加賀フィッシングエリア 〜 左手で投げろっ!

昨年11月から停止していたイケス放流が復活した加賀FA
当然ながら水温がばっちり合っているイケスからの放流は即効性が高く、
放流後の爆釣れは、加賀の名物と言っていいだろう。
今回はイケス放流再開の加賀で爆釣りを楽しもうという魂胆であったが、
問題は30℃にも到達しようという初夏の気温である。
灼熱の加賀での平日釣行、果たして思惑通りに爆釣りを楽しめたのだろうか・・・?
6:00 スタートフィッシング
今日はひっさしぶりの平日釣行である。
やはり土日と平日の混み具合はまさに「雲泥の差」と言ってもよく、
場所も選び放題であった。
子供が小さいうちは土日休みの仕事でよかったのだが、
子供に相手にされなくなると平日休みの仕事の方がいいと思う今日この頃。
(↑釣りのことしか考えてないね(爆))

いつもはトイレ側で釣ることが多いのだが、今日は空いているのと魚のもじりが多く見えたので
トイレから遠い側に陣取ることとした。

6:15〜6:58 4匹
釣行開始からひととおりスプーンを投げてみるが、MIUに一度アタリがあった程度で
やはりスプーンではなかなか釣れそうもない。
そこで、いきなり禁断のチートルアー・セニョールを投入すると、早速その効果が現れた。
ブルブルッ!

やはり朝一、魚が釣れるか釣れないかを判断するのにパイロットルアー?のセニョールは欠かせないw
逆にこれ、セニョールで釣れないとどうするんだろうね〜。
あとはダブルクラッチとパンチを投げても釣れなければ、ほぼほぼゲームオーバーとなる(爆)
ZacT craft(ザクトクラフト) ルアー セニョールトルネード 100mm 1.7g
7:45〜7:54 5匹
・・・で、そのゲームオーバー

禁断のルアーをまたまた投入した。
今度はセニョール以上の禁断ルアー・・・フェザーのアラベスクである。
ここ、加賀FAは私の解釈が間違っていなければ、非常に珍しい「フェザーOK」の管理釣り場だ。

しかし、やはりフェザー、特にアラベスクというのは、飲み込まれるリスクが高く、
サイトフィッシングで使った方が無難であった。
アタリがわからずとも魚がルアーを飲み込んでしまうため、
2回ほどプライヤーでフックを外すハメになってしまった。
ROB LURE(ロブルアー) ルアー アラベスク 0.9g
8:17〜8:26 2匹
私の中でのセニョールに並ぶチートルアー・・・ダブルクラッチも当然ながら投入してみる。
ダブルクラッチは45F1と60F1を持っているが、
やはり飛距離が欲しくなるので60F1をよく使うことになる
・・・が、60F1とて大して飛ぶルアーではない。
このあたりが如何にもHMKL監修といったところで、どうもバス釣りの時代から泉和摩氏の作るルアーは
素人にはまともにキャスト出来ないものが多い(・・・玄人向きということか)

ダイワ(DAIWA) エリア トラウト プレッソ ダブルクラッチ 60F1 tuned by HMKL
8:45 イケス放流(午前の部)
放流前に、あの手この手で11匹を釣り上げていたが、
放流となれば目の色が変わるのは当然であるwww
もちろんボート前向き漕ぎも健在で、慣れた手つきでタモいっぱいにすくった魚を
ぶちまけること6回以上だっただろうか。
平日なのにずいぶんと放流するものである。


8:47〜9:05 6匹 その後11:02までで3匹
放流効果は予想通りすぐに現れた。
しかもラッキーだったことに、特に放流魚がこちら側へ回ってきたようで、
最初の20分ほどで6匹を MIU2.2gのオレ金 で釣ることができた。
その後、放流効果は落ち着いてしまったが、PAL3.8の地味色をキャスト後10秒カウントし
そのままゆっくり引いてくる戦法がヒットし2匹追加。
最後の1匹はデカミッツドライをキャスト後にガボッとなって珍しく釣れたw

フォレスト(FOREST) ルアー パル スプーン
11:44 ランチのち悶絶予報(爆)
放流こそ楽しめたのだが、徐々に気温が上昇し、
魚も人間もタフコンデジションへと突入してしまった。
ひとまず「大悶絶」の予兆を感じながらの早めのランチタイム・・・

小島の状態を見ると、水位は前回の満水宣言時よりまた20cmほど減水したように見える。
そういえば、ランチ前にトイレ側の空いていたスペースに場所を移動してみた。
平日だと場所の移動もそこそこ出来るのがいいところだ。

ニャー♪
お馴染みの猫ちゃんが偵察にやってきたようだ。
というか何か食べてると近寄ってくるだけであるw

12:00〜12:16 3匹
場所を変わった効果で、ひとまず3匹・・・
セニョール、ダブルクラッチ、パンチ、と思いつく手を全部使った結果である。
大体こういう単発で終わる時は、後に苦戦することが多い(爆)

ROB LURE(ロブルアー) ルアー パンチ(ボトム) 25mm 3.5g
12:54 午後の放流が悪夢の始まり
さて、、、ここからが大問題であった。
午後の放流は、午前の部より明らかに量も少なく、
タモ網4杯ぶんくらいだったように見えた。

とはいえ、即効性のあるイケス放流であるから、徐々に周囲も釣れ出していた。
爆発的な印象はなかったが、それでも1人2匹くらいは平均すると釣れているように見えたのだ。
だがしかし!
なぜか私だけ取り残される(爆)
そういえば、数年前の冬に初めて管釣り、そうココ加賀に来た時も、
周り爆釣れ、ワシ悶絶
という状況に陥ったことはあったが、今はそれとは違うのである。
放流魚を釣る術も知ってるし、ルアーもしこたま持っているw
2.2gのオレ金MIUでは届かないのか?と、PAL3.8gのオレ金を遠投したりしてみるも
もうほんと完全にカヤの外なのである。
まあ、長い人生そういう日もあるということだ。
14:43 24匹目
結局、灼熱の炎天下で、放流から2時間ほどの悶絶タイムをたっぷり味わい、
ようやく釣れた魚がこちらである。
しかし、暑いうえに釣れないというのは、ほぼ拷問レベルでありw
もう管釣りやめようかな・・・なんていう考えが頭の中をよぎるほどほどであった(爆)

この日の加賀の水質は悪からず、良からず、といった感じで、
朝一はそこそこクリアに見えたが、途中濁りを感じる場面もあった。
また1号池の最上流の流れ込みは枯れているようで、そこはかなり水が悪くなっていた。


15:34 またまた場所移動・・・からのようやく復調
今日は空いているので、いつもは常連軍団が陣取っているトイレの対岸あたりへ行ってみた。
場所を変えると、見える景色も随分異なり、ここはなかなか眺めが良い。

15:36 25匹目
ブルブルッ!
やはり場所を変えてセニョールを投げると大抵は釣れるものであり、
ここも例外ではなかった。

16:24 26匹目
沖の表層に無防備な魚が大量に見えているのだが、
なかなか並のルアーでは届かせることが出来ない。
そこで、私の中での最長飛距離ルアーPAL3.8gのグローカラーを遠投し、
竿を掲げて表層をリトリーブする戦法でゲットした1匹。
この前にもアタリが何度もあっただけに、これは嬉しい1匹であった。

フォレスト(FOREST) ルアー パル3.8g 25 グリーンGLOW スプーン
左手で投げろっ!
さて、日もようやく傾き始め、灼熱地獄は通り過ぎた感があった。
沖の表層には、大量の無防備フィッシュが群れており、
上手い人は連チャンペースで釣れているようである。
私もPAL3.8gで対抗するが、惜しいアタリは多いものの、
ただ魚体にルアーが当たっているだけなのか、なかなか2匹目がかからない。
釣れている人を見ると、小型のプラグのようなものを
25mないしは30mに迫る距離を投げているのだろうか。
エリアトラウトにおいて、飛距離の差は釣果の差に繋がるケースが多いのだが、
特にココ、加賀FAにおいては、その傾向が相当に顕著である。
というか、ほぼ飛距離で決まるといっても過言ではないw
沖の表層・・・といえば、youtubeでロデオクラフトの松本氏がウッサと言っていた記憶があり、
その広告戦略に乗せられ、所持する唯一の ウッサS をキャストしてみる。
カラーは購入履歴から「2014ノブカラー」のようだが、またすぐ忘れるだろう(爆)

ウッサSは、小粒ながら2.7gあり、一般的には「飛ぶルアー」なのだと思う。
しかし残念ながら私はキャスティングが下手で、上手い人ほどの飛距離が出せないのである。
飛ばない理由は簡単・・・思いっきり力を入れて投げると
かなりの確率でリリースのタイミングが遅れ、水面にルアーを叩きつけるからである(爆)
そのため、本気で思いっきり投げられないのだ。
PAL3.8gは、使用しているロッドの適正荷重的にも限界の重さであり、
それほど力を入れなくても結構飛んでいってくれる。
しかしウッサはそうはいかない。
いつもであれば、ここでPAL3.8gに逃げるところであるが、
この日の私は何かが違ったのだろうか?
なんとかウッサSを沖に到達させたい気持ちが強く芽生えていた。
そこで降りてきたのが冒頭の言葉である。
左手で投げろっ!(爆)
どうも私のキャストが下手なのは、下記の相反する動作を同居させるのが苦手なためである、
と以前から薄々気付いていた。
・ロッドを強く素早く振るために、強く握りつつ
・リリースの瞬間に人差し指だけを開く
栃木の管釣りアングラーを見ていると、
「片手でもビュンビュンロッドを振り回し、リリースのタイミングは極めて正確」
という人がめちゃめちゃ多いので、自分は何か手の身体構造上に問題があるのか、
リズム感が著しく欠如しているためにこの動作が出来ないのか、
どちらかのような気もするが、それを補う方法を遂に見つけてしまったのだ

まずキャストは右手だけでなく、左手もグリップエンドに添える。
いや、添えるだけなら以前から試していたのだが、
むしろ右手を添えて、左手がメインのつもりくらいでしっかりグリップエンドを握る。
次に、ロッドを後方に振り、竿のしなりを生み出すわけだが、
これを右手メインではなく、左手メインで行う。
つまり右手を支点として、左手を前方に押し出すことにより、
ロッド先端は後方へ強力なタメを作る動きをする。
最後のリリースはその逆で、左手を後方へ引き、右手はサブで添える程度。
といっても感覚的な話なので、実際は50:50くらい力を出しているかもしれない。
今書いていて思ったのだが、空手の突きは突く方の手より
反対側の引き手を強く意識することがポイントのようだが、その考えに似ているかもしれない。
この方法でキャストをすると、不思議とリリースタイミングもばっちりで
尚且つロッドからは例のビュンビュン音が鳴り、
飛距離も使用タックルの限界値を引き出させているように感じた。
恐らく、左手メインと意識することで、右手の余計な力みが消えたことと、
更にはロッドのタメが十分で、適正リリース時間がコンマ数秒増えたため、
タイミングも合いやすくなったのではないかと思われる。
まあ、ダラダラと書いてしまったが、これは読んだ人に伝わる云々より、
自分への備忘録として書いているのでご容赦いただきたいwww
ちなみに自身の使用リール・・・15レブロス2004H-DH(ダブルハンドル)
の重量が255gと重いことも、シングルハンドでキャストしにくい原因なのかもしれない。
17:05〜17:48 27〜29匹目
・・・ということで、ようやく思いっきり遠投出来る術を身に付け、
ひたすらと沖へウッサをロングキャストしての釣果がこちらである。
他にも乗らなかったケースも多々あり、
ウッサって少しノリにくいと今更気付いた・・・2022年初夏の夕暮れ(爆)

Rodiocraft(ロデオクラフト) ルアー USSA
この頃には場内もかなり空いていたので、
同じキャスト方法でPAL3.8gやMIU2.2gなどを遠投してみたが、
どれもこれまで以上にぶん投げることが出来るようになっていた。
後は、この感覚を次回忘れていないことを祈るだけであるw
ちなみにこれまで垂らしの短いキャストが苦手であったが、
このキャスト方法ではむしろ垂らしを短くした方がうまくいくようだった。
残る心配の種は、両サイド至近距離に釣り人が居るケースで、
果たして同じように力一杯ロッドを振れるかが問題で、
これは野球のイップスのように精神的な面がモロに作用するので、
期待と不安半々で次回釣行に臨みたいと思う。
ということで、これまでのどの釣行よりも、キャスト改善に真剣に取り組んだ今回の加賀。
広大な加賀ならではの気付きがあったということで、
やはり釣りというのは経験値が大きなウェイトを占める、ということを改めて実感した次第である。
本日は午後放流後の悶絶と暑さで苦行とも云えるような釣行であったが、
得られたものも大きかった・・・と思いたいw


・・・こうして、18:00 ストップフィッシング
(おしまい)
<時間別釣果>
6時 4匹
7時 5匹
8時 7匹
9時 3匹
10時 - - -
11時 1匹
12時 3匹
13時 - - -
14時 1匹
15時 1匹
16時 1匹
17時 3匹
合計29匹
ダイワ(DAIWA) スピニングリール 21 カルディアLT (2021年モデル)
↑たったの175g!いつか買う!(爆)
加賀フィッシングエリア 〜 駐車場3列目のトラップ www
加賀フィッシングエリア 〜 満水の加賀でチートルアーが炸裂w
加賀フィッシングエリア 〜 回遊する鱒と悶絶する私
加賀フィッシングエリア 〜 苦戦のサクラマス放流回
加賀フィッシングエリア 〜 管釣りガラパゴス城を陥落せよ!
加賀フィッシングエリア 〜 Field of FOREST PAL3.8g
加賀フィッシングエリア 〜 管釣り洗礼デビューの地にリベンジ?
加賀フィッシングエリア対策ルアー・・・のつもり
加賀フィッシングエリアで、管理釣り場の厳しさを知るシリーズ
北関東管理釣り場「撃沈」シリーズ 〜 加賀フィッシングエリア(栃木県佐野市)
加賀フィッシングエリア 〜 満水の加賀でチートルアーが炸裂w
加賀フィッシングエリア 〜 回遊する鱒と悶絶する私
加賀フィッシングエリア 〜 苦戦のサクラマス放流回
加賀フィッシングエリア 〜 管釣りガラパゴス城を陥落せよ!
加賀フィッシングエリア 〜 Field of FOREST PAL3.8g
加賀フィッシングエリア 〜 管釣り洗礼デビューの地にリベンジ?
加賀フィッシングエリア対策ルアー・・・のつもり
加賀フィッシングエリアで、管理釣り場の厳しさを知るシリーズ
北関東管理釣り場「撃沈」シリーズ 〜 加賀フィッシングエリア(栃木県佐野市)
コメント
何か剣道みたいな感じですか?
ちょっと素人にはわからんかったです(笑)
この時期だからですかね。
全部の魚がヒレピンでぐいぐい引きそうですね。
栃木でこれだけ釣れれば十分では?
(満足レベルが上がっちゃってます?)
ちょっと素人にはわからんかったです(笑)
この時期だからですかね。
全部の魚がヒレピンでぐいぐい引きそうですね。
栃木でこれだけ釣れれば十分では?
(満足レベルが上がっちゃってます?)
ジュウシンさん
おはようございます
剣道も、素早く振るコツがあるのでしょうね〜
たぶんそれですw
ここの魚は道志のヤマメより胸びれが立派だったりします(爆)
満足レベルはそりゃ上がっちゃいますよ〜
管釣りと自然釣りの違いは、比較対象者が居るか居ないかで、
要は半分周りを見ながら釣っちゃってるのかもしれませんね・・・
おはようございます
剣道も、素早く振るコツがあるのでしょうね〜
たぶんそれですw
ここの魚は道志のヤマメより胸びれが立派だったりします(爆)
満足レベルはそりゃ上がっちゃいますよ〜
管釣りと自然釣りの違いは、比較対象者が居るか居ないかで、
要は半分周りを見ながら釣っちゃってるのかもしれませんね・・・
こんにちは~
凄いな、30匹ちかいじゃないですかw
もう管釣りベテランですなぁ
セニョール禁止にならないかな(笑)
凄いな、30匹ちかいじゃないですかw
もう管釣りベテランですなぁ
セニョール禁止にならないかな(笑)
taku-cさん
こんばんは〜
凄くないですよ
上手い人は100匹釣るんですよ(爆)
もうこの暑さでは管釣りもお手上げですね
熱中症になりかねないw
セニョールは禁止になりませんよ
こんばんは〜
凄くないですよ
上手い人は100匹釣るんですよ(爆)
もうこの暑さでは管釣りもお手上げですね
熱中症になりかねないw
セニョールは禁止になりませんよ