2018年3月3日（土）〜1泊　　ふもとっぱら


午前5時50分・・・小さな池のほとりは、既に「特別な日の出」を狙う男たちで溢れていた。



特別な日の出・・・ダイヤモンド富士は、何故、人をここまで惹き付けるのだろうか？

その理由は、ダイヤモンド富士の写真を見ただけでは伝わらないかもしれない。

数年前の私が、そうであったように。。。



しかし、その輝きに魅了された人は、またこのフィールドに戻ってくることになるのだ。

今の私が、そうであるように。。。

3月3日、午前8時・・・マックスバリュ河口湖店に到着。



よくよく考えたら、ひな祭りの日であったが

思わずソロキャンプに来てしまった放浪親子キャンパー（親）



それにしても、今日の富士山は、これまでで最高レベルの見え具合。

これは期待が膨らみます。











ゴニョゴニョと買い物を済ませて、午前9時にふもとっぱらへ。













まだまだ空いている場内でも、特に人気（ひとけ）の無い左側エリア。

その一番端で、設営を開始します。













・・・で、設営が終わりかけた10時半頃。

見慣れぬ車が、ソロソロと異常接近してくるではないですか。



確かに今日は誰かに会うかも？とは、思っていましたが、

現れたのは、想定外のさーちゃんママさん一家。

前回お会いしたのは、え〜と・・・去年6月のオワタでしたね。







せっかくですので、隣のスペースに張ってもらいます。

夫婦で仲良く、キャッキャ言いながら？設営中（笑）











そんな予期せぬ、うれしい再会もあり、2時間弱でようやく設営完了です。



お天気最高、気温も高く、とても薪ストーブは要りそうもありませんが、

まあ、薪ストシーズンもこれにて終了？ということで、しっかりインストールしました。
















ちなみにコチラは最寄りの水場。

よくよく見ると、場内左端にも水場はそこそこありました。

トイレは中央のトイレを使うしかありませんが、

水が近くで汲めるのも、なかなか便利なものです。



↓ふもとっぱら初心者の方はコチラのレポもご参考にどうぞ。












さてさて、お昼前には、さーちゃんママさんが発見した、古参ナチュブロガーのひじきさんも、

わざわざ挨拶に来て下さり、しばし談笑。

最近ナチュログ人口が減っている気がするので、生き残り組同士、自然とシンパシーを感じますね。（笑）



そんなこんなで、あっという間に昼食の時間となりました。



そこで取り出したるは・・・オリジナル・ナチュログヌードル（爆）

先日、カップヌードルミュージアムで作った一品です。













こちらは、自分で４種類の具をチョイス出来るんですよね〜。

でも、慎重派なので、無難なのを選んでしまいました。（汗）

・・・にしても、何だか市販のものより具が多い気がします。



そして、お湯を注いで待つこと3分・・・











ズルズル・・・（爆）

ナチュログヌードル（シーフード味）・・・めちゃうまでした。

具も、市販のより多かったと思います。











そんな寸劇？が終わった頃には、さーちゃんママさんのテントも、とっくに設営完了していましたね。

テントの素材こそ違いますが、珍しく、ローベンス幕の競演です。











さーちゃんママさんの幕は、ポリコットンのクロンダイク。

アスガルドのローベンス版といった感じでしょうか。

サイズ感的にもアスガルドの12.6（ぴのこさんの）と同じくらいに見えました。



驚いたのは、マトリョーシカ式のセンターポールの太いこと！

なかなか丈夫そうな幕でしたね。












さあ、お腹も満たされたので、場内の散策へ。。。



弱い風なのですが、なかなか止まず、逆さ富士撮れず。













いつも、お世話になってます・・・ポイントスコープカメラ













この下水溝を流れているのは、バナジウム天然水でしょうか？（爆）











と、見慣れた（笑）場内の散策を終え、自サイトへと戻りますと、、、











家族で凧揚げを楽しむ、さーちゃんママさん家の姿がそこにはありました。

何か、1ヶ月前にも似たような光景を目にしたような。。。











そして、結局お父さんが一番夢中になるのも、どこのご家族も同じですな。

さーちゃんママさんの旦那様・・・yoichiさん、糸全部使い切ってます。（爆）

この後、私も凧を借りて、少し遊ばせてもらいました。











幕内に戻り、自慢の透明窓からパシャリ。

いつもは後から来たキャンパーに、嫌がらせのように目の前に張られて、

悶々としていましたが（←フリーサイトあるある）

今回は凧揚げ効果で？目の前のスペースに誰も張らなかったので快適でした。











さて、今回の寝袋装備をご紹介しておきましょう。

ナンガ600DXとロゴスの封筒0度の二枚重ね＋中に薄い毛布も入れています。

やや過剰気味に見えますが、ちょうど快適温度でした。











そうこうするうちに、夕食の時間になりました。

今回の食材は、コチラ。

スキレットを使いたかったので、安い輸入牛のステーキを買ってみました。











そうそう、このステーキソース・・・個包装で常温保存可能。

マックスバリュ河口湖店で発見しました。

これは実にキャンプ向きですね〜。











薪ストーブにスキレットをセットし、調理を開始します。











予熱したスキレットの上で、塩こしょうした、まいたけ、そしてステーキ肉を焼いていきます。











ある程度焼けたら、ソースを絡めて出来上がり。

これは餃子と違って、焦げ付く心配が無いので楽ですね〜。











では、いただきま〜す♪










パクッ・・・固っ！（爆）

・・・こういうのが、ソロキャンプの楽しみです。（爆々）











・・・少しづつ日が長くなってきた、3月初旬。











曇り空ではありましたが、富士山の姿は一瞬も隠れること無く、

ふもとっぱらの場内に、キャンプナイトが訪れました。













風の無い穏やかな夜でしたので、久しぶりに焚き火を楽しみます。

話題の中心は、やはりブログ仲間のNamihei師匠とジャンボ・ジュウシン氏。（笑）



Namihei師匠と、性格が似ているオフラインさんとの合同薪ストキャンプは、

きっとお互いに共感しまくったに違いない・・・とか、

ジャンボ・ジュウシン氏は、人に薪ストを勧めるわりに、

今シーズン、自分では使ってないのではないか？・・・とか、



内輪ネタで大いに盛り上がった夜でした。（爆）











場内のお風呂が22時までだったので、21時半頃にお開きにし、

風呂上がりにも写真部？活動。

雲の後ろで、ほぼ満月のお月様がおぼろげに輝いていた夜でした。











試しに池へ行ってみると、完全無風で見事な鏡面逆さ富士が現れています。

これは新進気鋭の？インスタグラマーyoichiさんに教えねば！

ということで、急いで戻って、二人で三脚抱えて池のほとりへ。（笑）











・・・そして、翌朝。

朝５時で気温はマイナス3度程度と、かなり穏やかな気候となりました。










薪ストーブに火を入れつつ、ブルーアワーの富士に酔いしれます。















一通り、早朝の撮影を楽しんだ後は、7時の日の出まで時間があるので

朝食を摂ることにします。



朝食のメニューは・・・カップヌードルミュージアムシリーズ第2弾！（爆）

粉から捏ねて作った、手作りチキンラーメンです。











2月限定というハート形のチキンラーメン・・・おっさんソロキャンプには、

若干というか、大分、不釣り合いですが、、、

定番の生卵を載せて、お湯をかけ、3分待ちます。。。





めちゃくちゃ、うめぇ〜っ！！！

本当に久しぶり、たぶん20年以上ぶりに食べましたが、

チキンラーメンって、めちゃうまですね。

ただし、手作り効果とキャンプ効果で、300%増しの感想になっている可能性が高いですが。（爆）

（うまい割に、出来上がりの写真が無いのは・・・お察し下さい。（笑））









熱いチキンラーメンをすすりながら、幕内から外の様子を伺います。











・・・そして、午前7時過ぎ。

遂にその瞬間を迎えました。



裾野の両サイドに漏れ出る陽光の様が、1年前の記憶を思い起こさせます。













・・・山頂の、思っていたより真ん中に、

小さな、本当に小さなダイヤモンドが輝き始めました。














私はその輝きに吸い寄せられるかの様に、ふらふらと前へと歩み出します。。。











山頂に輝いていたダイヤモンド・・・確かにダイヤモンドのように見えていたのは、

ごくわずかな時間でした。



そのダイヤモンドは、みるみる強烈な陽光へと姿を変え、

ほんの数十秒のダイヤモンド富士劇場は、夢まぼろしの如く消え去ります。



そして、白く眩しい空だけが、我々の視界の前に広がりました。













昨夜から待ちかねていた瞬間が通り過ぎ、やや放心状態で

快晴無風のふもとっぱらを、ただただ眺めます。



高く昇った陽は、先ほどの出来事が現実だったと、静かに教えてくれました。。。











何だろう・・・気付けば、今朝は早くから相当に緊張していたようです。

ものすごい安堵感に包まれた私は、ようやく、ゆっくりとした朝のキャンプ時間に戻りました。



春の訪れを十分に感じさせる暖かな陽光が、フィールドを優しく照らし出した、

そんな日曜日の朝でした。。。







（おしまい）





※ご一緒して下さった、さーちゃんママさん家の皆様、ありがとうございました。