帰路の運転もあるので、無理は出来ない。



・・・というわけで、持ち帰りこそ1匹だけであったが、

久しぶりのフォレストスプリングス釣行は、なかなか充実した結果となった。

とにかく此処の魚の引きの強烈さは他に類が無く、特に最後のブラウンを釣った後は、

リールを巻く左手が疲労困憊で何も握れないほどであった。

腕の疲れは釣行満足度のバロメータとはうまく言ったもので（←誰も言ってないw）

その点ではかなりの満足度であったといえるだろう。

ここへは又、平日を絡めた連休時に再訪したいと思う。（やっぱりちょっと遠かった（爆））





（おしまい）





最後に時間別の釣果を載せておく（自己満足用w）

7時　3匹
8時　2匹
9時　3匹
（10:40放流）
10時　4匹
11時　3匹
12時　1匹
13時　1匹
14時　3匹
15時　3匹
16時　0匹
合計23匹

以上！

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↑意外に飛びます。意外に釣れますw